概要
1.の反物は、巻物状で保管される。江戸時代に小袖1枚分に要する布地の幅と長さに基準が生まれ、これを一反と数えるようになったのが始まり(※2)。
呉服屋では、留袖・振袖・訪問着のみがすぐに着用できる状態で売られており(※3)、それ以外は巻物の状態になった反物として保管・販売されている(※3)。
関連イラスト
「反物」でタグ付けされていない作品も含む。「反物化」に関する作品は含まない。
反物の妖怪
一反木綿は、一反分の木綿の反物がゆらゆらと宙を舞うと伝承される、日本の妖怪である。
反物化
ポップカルチャーの分野で「反物化」と言えば、『ゲゲゲの鬼太郎』に登場する中国妖怪軍団の首領であるチー(正体は九尾の狐)が、この妖力を行使する強敵として、鬼太郎ら日本妖怪と対決する話が、古典として存在する(1969年刊行の『週刊少年マガジン』に連載された「妖怪反物」が初出)。この物語の中で、主人公の鬼太郎までもがチーに敗れて反物に変えられてしまっている。
脚注
※2 コトバンク - 平凡社『世界大百科事典』第2版「反物」
※3 BUYSELL ONLINE(バイセル オンライン)- 着物コラム - 「反物」とは?意味を知って正しく理解