その馬は、10度の敗北を超えて血統を証明した。
敗れても、敗れても、敗れても、絶対に首を下げなかった。
緑のメンコ、不屈の塊。その馬の名は、「キングヘイロー」。
次の伝説をみよ、高松宮記念。
2012年JRA CM「高松宮記念」編より
※当馬をモデルとするウマ娘については、キングヘイロー(ウマ娘)を参照。
概要
馬主は浅川吉男 。栗東坂口正大厩舎。
※馬齢は数え表記
超良血馬として入厩前から注目され、デビューから3連勝で東京スポーツ杯3歳ステークスを制し、クラシック戦線の主役と目される。
しかし、弥生賞3着、皐月賞2着、日本ダービーではセイウンスカイを抑えてハイペースでレースを引っ張るが失速し14着。長距離では折り合いを欠き菊花賞5着、有馬記念6着で4歳シーズンを終える。
1999年は柴田善臣騎手に乗り替わり、東京新聞杯、中山記念と重賞2連勝するが安田記念11着、宝塚記念8着、毎日王冠5着、天皇賞・秋7着。短距離に路線変更しマイルチャンピオンシップ2着、スプリンターズステークス3着。
2000年はフェブラリーステークスから始動。初ダートながら1番人気に推されるが、後方ママで13着。
高松宮記念は4番人気も、福永祐一騎乗のディヴァインライトをクビ差抑えて1着。初のG1制覇。
京王杯スプリングカップ11着、安田記念では日本馬最先着の3着。
秋はスプリンターズステークス7着、スワンステークス12着、マイルチャンピオンシップ7着、有馬記念4着。
2001年シーズンから種牡馬。
カワカミプリンセスが優駿牝馬と秋華賞を、ローレルゲレイロが高松宮記念とスプリンターズステークスを制している。