概要
ゲーム「ポケットモンスター サン・ムーン」の登場人物のひとり。キャプテンの証は右手に嵌めた指輪。
主人公が五番目に訪れるポニ島に住み、フェアリータイプに精通している7人目のキャプテン。普段は絵の題材を求めて各地を渡り歩いている。
サン・ムーンにおいては他の6人と違って試練を課すことはない。そのため、キャプテンの中では唯一ぬしポケモンを育成していなかった。
リーリエと太陽(月)の祭壇へと向かう際に初めて出会うが、この時は画材を持って旅をしていたため、フェアリーZを貰うだけで終わる。
また、この時「私も試練を考えないとなぁ」といった旨の事を言っており、そもそも自分の試練をまだ考えていなかったため実施することができなかった模様。ハプウと同様にキャプテンになってからは日が浅いのかもしれない。
彼女曰く、試練は「お花を集めたり、絵を描いたりするのがいいかも」とのことだった。
この言葉通り、ウルトラサン・ムーンに於いては後述のような試練を課してくる。
ポニ島の海の民の村出身。数々の絵画コンクールで賞を受賞し、若き天才画家として知られている。
絵を描くようになったきっかけは、家で飼っていたブルーに似顔絵を描いてあげた際、ブルーがその絵をくしゃくしゃに噛んでしまったことかららしい。
実はブルーは絵を見て喜んでいた(ブルーというポケモンの喜びの表現方法が「噛む」だったから)のだが、マツリカは自分の絵が下手だからだと勘違いしてしまったらしい。
ちなみに絵の実力は本物中の本物で、自分の画集を何冊も出せるほどの腕前。
長い金髪を無造作に縛り、靴やズボンはボロボロ。絵画用のスモックどころか髪や顔にまでペイントを施している(あるいは意図的に付けたとは考えにくい付き方をしているので、製作途中で
付着した絵の具を拭いていない可能性も?)ため、無精者なのかオシャレなのかよく分からない。
常にボーッとしていて掴みどころのない性格だが、画力とポケモンバトルの腕は相当なもの。
主人公や他のキャプテンよりは背が高く、落ち着いていて年長者のようにも見える。が、キャプテンには11歳~20歳までの年齢制限が設けられているので、見た目からしてハイティーンではあるが成人はしていないと思われる。
ポケモンUSUMではネクロズマのイベント後、マツリカの試練に挑戦できる。まずは彼女とバトルし、その後各地にいるキャプテンたちの元を訪ねバトルに勝利することで、予め彼らに配られていたはなびらをもらってポニ島に戻る。最後に、それで作った花に誘われやってきたぬしポケモンを倒す…というもの。なお、このときキャプテンたちとバトルになるが相手はバージョンによって一部異なる。
ちなみに父親によると、最初はアブリボンの似顔絵を描くというものにするつもりだったらしい。さすがにそれはハードルが高すぎる気がする…。
またサン・ムーンと違いエンディングのお祭りにも陰ながら参加している。前作ではクチナシが物陰でゼンリョクポーズをしていたが、今作ではマツリカがそのポジションに取って代わった形である。
ピカチュウ版のリメイク版「LPLE」にはゲストとして登場。頭一つ背が高かったサン・ムーンと比べると、背の高さは主人公と同じくらいで、髪も短い。
クチバシティの港におり、1日1回バトルすることができ、ぎんのおうかんをひとつ貰える。
名前の由来は植物のジャスミンの一種「マツリカ(茉莉花)」である。
また「風来坊」「絵描き」「旅先でおにぎりでも食べてるんじゃないか」と言った表現から、おそらくキャラコンセプトモデルの一つは「裸の大将」であると思われる。
設定画にも大好きな食べ物としてスパムおにぎりが書かれているし、彼女の父親によれば「集中している時には信じられないくらいの量のおにぎりを平らげる」らしい。
ちなみに、スパムを具にしたおにぎり『スパムむすび』は、アローラ地方の元ネタとなったハワイに実在する料理であり、おやつや軽食として一般的に食されている。
手持ちポケモン
サン・ムーン
彼女と戦えるようになるタイミングは殿堂入り後である。
1回目はウルトラビースト捜索イベント時、ウルトラビーストの情報提供者として登場。1人だけ試練をしていないため誰か(おそらくハプウ)から主人公と腕だめししてこいと言われたらしい。
2回目はバトルツリーに向かう途中である。ただし進め方によっては順序が逆になる。
(どちらかといえばウルトラビーストシナリオで先に出会う方が時系列的にしっくりくるのでそちらを推奨)
ちなみに2回ともポケモンの強さは変わらない。
どちらもアブリボンがZワザを使ってくるため注意。また、先鋒のクレッフィはいたずらごころでリフレクターなどを張ってくるため、対策にかわらわりを用意しておくと楽になる。
なお、手持ちにドーブルがいてもおかしくはなさそうだが、ノーマルタイプなため使い手はイリマである。
ウルトラサン・ウルトラムーン
- クチート(Lv.51)
- グランブル(Lv.51)
- アブリボン(Lv.51)
Let's Go! ピカチュウ・Let's Go! イーブイ
殿堂入り後
- プクリン(Lv.54)
- バリヤード(Lv.54)
- アローラキュウコン(Lv.55)
アニメ
CV.戸松遥
アニポケ84話より登場。声優はXY編でジェシカの声を担当した戸松氏。
買い物に来ていたサトシファミリーのべベノムがマツリカの描いていた絵に興味を持ち、絵を見ていたところにサトシたちが声を掛けたことで出会った。
パートナーのアブリボンからポケモン達の様子で感情を読み取る特技を持ち、表現で絵を描くべベノムの気持ちを理解しようとする。
原作同様、性格はマイペースで温厚。「おお、おぉ… アローラアローラ。」といった独特の挨拶をする。
画家としての才能は相当なものであり、翌日サトシが連れてきたポケモンスクールのみんなを自身の描いた絵で感激させていた。
いつもそこにいるのか分からないが、アニポケでは市場の近くの木の下で絵を描いている様子。
話の後半ではいつものコイツら3人組に絡まれる。
ラップがマツリカの持っていたアブリボンに一目惚れし、「このアブリボン欲しい」と駄々をこね始める。負けたらそのアブリボンをよこせと理不尽な理由をつけてマツリカにバトルを挑むと、マツリカは普通のバトルではなく『お絵かきバトル』をしようと切り出す。
「自分のパートナーポケモン」というお題で絵を描き、それぞれ完成した絵を見せ合った。
正直スカル団の絵はあまり上手くない…が、マツリカは決して下手とは言わず「ズバットのために一生懸命描いたことが十分伝わってくる」などとアドバイスをした。
タッパはマツリカと描いた絵を同時見せしたところ画力に差があり過ぎ、パートナーのヤトウモリが大ショックを受ける始末であった。「君はもう少しヤトウモリのことをよく見てあげたほうがいいかな…」と言われた事に腹を立てスケッチブックを上にぶん投げ、強引にポケモンバトルを始める。
そこにサトシが駆けつけ、アブリボンと協力しスカル団を見事退治した。
ちなみに、投げられた3つのスケッチブックを全て一人でキャッチするというなかなか高い身体能力を見せていたりする。
アニメ内で確認できるアブリボンの習得技は現時点では、「かふんだんご」のみ。
関連イラスト
関連タグ
マツリカ(曖昧さ回避)
他のフェアリータイプの使い手