『合身(あいみ)』
呉服関連の用語。染帷子や模様物などの反物の見本として、片身、片袖のものを左右別々に仕立てておくこと。
『合身(がっしん)』
アニメや特撮のロボットがそなえる機構、あるいは超人・怪物がそなえる能力の一つ。平たく言えば『合体』。
元祖は『UFO戦士ダイアポロン』で、これは玩具の商品展開にあたり『合体』というフレーズがすでに他社によって商標登録されていたため、字面を換える必要があったとされる。
『UFO戦士ダイアポロン』には主人公の肉体がメカの形状に合わせて巨大化するという珍しい特徴があり、『(単なる搭乗の域を超えた)機体との同調・融合』もしくは『生体同士の合体』を『合身』呼称で統一するべきであると言う意見があるようだ。
もっとも『戦国魔神ゴーショーグン』などの作品では普通の合体機構を『合身』と呼んでいるので、この辺りは議論の余地がある。
用例
- UFO戦士ダイアポロン
- 合身戦隊メカンダーロボ
- 戦国魔神ゴーショーグン
- ヤットデタマン 当時発売されたDX玩具が人馬合身だった
- 逆転イッパツマン当時発売されたDX玩具、及び本編で方夢ランが三冠王へ合体変形しようとしたら「合身回路を破壊された」との台詞もあった
- 忍者戦士飛影 物語後半、ジョウ・マヤが飛影と合身
類例
- アストロガンガー 主人公・星カンタローがガンガー融合するのが合身と言える。
- 鋼鉄ジーグのビルドアップ サイボーグの主人公司馬宙がサイボーグに変身し、更にジーグの頭部に変形、ジーグパーツと合身する。
- マグネロボガ・キーンのスイートクロス 此方はマグネマンの男女がガ・キーンのコアに合身し、更にガ・キーンパーツと合身する。
- ダグオンの融合合体 分子化したダグオンがロボットと同じ大きさに巨大化するダイアポロンの後継者にして合身の矛盾を解消した合身の完成形