概要
タイトーより発売された、英雄コナン似の鋼の肉体を持つ蛮人の戦士「ラスタン」を主人公としたゲームシリーズ。以下のシリーズが存在する。
ラスタンサーガ
1987年に発売された業務用アクションゲーム。日本以外では単に『RASTAN』の名前でリリースされている。
操作は4方向レバー、攻撃ボタン、ジャンプボタン。ライフ&残機制で全6ステージ。
日本では1988年にMSX2、1991年にゲームギアに移植、2005年にプレイステーション2用『タイトーメモリーズ 上巻』、2006年にプレイステーションポータブル用『タイトーメモリーズ ポケット』に収録されている。
対して北米では1988年にセガ・マスターシステム、1990年にアップル2 GS、IBM PCに、ヨーロッパではZXスペクトラム、アムストラッドCPC、コモドール64に移植され、販売エリア間で互換する機種がないという珍しいことになっている。
関連動画
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ラスタンサーガ2
1988年に発売された業務用アクションゲーム。時系列的には前作より前であり、ラスタンの称号を得る以前の話となる。
ヨーロッパでは『NASTAR』、北米では『NASTAR WARRIOR』の名前でリリースされている。
操作は8方向レバー、攻撃ボタン、ジャンプボタン。ライフ&残機制で全5+1ステージ。
今回より2人同時プレイが可能で、最終ボスを倒した時点で両プレイヤー共に生存していた場合、プレイヤー同士で争い、勝敗がつくとエンディングとなる。
日本では1990年にPCエンジンとメガドライブに移植され、北米でもそれぞれの海外版「TurboGrafx-16」、「セガジェネシス」でリリースされている(移植版のタイトルは日本と同じ)。
また日本では2005年にプレイステーション2用『タイトーメモリーズ 下巻』に収録され、2009年にWii用バーチャルコンソールでPCエンジン版がリリースされている。
プレイ動画
ウォリアーブレード
1992年に販売された、2画面筐体専用の業務用ベルトスクロールアクションアーケードゲーム。副題に『RASTAN SAGA EPISODE Ⅲ』とあるように、正統なるラスタンシリーズ第3弾である。
2007年、プレイステーション2用『タイトーメモリーズ2 下巻』に収録されている。
(詳細は当該記事へ)
ウォーリアーブレイド ラスタンvsバーバリアン編
2002年に北米で発売された、原題を『BARBARIAN』とするプレイステーション2用3D対戦格闘ゲーム。
2003年にヨーロッパと日本でも発売され、見出しの表題は日本のみのタイトル。
開発はフランスの「タイタスソフトウェア」(2005年に倒産)で、販売はアメリカのサファイア(Saffire)株式会社(2007年に倒産)。
北米版の主人公名は「ダガン」とあり、容姿も似ていないことから、本来ラスタンとは無関係であったものをラスタン名義に変更してタイトーが日本で発売したものと思われる。
北米と日本ではゲームキューブ版も発売されたがヨーロッパ版は販売中止。その代わりにヨーロッパのみXbox版が発売されている。ゲームボーイアドバンス版の発売予定もあったらしいが中止になっている。