スターファイアー
すたーふぁいあー
概要
本名:コリアンダー(Koriand'r)
初登場は1980年の『DC Comics Presents #26』に収録された「Where Nightmares Begin!」。
若手ヒーローチーム「ティーンタイタンズ」のメンバーとして知られる。2015年から2016年にかけて、彼女を主人公にしたコミック『Starfire』全12巻が刊行された。
出身はタマラン星(Tamaran)で、種族タマラン人(Tamarnian)の第二王女である。地球上ではコリー・アンダース(Kory Anders)を名乗り、ファッションモデルとして活動していたこともある。
恒星のエネルギーを皮膚から吸収し、飛行や「スターボルト」という破壊光線(Blast Power)に転用する能力を持つ。この性質ゆえに、彼女のコスチュームは素肌の露出が大きい傾向がある。また、異種族との皮膚接触によってその言語を瞬時に習得できる能力を持つ。
地球にやってきた際、初代ロビンことディック・グレイソンにキスをすることで英語を習得し、以来この二人はほぼ公式にカップルとして扱われていた。一度は挙式に到ったこともあるが、悪堕ちしたダークレイブンに阻止され婚姻は成立していない。その後、やたら女子にもてるディックともめてよそのチームに移籍しているが、内心では未練たらたらだったりする。
パラレル世界を描いた『キングダム・カム』『ザ・キングダム』『ナイトウィング・ニューオーダー』といった作品では、ディックと結婚した未来が描かれており、マリ・グレイソン(Mar'i Grayson)やジェイク・グレイソン(Jake Grayson)という子供をもうけている。
交流関係
スターファイアーの姉。本名はコマンダー(Komand'r)。
初登場は1982年の『The New Teen Titans #22』。
多くのタマラン人が先天的に具えている恒星エネルギーの吸収能力を持たずに産まれたために半ば忌み子として育てられ、妹であるコリアンダーに激しい憎悪を抱いている。
コリアンダーの殺害を企てたことが露見しタマラン星を追放され、敵対勢力であるシタデルに身を寄せる。彼女の情報によりタマランはシタデルに征服され、奴隷の身分に落とされたコリアンダーは姉の気晴らしのために長年の拷問を受け兵士として酷使された。その後、Psion族の侵略により姉妹は共に囚われの身となり、人体実験の結果恒星エネルギーの吸収能力が覚醒している。
アニメ版ではヒンデン・ウォルチがスターファイアーとブラックファイアーの二役を演じている。日本語吹替え版は浅野まゆみが担当。
ダークファイアー(Darkfire)
スターファイアーの弟。本名はライアンダー(Ryand'r)。
初登場は1982年の『Tales of the New Teen Titans #4』。
シタデルの暴政に対抗するチーム・オメガメン(Omega Men)の一員。ちなみに父は"Myand'r"、母は"Luand'r"という名で、シタデルの侵略により戦死している。
シルキー(Silkie)
アニメ版で登場し、後にコミックに逆輸入されたキャラクター。
キラーモス(Killer Moth)というヴィランが作り出した生物兵器(ベースは蛾の幼虫)だが、スターファイアーのペットとなる。彼女のゲテモノ趣味を象徴するネタキャラだが、稀にタイタンズ壊滅の危機を救う活躍を見せることもある。
映像作品
アニメ
Teen Titans Animated Series(2003年~2006年)
CV:ヒンデン・ウォルチ / 月本皇子。
日本で最も知名度が高いバージョン。カートゥーンネットワークの公式表記は『スターファイアー』だが、pixiv上では『スターファイア』の方が用例が多い。
原作版に比べ性格はやや子供っぽくなり、眉毛は麻呂眉、コスチュームも露出度の低い穏当なデザインになっている。
地球人とは感性が大きくズレており、母性の諺や風習(グロ系・ゲテモノ系)を持ち出すという悪意のない迷惑行為が持ちネタになっている。
CV:ヒンデン・ウォルチ
声優も含めほぼ前作のままだが、作品そのものがぶっ飛んでいるためにスターファイアーもとんでもないことになっている。