「ゼロ速。変身」
『爆走バイク!』
概要
初登場は『仮面ライダーエグゼイド』第34話。檀正宗が新たに製造した2本目の爆走バイクガシャットとゲーマドライバーで復活を果たした九条貴利矢が変身する、新たな仮面ライダーレーザーの姿。レベルは0。
仮面ライダークロニクルにおけるバグスターの管理を担当していた。
外見
姿は色違いのアクションゲーマーレベル2の体にハンターバイクゲーマーレベル5の頭部が付いている様な形態で、レベル2と類似した姿になっていたゲンムと異なり、人型になったレーザーのどの形態とも異なった姿をしている。
外装が減った分、体重も大幅に下がっているが、下記の通り機動性重視故と思われる。
能力
ゲンムレベル0同様、レベルX(テン)相当のスペックを持つ。
その身にはアルファ版限定の試作機能が移植されており、特殊なゲームエリア「アンチバグスターエリア」を形成可能な上に、接触したバグスターウイルスの活動を抑制することが可能。初登場した第34話ではゲムデウスのウイルスすら無力化した。
また正宗から譲渡されたプロトガシャットで他のライダーのレベル3に相当する形態へも変身。
胸部を保護する銀色のプロテクター「プロトライフガード」にはプロトガシャットの力を引き出す特殊機能が備わっており、追加装備の性能が強化されている。
プロトガシャットを使用した際のスペックはレベルX(エックス)以上レベルX-0未満。
また、プロトギリギリチャンバラガシャットを入手後はガシャコンスパローも使用。
レーザーレベル1の時からずっと胸部に描かれていたが、ついに初期装備として使用できるようにはならなかった(ライドプレイヤーの使用描写を見るに、結局は(プロト)ギリギリチャンバラガシャットのガシャコンウェポンであった)。
なお、プロトギリギリチャンバラガシャットはハイパームテキガシャット完成後に手に入れた為、第40話ラストで正宗が発動させたリセットで再び正宗の手元に戻ってしまい、またしてもガシャコンスパローを奪われる形となってしまった。本編の後日談である 夏映画およびVシネマでは再び使用している。
使用ガシャット
最終決戦時点で彼が所持しているガシャットは
の3種類(これら以外のプロトガシャット8本も全て所有していたが、この8本は第41話で再び正宗の手元に戻ってしまっている)。通常のレーザーに変身する爆走バイクとギリギリチャンバラもCRに復帰した際に返却されたと思われる。最終決戦後、プロトシャカリキスポーツとプロトジェットコンバットはゲーム病治療の研究の為に回収された。
形態
別バージョンではあるが、乗り物に関係のある形態を全て持っていることになる。
- バイクゲーマーレベル0
基本形態。運動速度とパワーを重視した調整が施されたボディスーツを始めとして、主に脚部を中心に瞬発力やアクロバティックさを重視したカスタマイズがなされている。
貴利矢が得意とするキックを中心としたスピード中心の肉弾戦を得意とする。
- プロトスポーツバイクゲーマーレベル0
「爆速!」
「アガッチャ!シャカリキ!メチャコギ!ホットホット!シャカシャカコギコギ!シャカリキスポーツ!」
二つ目のスロットにプロトシャカリキスポーツガシャットをセットして変身する。装着するゲーマの形状はヘルメットがないことを除けばスポーツアクションゲーマーレベル3の色違い。車輪を武器に近接戦能力が強化されており、必殺技も車輪をブーメランのように投げ付けるなど戦術もスポーツアクションゲーマーに近い。
「爆速!」。
「アガッチャ!ぶっ飛び!ジェット!トゥザスカイ!フライ!ハイ!スカイ!ジェットコンバット!」
二つ目のスロットにプロトジェットコンバットガシャットをセットして変身する。装着するゲーマの形状は頭部ゴーグルがないことを除けばコンバットシューティングゲーマーレベル3の色違い。スナイプレベル3同様に飛行が可能で、高い機動力と空中からの掃射を武器とする。
必殺技
- 爆走クリティカルストライク
第42話で初披露。バイクゲーマを召喚し、そのままひき逃げアタック…もといライダーブレイクを繰り出す。この時のレーザーターボはプロトスポーツバイクゲーマーだったため、バイク(自転車)を着た元バイク(レーザーターボ)がバイク(レーザー)に乗るという一見シュールな光景となっていた。
ガンバライジングでも同名の必殺技を使用。こちらはプロトスポーツバイクゲーマーに変身して車輪「トリックフライホイール」を投げつけた後プロトコンバットバイクゲーマーに変身してガトリングコンバットで相手を空中に打ち上げ、自分は着地してバイクゲーマーレベル0に戻り、落下してくる相手に回し蹴りを繰り出す連続技になっている。
- シャカリキクリティカルストライク
第35話で初披露。高速回転する車輪を投げ付ける。ゲンムレベルX-0をゲームオーバーさせた。
- フライングターボリッパー
第36話で初披露。プロトギリギリチャンバラガシャット(と思われる)ガシャットをガシャコンスパローにセット、黒いエネルギー刃を放って相手を切り裂く。マキシマムゲーマーレベル99を変身解除させた(ただしこの時の二人は正宗を欺くために演技をしていた)。 名称はシティウォーズより呼称された。
※プロトガシャットにはガシャコンウェポンにセットしての必殺技「~クリティカルフィニッシュ」が存在しない。
余談
- 登場当初は変身時のパネル選択もレーザー時代と違ってパネルを蹴り倒すような荒々しい物に変わっていた。・・・が、これは貴利矢なりの演技の一つであったらしく、本心を表してCR側についた後は以前の回し蹴りスタイルに戻っている。
- 基本形態がエグゼイド達と共通する姿になった為、他の4人が使用していたゲーマとの合体が出来るようになった。・・・代わりにチャンバラゲーマ・ハンターゲーマとの従来通りの合体が出来無くなった。フルドラゴン形態は可能なハンターゲーマはともかく、チャンバラゲーマェ・・・。
- ガンバライジング GH6弾「夏のメッチャGETキャンペーンカード」のムテキゲーマーのバースト必殺技ではレーザーレベル2からレーザーターボに変身しての攻撃を披露したが、44話でのレーザーへの変身時にはレーザー用の爆走バイクを取り出して使用しており、レーザーターボ用の爆走バイクではレーザーへの変身はできない可能性が高い。
- 仮面ライダークロニクルのパッケージにはレーザーターボにバイクアクションゲーマーレベル0やチャンバラバイクゲーマーレベル3に見られる肩パーツと、頭にレベル1からレベル2に存在したバイクのハンドルを取り付けたかのようなシルエットが描かれている(一部ではレーザーターボの初期案とも言われている)。
- 貴利矢の復活は当初の予定にはなかったこともあり、レーザーターボはデザイン画も存在しておらず、上述した外見からわかるように、撮影用スーツはレーザーレベル5のマスクを流用し、ゲンムレベル0のベーススーツを改造したものと組み合わせて作られている。故にゲンムレベル0とは共演できない。