概要
ポルターガイスト(Poltergeist)とは、人が物に触れない状況下でその物体がひとりでに動くことを指す。心霊現象のひとつとされ、ドイツ語でpolter(騒々しい)とgeist(幽霊)を合わせて名づけられた。中国語では「騒霊」と書き、日本語でもそのままポルターガイストの和訳として用いられている。
pixivでは上記の現象そのを描いたものだけでなく、その現象を引き起こすキャラクターを描いたものがある。『女神転生』シリーズに登場するもの(後述)が有名。
ホラー映画の『ポルターガイスト』
アメリカで製作されたSFXホラー映画シリーズで、計3作が制作されている。
1982年に公開されたシリーズ1作目はトビー・フーパーが監督を務め、スティーブン・スピルバーグが脚本を手掛けた事で有名であり、この1作目が人気だった事からスタッフを変更して2作目が作られたが、出来は今一でファンからの評価も低い。
後に制作された3作目は、シリーズ出演者4名が急死した為、「呪われた映画」として話題を呼んだ。
邦題には「少女の霊に捧ぐ…」という縁起でもないサブタイトルが付けられている。
ポルターガイストが登場する作品
ズッコケ三人組シリーズ
『ズッコケ心霊学入門』で、ポルターガイスト現象の描写が登場する。
スウィートホーム
屋敷内を歩いていると遭遇するイベントで、プレイヤー目がけて落下するライトや銅像、飛んでくる椅子やナイフに対しての回避行動を迫られる。これに対しプレイヤーは左右に避けるかその場に伏せる、もしくは心の力を使って対処する事になる。
避けるか伏せるを選んだ場合は一定の確率で回避可能だが、決定までの時間がかかるにつれて回避の成功率は下がる。また、10秒間の間までに行動を決定できずにいると飛来物がヒットしてダメージを受けてしまう(ダメージは最大で10ポイント)。
心の力を選択した場合は一定値以上のポイントを消費する事で飛来物を打ち砕き、100%回避する事ができる。
スプラッターハウス
ステージ2のボスとして登場。
開幕時に部屋を激しく揺らし、空き缶やウィスキーの瓶を落下させる。
その後は椅子→ナイフ→絵画の順で主人公・リックに襲い掛かり、絵画を打ちのめすとポルターガイストの元となった霊魂が窓の外へ逃げていく。
その直後にシャンデリアが落下するが、これに巻き込まれると例えライフが残っていても即死となる(かすった程度だと1ダメージ)。
東方Projectシリーズ
プリズムリバー三姉妹の項目を参照。
MOTHER
序盤で発生するイベント。
主人公の家でポルターガイストが起こり、電気スタンドや人形が敵キャラクターとして襲い掛かってくる。
キン肉マン
キン肉星王位争奪編のサバイバル・マッチ決勝戦にて登場。旧西ドイツ出身の正義超人で、その名の通り周囲の物を浮遊させて相手にぶつける物体散射術を得意とする。
女神転生シリーズ
ファミコンの初代『女神転生』から登場。種族はFC版およびリメイク作『旧約・女神転生』では物怪(外道)、『真・女神転生Ⅱ』以降は悪霊となっている。
初代では触手が生えた頭という不気味な姿で、旧約では棒人間のような姿だった。
真2では水色で丸い目と口を持つ2頭身の姿で、ドット絵のアニメーションで高速回転する。なお、魔界の海から生まれる悪魔の子供としても出演している。
CG化された『デビルサマナー』以降では上下に揺れるおとなしいアニメーションになり、『ソウルハッカーズ』以降では黄色で、椅子を持ち上げている姿で登場する場合もある。また、女性であるクイックシルバーも本シリーズから登場している。
『女神異聞録ペルソナ』では声が付けられ、芸の細かいアニメーションをする。またロボットの様な妖獣テッソを内部で操作しているという小ネタがある。
『葛葉ライドウ』シリーズでは疾風属として活躍する。
モンスターストライク
「浮遊霊 ポルターガイスト」として登場。
ロックマンエグゼシリーズ
「ポルターガイスト」という名のメガクラスバトルチップが2、3、5に登場。
バトルフィールド上に設置されたキューブなどの置物を投げ飛ばして攻撃する。
一番近い敵を集中攻撃する為、複数の敵を相手する場合には使いにくい。
4ではこのバトルチップは登場しないが、ジャンクマンがこのチップと同じ効果を持つ。