概要
1994年(平成6年)6月15日に開業したJR西日本関西空港線と南海電気鉄道空港線の駅。両線とも、唯一の中間駅にして両路線の分岐駅である。駅は泉佐野市の空港対岸・りんくうタウン地区にあり、駅前には高層ホテルやアウトレットモールなどがある。
駅番号は、2012年(平成24年)4月から南海側にNK31、2018年(平成30年)3月からJR側にJR-S46が割り振られている。
2社共同使用駅で改札などの駅設備は共用しており、JRは関西空港駅が、南海は泉佐野駅が当駅を管理し、当駅の駅業務については南海が行っている。そして、当駅~関西空港間はJRと南海が線路を共同使用しており、連絡橋が台風などで通行止めになった時のために折り返し用の片渡り線が設置されている。
ICカードの取り扱い
両路線ともそれぞれICOCAとpitapaエリアに設定されており、両者もしくはSuica等の相互利用可能のICカード8種が利用できる。
また、ICカード利用の場合でも、改札を出ずに乗り換え可能だが、その際には改札内にあるIC乗り換え改札機にタッチする必要がある。
2004年から2013年のIC10種相互利用までは、IC専用の改札機が設置されていた。これは、ICOCAのサービス開始に伴い、JR用に設置されたものだった。翌年にはSuicaとPiTaPaの利用に対応したが、2006年に南海がPiTaPaを導入。当時はICOCAとPiTaPaの相互利用が既に可能だったため、これら2つの利用は南海のICリーダー付き改札機に対応することになった。その結果、従来のICOCA改札機はこの2つが利用できなくなり、関西圏唯一のSuica専用改札が爆誕することとなった。その後、ICOCAがTOICAおよびSUGOCAと相互利用を開始。南海での利用ができないためSuica専用改札に対応して運用が続けられたが、2013年のIC10種相互利用に伴い、運用が停止された。
駅構造
ホームは2面4線で、外側の1・4番のりばを南海、内側の2・3番のりばをJRが使用する。
南海側は特急ラピートを含めた全列車が停車、JR側は関空快速・直通快速およびシャトル列車が停車する。特急はるかは通過。
のりば | 路線 | 方面 | 備考 |
---|---|---|---|
1 | 南海空港線 | 関西空港行き | 関西空港駅1・2番のりばに到着 |
2 | JR関西空港線 | 関西空港行き | 関西空港駅3・4番のりばに到着 |
3 | JR関西空港線(JR阪和線直通) | 日根野・天王寺・大阪環状線・和歌山(日根野乗り換え)方面 | |
4 | 南海空港線(南海本線直通) | 泉佐野・なんば・和歌山市(泉佐野乗り換え)方面 |
利用状況
JR西日本
- 2016年(平成28年)度の1日平均乗車人員は3,112人である。
南海電気鉄道
- 2017年(平成29年)度の1日平均乗降人員は11,521人である。
利用状況比較表
JR西日本 | 南海電気鉄道 | ||
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年度 | 乗車人員 | 乗降人員 | 乗降人員 |
2008年度 | 2,633人 | 5,266人 | 4,333人 |
2009年度 | 2,522人 | 5,044人 | 4,103人 |
2010年度 | 2,460人 | 4,920人 | 4,166人 |
2011年度 | 2,392人 | 4,784人 | 7,784人 |
2012年度 | 2,623人 | 5,246人 | 8,285人 |
2013年度 | 2,663人 | 5,326人 | 8,601人 |
2014年度 | 2,753人 | 5,506人 | 8,980人 |
2015年度 | 2,988人 | 5,976人 | 9,779人 |
2016年度 | 3,112人 | 6,224人 | 10,648人 |
2017年度 | 11,521人 |
隣の駅
JR西日本 | ||||
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JR関西空港線 | ||||
種別 | 前の駅 | 当駅 | 次の駅 | 備考 |
特急『はるか』 | 通過 | |||
| 日根野駅(JR-S45) | りんくうタウン駅(JR-S46) | 関西空港駅(JR-S47) | |
南海電気鉄道 | ||||
南海空港線 | ||||
種別 | 前の駅 | 当駅 | 次の駅 | 備考 |
泉佐野駅(NK30) | りんくうタウン駅(NK31) | 関西空港駅(NK32) |