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親分と姫の編集履歴

2018-12-20 15:44:52 バージョン

親分と姫

おやぶんとひめ

「親分と姫」とは漫画「ゴールデンカムイ」に登場した若山輝一郎と仲沢達弥の腐向けカップリングの名称。ちなみに公式。

概要

親分と姫」とは漫画「ゴールデンカムイ」に登場した若山輝一郎仲沢達弥の腐向けカップリングの名称。


ちなみに公式


数々の変態が登場する「ゴールデンカムイ」の中でも唯一の「公式な男同士のカップリングなのである。


解説

第65話「不死身の赤毛」より登場。

若山輝一郎はそれ以前に「馬主のヤクザの親分さん」、「札幌世界ホテルに若い男と泊まった中年の男」として存在が示唆されている。また、第62話「替え玉騎手キロランケ」で「俺があの子にいうとでも思ってんのかッ」と言っている杉元佐一の背後に……


二人はキロランケタコ坊主ヒグマに追われて逃げ込んだ家屋にいた謎の人物だった。しかし、若山輝一郎はたまたま泊まれるところを紹介してもらっただけだと言い、仲沢達弥は自分の家だと言うなど話のつじつまが合わず、「ヤクザの親分さん」から八百長を指示されていた調教師と厩務員の生首が発見されるなどした結果、若山輝一郎苫小牧の競馬場で八百長の指示を無視して快勝したキロランケを恨み、追ってきたヤクザの親分であることが露見した。


若山輝一郎杉元一味とやり合おうとしたものの、複数のヒグマに襲われている状況だったため、アシㇼパの忠告を受けて一時休戦とした。ヒグマに対抗するため、杉元佐一が家の外で落としてしまった弾薬盒をだれが取りに行くかで争い、若山輝一郎の提案で丁半賭博で決めることになる。壺振りを仲沢達弥に任せ、タコ坊主は丁、キロランケがそれを打ち消して半、若山輝一郎は丁に賭けて勝負とし、結果は果たして半で杉元一味の勝利。若山輝一郎は思わず仲沢達弥を蹴飛ばした。


壺がひっくり返り、そこに仕込まれた高等ないかさま技術「毛返し」を見た白石由竹は、若山輝一郎仲沢達弥の二人がグルであり、それでいながらいかさまを失敗したことを笑う。だが、若山輝一郎仲沢達弥の壺振りが超一級品であり、失敗などすることがないと知っていた。

若山輝一郎仲沢達弥が家を自分のものだと言い、調教師と厩務員の生首をわざと目につくように置き、あげく命のかかった勝負においていかさまで負けさせるなど、困ることばかりする理由を問いただす。


仲沢達弥は叫ぶ。「親分が浮気するからだ!!

若山輝一郎も叫ぶ。「あれは金で買った男だと言っただろう、まだ根に持ってるのかッ


二人はグルだっただけではなく、愛し合う恋人同士でもあったのだ。


「男娼と寝るなんて便所に行くようなもんじゃねえか」と言う若山輝一郎と「不潔だ!! 親分は不潔だ!! 触らないで!!」と言う仲沢達弥のあいだの溝は哀しいほどに深く、杉元佐一に「約束を守れ」と促されヒグマのいる屋外へ這い出る若山輝一郎仲沢達弥は「ヒグマチンポ食われちまえばいいんだ」と口を極めて罵り、若山輝一郎は「お前なんて札幌に置いて来るんだったわ!!」と吐き捨てるなど険悪な空気だった。しかし、いざ若山輝一郎ヒグマに狙われ窮地に陥ると一転して心配しだし、二人のを見せつけた。若山輝一郎はついでに下半身の刺青も見せつけ、彼が杉元一味の追う刺青囚人であることがわかった。


その後、仲沢達弥杉元佐一に服をめくられ色っぽいを叩かれ、若山輝一郎ヒグマに土饅頭にされたが、たがいに思いあう心はけっして変わることはなかった。仲沢達弥は家に残された若山輝一郎長ドスを大切に携え、土饅頭から脱した若山輝一郎花嫁姿アメリカ人牧場主・エディー・ダンからマキシム機関銃を借り受け、に乗って、愛する仲沢達弥を救うためにヒグマのいる戦場へと舞い戻った。


若山輝一郎は叫ぶ。「姫~!!

仲沢達弥も叫ぶ。「おやぶぅん!?

思う。「姫!?」「姫!?」「姫!?


親分弾丸は二人を裂こうとしたヒグマを屠り、二人は奇跡再会を果たした。しかしその喜びもつかの間、は落としてしまった愛する親分の長ドスを拾おうとしてから落下、ヒグマを噛まれてしまう。

それを見た親分は、を救うべく行動に出る。から飛び降りると、長ドスを拾ってヒグマに斬りかかったのだ。ヒグマの爪に腹を裂かれてもひるまず、手と鼻先を斬り落とし、ついには逃げ出すヒグマ肛門処女を奪った。


親分は死に瀕しながらも、のそばに近付き、座り込む。それを見たは笑い、「もう私に隠れて浮気できないね」「これで私は親分の最後のひとだからね」とささやき、親分もまた笑みを浮かべて「バカ野郎ッ……」と愛をこめてつぶやいた。それが愛し合う二人の最期だった。

指を絡め合った親分の姿を、日高の雄大な夕陽があざやかに照らし出していた。


そしてこの美しい物語は、主人公杉元佐一の以下の一言で締めくくられる。

「皮剥いで来る」



馴れ初め

がいた賭場親分が偶然やってきたのが二人ののはじまり。の壺振りに惚れ込んだ親分は、を引き抜こうとするが拒まれてしまう。しかし、は次第に親分の男の色気に惹かれていく……ついには組を裏切って親分のもとへと走り、二人は熱い夜をすごすが、すでに外には組の追手が迫っていた。

(公式Twitterゴールデンカムイ質問箱Q&A.047参照)


アニメ版に関するあれやこれや

ゴールデンカムイアニメ化しているが、二期の宣伝内容を見るに、親分の美しいの物語は飛ばされてしまう可能性が高い。これはアニメスタッフが二人の真実嫉妬し、全道が泣いた感動ストーリー隠蔽するためと目されている。このような行為は許しがたい蛮行であり、親分に涙した者たちは、のためにヒグマに立ち向かう親分の心を持って断固抗議していくべきである。



………という過激派な考え方もあるが、ぶっちゃけ親分のモデル姫のモデルの本人(姫のモデルは存命)とご家族に配慮してのアニメ版カットとなった。

もしもアニメ版でこのエピソードをアニメ化した場合、最悪「名誉毀損裁判沙汰」という事態にも発展しかねないのだ。

どうしてもアニメ化するべきだ!!と考えるのならば、原作者並びに集英社やアニメスタッフに成り代わり「あなたがその訴えを受け入れる覚悟と責任」が必要となってくる。

恐らくは多額になりうるであろう賠償金を、あなたは責任を持って払うことができますか?

もちろん出来ないであろうから、「まあ、仕方ないね」と笑ってネタにするのが吉である。


リンク

若山輝一郎 仲沢達弥

浮気 嫉妬 純愛

ゴールデンカムイ ヤングジャンプ

金カム腐


羆嵐

北海道三毛別村で実際に起こった日本史上最も有名な羆害(ゆうがい)事件を元にした小説。

死傷者7名(胎児を含めると8名)の大きな被害を出し、後々まで全道で語り継がれた。

北海道にはこのようなヒグマによる悲劇が度々起こっておりゴールデンカムイでも

よく紹介されるが、ピクシブ大百科にはこれしかリンク先がない。

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