主に実写映画版に登場する双子のオートボット、スキッズとマッドフラップを指す単語。『トランスフォーマーアニメイテッド』のジェットストームとジェットファイアーを「ジェットツインズ」と呼称する場合もある。
概要
『トランスフォーマー/リベンジ』で初登場。序盤ではアイスクリームバンに二人で合体して偽装し、アーシーらと共にサイドウェイズの追跡に当たっていたが、後にN.E.S.T.の基地内でそれぞれ違う車を(取っ組み合いの喧嘩になりながら)スキャンして変化した。どちらが兄か弟かというのはよくわかっていない、というよりそもそも英語圏では兄弟の区別が日本ほど重視されていないため、設定されているかどうかすら怪しい。
よく双子の間で喧嘩したり罵り合ったりしているが、それでもお互いに信頼し合っている様子。よってどうでもいいところで気が合ったり、ここぞという時にタイミングが合わなかったりする。
彼らはマイケル・ベイ監督お気に入りのキャラクターであり、『リベンジ』劇中では初登場のキャラクターでありながらそこそこに見せ場もあり、結構活躍したのだが、ファンからは容姿・性格共にぶっちぎりの不人気だった為、コミックの前日譚で殺害されたという設定になった。
アメコミ・小説版『ダークサイド・ムーン』では引き続き出演を果たしているが、こちらはこちらでセンチネルプライムにアイアンハイドを殺され逆上し仇討ちに出るも、返り討ちに合うという哀れな末路を迎えた。しかし、『ダークサイド・ムーン』の劇中では彼らがスキャンしたシボレー・ビート&トラックスが一瞬ながらも映るシーンがあり、新規設計された玩具(変形するビークルは両者とも黒塗りのシボレー・スパークに変更)も発売されている事から出演自体は検討されていた模様。
スキッズ
「アァッ!お前顔撃ちやがったな!」
シボレー・ビートに変形する緑の方。日本のファンからの愛称としてガチャピンと呼ばれる事も。差し歯なのか顔についてる歯が一本だけ金歯になっているのだが、最後の出番の時にマッドフラップに撃たれて取れてしまった。
マッドフラップよりやや真面目で、主人公であるサムの前作における功績を評価していた他、仕事に対してはわりと真剣に取り組んでいる。しかし、基本的にはお調子者であり、レオのことをマッドフラップと一緒になってからかったり、大事な場面で喧嘩したりと性格は子供っぽい。マッドフラップとの喧嘩が絶えないが、彼のことは大事に思っているらしく、デバステーターに吸い込まれた挙句喰われた時はいつもの減らず口はどこへやら、かなり悲しんでいた。
小説版『ダークサイド・ムーン』では本性を現したセンチネルからバンブルビーを庇って腐食銃で撃たれ、マッドフラップにすまなそうな言葉をかけながら死亡した。
マッドフラップ
CV:多田野曜平 / レノ・ウィルソン
「よくも俺を喰ったな!顔をグッチャグチャにしてやる!」
シボレー・トラックスに変形する赤い方。本当はシボレー・ビートが良かったようだが、取っ組み合いの喧嘩の末スキッズに取られてしまう。日本のファンからはムックと呼ばれる事も。
二人ともお調子者だが、マッドフラップはスキッズよりも天然気味で、言葉遣いが汚い。よく間抜けな所を晒してスキッズに殴られている。ヤケになっていたとはいえ、サムの前作における功績を「結局メガトロンが蘇ったから」という理由で否定した。
エジプトで対峙したデバステーターのボルテックス・グラインダーによって吸い込まれ喰われてしまうが、幸いにも吸引が終了する直前だった為にすり潰されるのを免れ、お返しとばかりにその顔をぐちゃぐちゃにして脱出。その後二人でデバステーターを翻弄し、ダメージを与えるという大金星を挙げた。
小説版『ダークサイド・ムーン』では上述したスキッズの最期に激昂し、オプティマスの伝令を無視してセンチネルに挑んで一度は怯ませるも、直ぐに腐食銃を喰らいボロボロに溶かされた。だが、その闘いぶりは、スパークが汚れ果てていたセンチネルも賞賛するほどであった。