図鑑データ
「Guten Tag. 私は駆逐艦マックス・シュルツよ。マックス…でもいいけど。よろしく。」
概要か……了解。
姉妹艦のZ1(レーベレヒト・マース)同様、2014年3月14日のアップデートで実装された海外艦の一人。
Z1が任務報酬で入手できるのに対し、こちらは現時点では通常建造でのみ入手可能。
Z1を秘書艦にして、所謂「レア駆逐艦レシピ(250/30/200/30)」等で建造することが出来る。
逆にZ3を秘書艦にして上記レシピを回すと逆にZ1を建造することも可能で、その場合の建造時間も同じ24分である。
なおBismarckを秘書艦に持ってきた場合、前述の2隻を建造できるかは不明。
Z1同様、改造前から装備スロットを三つ備えており、装備の幅を広く取ることが出来るのが特徴。
対潜値も高めだが、やはりZ1と同じく史実で友軍機の誤爆が原因で戦没しているためか、運の数値は低い。
2014年3月28日のアップデートでZ1同様Zwei(改二)が実装された。
容姿の本当の力を見せよう。抜錨する!
Z1と同じ軍艦色のワンピースタイプの制服と水兵帽を着用し、髪は赤毛のショートボブで、眼は赤みを帯びた茶褐色。下も詰襟の白いシャツで共通している。
艤装や服装でZ1との大きな差異はなく、水兵帽に“Z3”と艦の形式番号が入っている。
色合いが淡いZ1と比べると、目つきの涼しさもあって幾分力強い印象を受ける。
また小銃型砲塔構えたZ1に対し、背筋を伸ばした姿勢のため控え目な胸部装甲がちゃんと主張している。
中破時はZ1以上に豪快に破損し、制服の裾が破けてシャツで必死に隠そうとしている。
良く見ると右脚の付け根あたりに白い横筋が……
また2016/8/6に、フカミネ氏から暑中見舞いと3周年記念を兼ねたイラストが公式に寄与され、Z“3”と“3”
周年を掛けてイラストのモデルに抜擢された。
そこでセーラー風白ビキニが眩しいマックスの艶姿が公開された!
機銃型の単装砲と魚雷の入った皮鞄を下げ、帽子も白で、白と青の縞模様の大きいリボンを付けている。
相変わらず控えめな胸部装甲だが、それが却ってマックスのスラリとしたしなやかな体つきを引き立てており、愛らしくも色っぽい独特の魅力を醸している。
さすがフミカネ御大、見事な仕事ぶりで御座います。
更に2016/8/19に、オンメンテで水着modeとして実装。
左肩にクーラーボックスと、その中で冷やした瓶ビールが追加されいている。
中破絵ではなんと深海棲艦らしき謎生物の触手に水着を取られてしまう。
このクリーチャー、フミカネ氏いわく「深海忌雷(不発)」とのことだが、一部のフェチを抱える提督がさっそく反応している。ゲシュタポさんこっちです。
どうしたの……性格?
『艦これ』の他の艦娘に例えるならば不知火に近いクール堅物系。一部では「ドイツ版不知火」とも言われているが、こちらは不知火のような凄みはなく、何事においても「ふぅん…」と受け流す飄々とした雰囲気を漂わせている。ただ何度もこの「ふぅん」という口癖を聞いていると、その中にも微妙なニュアンスの違いが見えるので中々面白言い。特にMVPを獲ったときが分かりやすいだろう。
何事にもクールで淡白な反応しか返さず、物怖じしない質。轟沈ボイスからもかなりストイックな性格の様子。
ただし気遣いと気配りはちゃんと出来る方で、時報でも甲斐甲斐しく秘書艦の仕事をこなしてくれる。
放置ボイスでも何かやることはないかと聞いてくるなど、意外と世話焼きなところもある。
提督とは可もなく不可もなくと言った関係で同僚以外の何物でもないが、持ち前の甲斐甲斐しい性格からか、悪くは思っていない様子。
性能を捕捉、解説開始
装備、性能共にZ1と同等。
Lv30で改、Lv70でZweiとなるのも同じである。
ただしZweiの初期装備に「3.8cmFlaK M42」(火力+1,対空+8,命中+1)という高性能対空機銃を引っ提げてくる。Z1 Zweiの「2cm四連装FlaK 38」の上位互換に当たるので、入手できたのなら大切にロックを掛けておこう。
少し大掛かりな関連イラストに入るわ。Bis bald.
関連タグを確認しましょう。
ゲルマン艦娘:レーベレヒト・マース ビスマルク プリンツ・オイゲン U-511/呂500 グラーフ・ツェッペリン
史実
艦名の由来は第一次世界大戦中にドイツ海軍の水雷艇「V69」の艇長を勤め、イギリス海軍による攻撃を受け艦が大破した際に死亡したマックス・シュルツ少佐にちなむ。
このシュルツ艇長は、1番艦の艦名の由来となったレーベレヒト・マース少将の下で働いたことがある人物でもある。
ドイチェヴェルケのキール造船所にて、1935年1月2日起工。1937年4月8日就役。
1939年8月27日、バルト海で水雷艇ティーガーに衝突し、ティーガーは沈没してしまう。
ティーガーでは2人が死亡したが、マックス・シュルツでは死者は生じなかった。
この事故で艦首を損傷したマックス・シュルツは1939年9月末まで修理に要し、第二次世界大戦開戦に出遅れてしまった。
10月、ノルウェー南岸沖へ出撃する戦艦シャルンホルストなどに同行。
10月28日、悪天候の中を出撃中のマックス・シュルツの第一缶室でタービンが破裂し、一時的に操艦不能となってしまう。
更に機関室にも浸水し、缶室に海水が入り水蒸気が爆発、これにより缶を直そうとした機関士の1人が死亡。
更に更に浸水は悪化、配電盤・発電機がショートし、電話不通と負の連鎖を起こしてしまう。
更に更に更に第一缶室の爆発の影響で給水ポンプが故障し、第二缶室の缶も使用不能、第三缶室の缶も使用困難となり、ノルウェー沖の荒波の中で全機関停止という危機に陥ってしまった。
波の影響で自軍が敷設した機雷原に向かってしまい、発電機故障のせいで錨も降ろせないので艦を止めることができないという絶望的な状況だったが、奇跡的に第三缶室の缶が1基復活し、何とか17ノットを発揮可能になり、帰投後キールにて修理を行った。
1940年2月22日ヴィーキンガー作戦に参加するが、レーベレヒト・マース同様作戦中に友軍機に誤爆され、回避行動中にイギリス海軍が敷設した機雷に接触、轟沈。
乗員308名全員が死亡した。