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KAIJUの編集履歴

2018-04-18 15:55:31 バージョン

KAIJU

かいじゅう

「怪獣」のローマ字表記。ここではパシフィック・リムにおける敵対生物「怪獣(KAIJU)」について述べる

概要

太平洋の海底にできた次元の裂け目から突如現れた巨大生物。世界共通でKAIJUと呼ばれる。

KAIJU

姿かたちや能力は多種多様で、一種につき一体ずつしかいない場合も多いが、プロトタイプ的な体型や量産種もいる。共通しているのは《KAIJU BLUE(怪獣ブルー)》と呼ばれる青色の血液が流れていることと、姿かたちが全く違うにも関わらずDNAは同一なこと、そしてなぜか人口密集地ばかりを狙ってくることである。 多腕多脚・カタツムリやシュモクザメを思わせる複眼など、昆虫やエイリアン的な特徴を備えている。

  • 昆虫は、そのまんま巨大化できたら最強の存在になると言われている。

通常兵器はほとんど効果がなく、初期に出現した弱い怪獣でも核兵器を3発撃ち込んでやっと倒したというレベルの驚異的な耐久力を誇る。しかも、シリコンの体なので非常に軽い体重をしていて、自重による崩壊もしない。それなのに、海中だけでなく、陸上や空中から宇宙まで行動可能なメチャメチャな身体能力である。

また怪獣ブルーはアンモニアを主成分とする猛毒であり、人間が摂取するとものの数分で青い吐しゃ物を吐き散らして絶命する。怪獣が死ぬと大量に流出して広範囲を汚染するため、その地域は人間が住めなくなってしまう。 大量の糞を垂れ流しもする。

これら二つの環境汚染から人類生存圏を守るため、イェーガーが開発された。

情報を共有する能力があり、イェーガーと戦えば戦うほど、次からはより強く、イエーガーの弱点に精通した怪獣が現れる。さらに当初は半年に1体のペースだったのが、3ヶ月に1体、1月に1体、1週間に1体と出現頻度が上がり続けている。

強さと大きさから「セリザワスケール」を用いた《カテゴリー》でランク付けされており、数字が大きいほど強い。カテゴリー3が最強だった時期は人類が優勢だったが、新しい能力を持ったカテゴリー4が現れ始めてから、人類は滅亡の瀬戸際に追いやられている。体のサイズとスケールは比例しない。

  • セリザワスケールの由来は、竜巻の測定方法である「フジタスケール」と初代ゴジラキラーの芹沢博士から。

形状として多い、というか雛型の一つと思われるのは、4腕または6腕で、2本ずつが融合して巨大な一組の腕を形成している事である。上腕に「隙間」があるのはそのため。体重は4桁t とゴジラシリーズウルトラマンの怪獣に比べれば軽いが、これはシリコンやケイ素で身体が構成されているから。

  • 「怪獣の体重」を科学的に考察・設定した作品はこれが初なので、「ゴジラ vs ガメラ」なんかをやる時には、これに近い数字になるのではないだろうか(丁度、両シリーズの怪獣の体重を足して割った平均値に近い)。
  • ゴジラの原点ともされる『原子怪獣現わる』のリドサウルスが、やはり簡単に攻撃できない存在としていたが、リドサウルスの設定がKAIJUに活かされたのかは不明。

なお、これらの怪獣は「体高」でしか大きさが表されていないため、これを「全長」と勘違いするファンが世界中に多いが、実際はあくまで体高なため、ゴジラシリーズやガメラシリーズなどの怪獣たちよりも巨大である。また、劇中での描写から推測される驚異的な運動能力と知能から、日本の特撮界でも十分に通用するポテンシャルを秘めた強者ぞろいなのである。


ネタバレになるが、これらの怪獣達は「兵器」であると同時に「環境変定装置」的な用途があるため、日本の怪獣の様に破壊的な飛び道具などは装備していない (用途に合わず、余計なエネルギーや資源などが必要になるため)。理論上は、怪獣ブルーを意図的に撒き散らせれば飛び道具の代用になるのかもしれない。怪獣ブルーにも、環境変定的な用途がある。

その他

ゲーム版ではバッチリ必殺技を使うし、体の発光はディズニー映画の『アトランティス 失われた帝国』にて見るような紋様になる。


ある携帯ゲームでは、それぞれのさらに上位形態が登場する(参照)。

主なKAIJU

パシフィック・リム

名称カテゴリー説明
尖兵怪獣「アックスヘッド」不明(恐らく1)初めて出現した怪獣で、斧のような鶏冠が特徴。冒頭でゴールデン・ゲート・ブリッジを破壊しているのがこいつである。核兵器を用いることでようやく仕留められた。
怪獣寺院「レッコナー」不明2016年に香港を襲ったという事以外は不明。死骸はそのまま放置され、骨の周りは大量のバラックが建ち並ぶスラム街となっており第二の九龍城の様相を呈している他、頭骨は怪獣を信仰するカルト宗教の寺院になっている。
甲殻怪獣「オニババ2オニババ
巨漢怪獣「ヤマアラシ32017年にロングビーチを襲い、ジプシー・デンジャーに撃破された事以外は不明。ニュートン・ガイズラーが左腕にこの怪獣のタトゥーを入れている。ニュートン曰く「体重2500トンあるナイスなヤツ」。
衝角怪獣「ナイフヘッド」3ナイフヘッド
破城怪獣「ブレードヘッド」4ブレードヘッド
電磁波暴獣「レザーバック」4レザーバック
凶悪翼獣「オオタチ4オオタチ(怪獣)
巨顎海獣「ライジュウ4首の周りに開閉するヒレがついており、それで頭部を保護している。その名の通り、素早さと顎(ヒレ)の咬合力が非常に強く、噛み付き攻撃の威力は絶大。
突貫角獣「スカナー」4カテゴリー4では最大級の134メートル。高速で泳ぎ、頭部に生えた巨大な2本角で相手を刺し貫く。
大魔獣帝「スラターン」5スラターン

パシフィック・リム:アップライジング

名称カテゴリー説明
インサレクター不明頭部に巨大な三日月状の角をもつKAIJU。白昼のサンタモニカに出現し、ストライカー・エウレカとハイドラ・コリンスィアンにより撃破される。出現は2022年と本作より過去であり、作中人物の回想という形での登場。
ライジン5ライジン
ハクジャ46本の脚をもち、下顎には牙のように鋭く伸びた突起がある。地中を潜り移動することが可能。
シュライクソーン4身体の随所に鋭いトゲを生やしており、二又に別れた尾の先端のトゲは飛び道具にもなる。
メガ・カイジュウ?本作が初登場となるカテゴリー不明のKAIJU。上記3体のある行動によって誕生する。日本の媒体ではカテゴリー6とされている。


映画に登場していない怪獣にも特徴的な存在がいる(参照)。


余談

当初のプロットでは、より多数のカテゴリー5のKaijuが登場する他、より恐竜やドラゴンのような姿の敵も多かった。コミックス版でも特徴的な見た目の怪獣たちが登場した()。また、スカナーもカテゴリー5だった(参照)。


関連動画

(2017年版のゴジラの大きさが318m以上に修正される可能性がある)

関連タグ

パシフィック・リム 怪獣 化け物 巨大生物 生物兵器

ゴジラ2016・怪生物・プライマー (『地球防衛軍』シリーズ)…Kaiju の影響が見られる例










正体(ネタバレ注意!)

異世界に存在する知的生命体「プリカーサー」が生み出した生物兵器


「ブリカーサー」はあらゆる星の資源を食いつぶしては棄てるを繰り返して発展してきた。彼らはかつて恐竜時代の地球にやってきたが、環境に適応できなかったため断念。そして幾数万年の時を経て人間の手によって大気が汚染されて住みやすくなったのを見計らって怪獣を生産し、送り込んだのである。


DNAが同一なのはクローン培養という方法で「量産」されているからであり、怪獣ブルーが猛毒なのもそれで大気や土壌を汚染することによって地球をプリカーサー達により適した環境へと「改良」するため。


彼らの世界「アンティヴァース」には量産された怪獣の幼体が大量に用意されており、未だ本格的な侵攻には至っていない。

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