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ダイアポロン

だいあぽろん

ダイアポロンとは、1976~77年に放送された「UFO戦士ダイアポロン」に登場した(一応の)主役ロボット。
目次 [非表示]

アポロン・ヘッダー!、トラングー!、レッガー!

スペース・ヘッダーイン!

不要部分収納!

三体接合!

(エネルギーインジケータ全灯点灯)

「合身(がっ~し~ん)!」

ナレーター「合身。それは、スペースクリアー号と共にヘッダーロボットに入ったタケシが接合した3体のロボットと同じ大きさに巨大化することである!」

ダ~イア~ポロ~ン!

概要編集

CV:村山明

※上記の文章は合身シーンのシークエンスを再現

ダイアポロンとは 「UFO戦士ダイアポロン」に登場する(一応の)主役ロボットである(後述)。

普段はアポロンヘッダーアポロントラングーアポロンレッガーの3体のロボットに分離しており、タケシが危機に陥るとテレパシーによってアポロン基地から戦場へと飛来する。


3体が変形合体した後、タケシがエネルギー体となりつつ巨大化し、一体化する(これが「合身」と呼ばれる所以)ことでダイアポロンが完成する。「合身」後のダイアポロンのデザインはアメリカンフットボール選手の容姿をモチーフにしている。


タケシは身体を光エネルギーで構成されているアポロン星人特有の能力である『身体を自在に拡大縮小できる能力』を用いダイアポロンとの合身を成し遂げているが、120メートルもの巨体まで巨大化し、なおかつダイアポロンの能力をフルに発揮する(通常のアポロン星人はそこまで巨大化できないらしい)ためには膨大な「キー・エナルジー」のエネルギーを必要とする。


ちなみに、合体ロボットの名である「ダイアポロン」はタケシのアポロン星人としての名前でもある。


スペック編集

頭頂高 120m、重量 100t。


3体のアポロンロボットが合体し誕生する巨大ロボットで、太陽光線(光エネルギー)をエネルギー源とする超動力発生装置「エナルジーハート」の端末「キー・エナルジー」で駆動する。ただし、起動させるにはキー・エナルジーを体内に持つタケシが合身する必要がある。合身しない状態でもスペースクリアーのコックピットから動かすことが可能だが、キー・エナルジーが起動していない状態であるため戦闘能力は大幅に減少する。


アポロンロボット編集

3体とも頭頂高 40m、重量 30t。分離時でも合体後の武装を一部使用可能。

各ロボは遠隔操縦が可能だが、AIによる自動操縦となるため単純な動作しか取れなくなる(ただしそれを行ったのはヘッダー以外の2体)。そのため中盤からはUFO戦闘機を胸に収納した後、操縦する形を取っている。ただし合身時はキー・エナルジーのエネルギーに耐えられないため、戦闘機はロボから離脱する。


3体が対象物を囲んだ後それぞれの胸部からビームを放射しフィールドを形成、内部の対象物を消滅させる「アポロン・トライアングル」という必殺技を持つ。ただし発動に時間がかかる欠点があるため、使用回数はわずか2回のみである。


収納コールは「フェイズ・(各アポロンロボの名)・イン!」。


アポロンヘッダー

ダイアポロンの頭部と胴内部を構成する。メインカラーは赤とシルバー。

胸部のエンブレムが開きスペースクリアーを収納、合身準備に入る。合身時は手足を折りたたんだ後トラングー体内に収納される。

合身の関係上、ヘッダーのみパイロットがタケシに固定されている。

アポロントラングー

ダイアポロンの胸部装甲と背部、腕を構成する。メインカラーは赤と黄色。合体時と同様にカッターソーサーを使う事が可能。

合身時は脚部及び頭部を収納し、空洞になった胴体にヘッダーを収納する。

主に五郎が操縦を担当するが、稀にミキが操縦することがある。

アポロンレッガー

ダイアポロンの腰と脚部を構成する。メインカラーは青とシルバー。合体時と同様にブーメランカッターを使う事が可能。

合身時は頭部と腕部が収納され脚部が伸びるが、接合時は上半身が丸々消えている。

メインパイロットはミキだが、臨時的にヒデキが操縦する場合もあった。



UFO編集

スペースクリアー

タケシが操縦するUFOタイプの戦闘機。発進コールは「スペースクリアー!

搭乗時はジャンプし「クリアー・イン!」とコールすることによって戦闘コスチュームを着用、そのままコックピットに乗り込む形を取る。


翼部は円盤状だが飛行機のような機首とコックピットを持ち、左右中央計3基のロケットエンジンで飛行する。底部に配したローターを用いてのホバリングも可能。コックピットはバイク型マシン『アポロンバイダー』となり、通常はタケシの足としても活躍する。

武装は機首の機関砲、翼部のミサイル、翼部付け根にあるビーム砲など。内、機関砲はアポロンバイダー分離時でも使用可能。


UFO戦闘機

タケシ以外のUFO少年団メンバーが駆る円盤型戦闘機。「U・F・O!(ユー・エフ・オー)」のコールで呼び出される。

搭乗する際には底部から牽引ビームが照射され、その際に戦闘コスチュームを着用する。操縦はAIによるサポートがあるため小学生でも動かせるほど簡単なものとなっている。


基本的には機首とコックピット周りを除きスペースクリアー同様で、各アポロンロボットのコックピットになるのも同様。エンジンの数は左右2基だが、スペースクリアーに迫る性能を持つ。索敵能力も高く、劇中では分析などに使用している。

武装はミサイルやビーム砲といった銃火器系のほかに防御用バリアーも使用できるため、攻防のバランスが優れている機体といえる。他にも捕獲用ネットや作業用アームを装備。


計5機が存在し、五郎が青配色の2号機、ミキがピンクの3号機、松男が黄色の4号機、ヒデキが白の5号機を操縦する。翼部にはそれぞれのパーソナルナンバーが付けられている。残りの1号機は予備機として残されたが、劇中で使用する機会はなかった。


後半からはUFO戦闘機の改造により出力が向上、広範囲のバリアーを張ることが可能となった。

これを利用したコンビネーション技が「ムーンクロス」である。

使用時はUFO戦闘機がダイアポロン背部にX状に貼りつき、各UFOから発するバリアーをギロチン状のブレードとして形成、敵を挟むようにして切り裂く。ただし、4機揃わないと使用できない。


前代未聞の合身編集

3体のロボット同士が合体して完成するダイアポロン。しかし、ダイアポロンが壮絶と呼ばれているのは「その後」で、ダイアポロンの中に居るタケシが、ウルトラセブンの変身シーンのSEと共にダイアポロンと同じ大きさに巨大化しつつ一体化する。

理由としてキー・エナルジーのエネルギーとアポロン星人特有の体質が重なって発生した現象と考えられる(上記の通り、アポロン星人は人の形をしているエネルギー生命体である)。


ロボットとの融合は1972年放送のアストロガンガーで星カンタローがガンガーと融合する前例があり、此方を合身の元祖にする見方も出来るが、具体的に合身を使ったのはダイアポロンが最初であった。

そう言う意味ではダイアポロン一応ロボットと言ったが、巨大ヒーローと言う見方も出来、意見が分かれる所である(合体前は完全なロボットではあるのでロボという意味では間違ってはいないが)。

しかし、ダイアポロン(というよりキー・エナルジー)にも意思があると思われる描写もあり、タケシが慢心になったためにダイアポロンから合身を拒絶されたり、スペースクリアーごと排除されたりする等の描写があり、非常に摩訶不思議な存在といえる。


後年にも主人公とロボットが合身する作品があることから見ても、ダイアポロンの影響は大きいと言えよう。


武装・必殺技編集

ダイアポロンはタケシが経験を積むごとにキー・エナルジーがそれに答え、進化する。その際に使用できる技や武器が増えていくのである。

ダイアポロンボール

尖った両肩の突端を外し組み合わせることでラグビーボール状の武器となる。必要に応じてブレードを出す場合もある。投てき・剣・盾と三役兼ねる汎用性の高い武具。

ダイアポロンビーム

序盤の必殺技で、体内で圧縮した光エネルギーを胸のエンブレムから放出する。エネルギーを抑えることで連射も可能。ダイアポロンの技の中でもっとも使用頻度が高い。

ビームの光線描写と軌跡は宇宙戦艦ヤマト波動砲を連想。

アポロンデストロイ

番組中盤から登場するダイアポロン最狂にして最凶の必殺技。

何故「最狂にして最凶」なのかというと、アポロン星人が持つ伸縮能力を用いダイアポロンが一度ミクロ化し、敵の体内に入り元の大きさに戻るヒーローロボットとは思えないえげつない必殺技だからであり、防御手段ゼロの正に銀河の北斗神拳にして北斗百裂拳と言える。1970年代だからこそ出来た最凶の必殺技である。

ただしこの技は多量のエネルギーを使うため、一度使うとしばらくは合身できなくなる欠点が生じている。

アポロンソーサー

腹部から発射された、エッジ付きのソーサーで相手を切り裂く。エネルギーに覆われている。

カッターソーサー

アポロンソーサー同様の小型エッジソーサーで主に牽引に使用。

ブーメランカッター

つま先の部分が飛び出し両脇から翼状の刃が出、目標物を切り裂く。


トリビア編集

  • 実はダイアポロンの準備稿デザインは原作漫画銀河戦士アポロンで主人公・アキラが巨大化した時に被る兜をロボット風にアレンジしたものであったが、急遽アメフト選手もモチーフに変えた逸話もある(小学館の学年誌に掲載されたダイアポロンのデザインは準備稿のものでアメフトのイメージからかけ離れたデザインの頭部であった)。

  • 今は亡きみのり書房刊のアニメ雑誌OUTでキャラデザの芦田豊雄ダイアポロンカリスマ芦田と名乗った元ネタでもある(理由はダイアポロンのキャラデザであることを隠していたことがバレたため)。

  • 放送当時の玩具では初の3体合体ロボとして発売されたが、パーツを換装する形での合体なため余りパーツで別のロボットを作ることができた。最近発売された玩具でも合身はできるもののパーツは余るため、余剰部分を収納できるモデルは未だに存在していない(そもそも「不要部分収納」自体が無茶な変形方法であるのだが)。

関連画像編集


関連タグ編集

UFO戦士ダイアポロン

ガイキング・ザ・グレート強化形態だが、パーツ構成が似ているロボット。

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