発音ミク
はつねみく
CV:藤田咲※詳細は後述
概要
15話より登場した新幹線超進化研究所北海道支部に所属するツンデレかつ、ストイックな性格の11歳の少女。北海道函館市出身。生年月日は不明だが、母親は健在。女の子でありながらシンカリオン・シムで高得点を叩き出したハイスコアラー。シンカリオンとの適合率も高く、寒冷地戦闘用のH5はやぶさの運転士を務めている。特技の剣道を活かしたカイサツソードを主体とする前衛担当。技量は高く、剣一本で巨大怪物体を仕留め、性能差があるブラックシンカリオンバーサーカーモード相手にも800、N700Aとの連携で一矢報いている。
私生活では勉強も得意な委員長タイプ。函館港内に展示されている青函連絡船記念館摩周丸や海のことが大好きで、屋上で剣道着を纏い日課として竹刀で素振りをする(長葱は振りません)鍛練を欠かさず積んでいる。一方年相応に大宮のマスコットであるリスを手に取り「…コレ、可愛いです!」と心ときめかせている一面もある。
基本同型のE5はやぶさを動かすハヤトに対抗意識を燃やし、健康管理が行きとどっておらず風邪を引いた彼を「運転士失格」といい放ってしまう。棒読み且つツンと強張った表情が多いが、何か人には言えない弱点を隠していた。
その欠点とは、大沼北海道指令長曰く「適合率は高いが乗り物酔いをしやすい」らしく、時折り視野がぐらついてしまい、それに伴って適合率も下がってしまう。この為に短期決戦で目標を撃退するしかなかった。バトル中に酔ってしまう危険性があるって、かつてTBS系列で放映した事があるジャンプアニメのヒロインじゃないんですから(そう言えば、あちらの彼女の声はハヤトに似てるような・・・?)。
ハヤト達とは函館山に出現した怪物体ロープスパイダー戦で先行戦闘する際にモードシンカンセンの画面越しで邂逅を果たす。リュウジをはじめ次々と才能ある運転士が現れた事で、アキタ達も才に溺れずシムでのスコア更新を続ける切っ掛けを与えている。
ロープスパイダーⅡ戦では上述の弱点でツラヌキらを捕らえられ一時撤退するしかなかったものの、ハヤトに指令長から教わった子供も飲める卵酒を差し出し、彼から「誰にだって弱点はある」の言葉で奮起。再戦で互いを補い、且つ大沼指令長からかつて聞かされた「乗り物酔いをしないためには、近くではなく遠くを見ると良い」という助言を思い出し、ダブルカイサツソードで撃破した。その甲斐もあって名前で呼び会うようになり、ハヤトの北海道新幹線に関する蘊蓄も以前よりも聞き届けられる様にもなった。
その後も何かとハヤトを気にかけており、彼に厳しい評価をするリュウジに竹刀を向けたり特訓を頼まれるとちゃんと付き合っている。26話では800つばめに乗車するレイと共にリュウジの助っ人としてブラックシンカリオンに再び対峙、ダークカイサツソードを繰り出すセイリュウに自身の技を出され憤慨し、逆に切り返すものの、バーサーカーモードに苦戦する。ハヤト達が地下実験場へ到着するまで時間稼ぎを行っている。セイリュウの撤退後は改めてレイからシノブと一緒に自己紹介されている。
以降は東海、西日本に場面展開が多く出番が少ないが、回想による登場や、ハヤトの口から気にもされていた。が、47話で複数に分散され、サラマンダーに潰されるE7を寸前に助け、E6、E3と共に連携、50話ではドクターイエローと参戦して巨大トラメに蠢く蛇を切り裂いた。同話で東日本指令室のクリスマスパーティに参加。52話での新年会には参加出来ず、代わりに速杉家に函館塩ラーメンセットを送っている。回想では摩周丸内のラウンジでソウヤが作った雑煮を振袖姿で食している(序にモブで鏡音リン・レンも食してる)。
因みに、摩周丸では乗り物酔いを起こさないが、これは「摩周丸は係留されていて揺れないから大丈夫」とのことである。
こちらの記事で以降も継続して登場。シノブと同様な増援部隊として想定されているのであろう。2nd3rdED4thEDやOP後期追加映像ではちゃんとレギュラー登場し、アニメディア8月号ではフタバやアズサと水着姿、9月号表紙ではネギまを食す浴衣姿を披露している。新作イラストでは超進化研究所女性指導員の制服、鉄道博物館とJR協賛の第2回スタンプラリーでは同社の制服を纏っている。
デザイン
バトルスーツはハヤトの物をベースにしているが、上下2つの髪留めはプラスチック製。普段着はその要素はないものの、下図のイラストの黒と緑のアーガイルベスト、黒系のスカートとレギンスを身に纏い、眼鏡っ娘でもある(髪留めのリボンは黒、メガネはピンク色のアンダーリムフレーム)。外出着はグリーンのダッフルコートと原案+H5寒色系の装い。52話冒頭と回想ではライムグリーンの振袖姿を披露している。
その名の通りVOCALOID「初音ミク(初音ミクのメディア展開を参照)」をモチーフとしたキャラクターで、声も同じく藤田が務め、藤田がアフレコした音声を初音ミクの発売元であるクリプトン・フューチャー・メディアが、ミクの形に音声化するという試みが行われている(このため喋り方が、ほかのキャラと比べてぎこちなくなっていると言われている。この件に関してはクリプトンサイドも遠回しながら認めており、その後の改修で聞き取りやすさの改善を図っている)。
また、運転する時に装着されるパイロットスーツは、初音ミクの基本コスチュームをモチーフにしている。
但し、初音ミクとはあくまで別人のキャラクターである。
ワンフェス2018に於いてねんどろいど発音ミクの発売が発表された。