マダガスカル(映画)
えいがのまだがすかる
概要
ニューヨークの動物園から逃げ出した4頭の動物たちが繰り広げるコメディアニメである。「脈絡のないハチャメチャさ」がコンセプトアイディアの一つである。
2008年に続編『マダガスカル2』、2012年に『マダガスカル3』、2014年にスピンオフの『ペンギンズ FROM マダガスカル ザ・ムービー』が製作された。
タイトルとは裏腹に、劇場公開作品だと2作目の前半以降はマダガスカルとほとんど関係ない土地に行くことになる。
ストーリー
ライオンのアレックス、シマウマのマーティ、キリンのメルマン、カバのグロリアは親友同士。ニューヨークにあるセントラル・パーク動物園でそれなりに快適な生活を送っていた。しかし、ある日シマウマのマーティは、野生の世界への憧れから、動物園をこっそり脱走してしまう。そしてマーティの脱走を知ったアレックス達も、彼を動物園へ連れ戻そうと、脱走騒ぎを起こしてしまうのだった。結果、脱走は失敗に終わったが、動物達をアフリカ・ケニアの自然へ送り返すことが決まる。そのアフリカ行きの船旅の途中で障害が発生し、4頭が流れ着いた先はアフリカ大陸ではなく、マダガスカルだった。人間のいないマダガスカルの自然の中で、ニューヨークの生活にすっかり馴染んだ4頭の、新しい生活が始まった。
登場キャラクター
主要キャラクター
アレックス
CV:玉木宏
本作の主人公で、オスのライオン。セントラル・パーク動物園の人気者。ダンスが得意でステーキが大好物。マーティとは幼馴染で仲がいいが、マーティが野生に出たと知って以来、仲違いしてしまう。その後、マーティと和解するも野生に飛び出したことで、彼の本性が出てしまう。
マーティ
CV:柳沢慎吾
雄のシマウマ。チームのムードメーカーで、動物園ではギャグで盛り上げる。本作で10歳の誕生日を迎え、いつか「野生の生活に出たい」という憧れを持つ。それがマーティの人生を変えることになる。
グロリア
CV:高島礼子
雌のカバ。チームの紅一点。チームの中では一番の力持ちで、喧嘩するアレックスとマーティのお目付け役。
メルマン
CV:岡田義徳
雄のキリン。チームの中では一番背が高いが、臆病で病気持ち。
ペンギンズ
隊長
CV:山崎弘也
ペンギンズのリーダー。マーティを「白黒仲間」と呼び、彼に「野生へ出る」と語る。しかし、彼らの着いた野生は新人曰く想像以上に最悪だったので、マダガスカルで暮らすことを決意する。
新人
CV:柴田英嗣
ペンギンズでは見習いで最年少。囮役になる等不運な目にあう。
コワルスキー
CV:手塚秀彰
ペンギンズの頭脳担当。他のメンバーと比べて背が高く、ほっそりとしている。
リコ
CV:関貴昭
ペンギンズのトラブルメーカー。外見は隊長に似ているが、ほとんど話さない。口の中からいろんな物を吐き出すことが可能。
動物園
メイソン&フィル
CV:チョー(※メイソン)
チンパンジーのコンビ。紳士口調で話すのがメイソンで、喋らない代わりに手話でジェスチャーで会話するのがフィル。フィルは字の読み書きができ、それをメイソンが通訳する。
マダガスカル
キング・ジュリアン
CV:小木博明
ワオキツネザル。マダガスカル島の王様で、キツネザルのリーダー。ダンスが大好き。フォッサに襲われてばかりで、アレックスを用心棒にするも、彼の本性を知った直後に彼を追放するが、逆にフォッサを追い払ったことで彼を認めるようになる。
モーリス
CV:須藤祐実
アイアイ。キング・ジュリアンの執事。アレックスを「フォッサより危険ですぞ」と思っており、彼の本性をマーティ達に語る。
モート
CV:山口勝平
ネズミキツネザル。キング・ジュリアンの付き添い。当初はアレックスを泣きながら怖がっていたが、いつの間にか友好的になっていた。子供っぽく無邪気で、可愛らしい一面も。
フォッサ軍団
CV:いろいろ
本作の悪役にして、マダガスカルに住む肉食獣。キツネザルを次々と襲っては、食い殺している。しかし、最後はアレックスによって敗北し、マダガスカルから追放される。