基礎データ
進化
マグマッグ → マグカルゴ(レベル38)
概要
カタツムリのような外観、マグマの体を持つポケモン。
名前の由来は「マグマ」+「エスカルゴ(カタツムリ)」なのは言うまでもないが、かつてとんねるずの楽曲で「炎のエスカルゴ」というものがあったのでそこから来ているのかもしれない。
ポケモン図鑑の説明には体温が一万度もあるというとんでもないポケモンなのだが、もし本当に1万度なら地球がメルトダウンを起こしている。ポケリフレでは溶岩の部分は撫でる事は出来ないが、甲羅は撫でる事は出来る。(だが図鑑説明通りならもはや手が溶けるレベルであるというのは突っ込んではいけない・・・)
タマゴグループはふていけいのみ、溶岩は溶けた岩石だから鉱物も含まれていて良さそうなものだが。マッギョのメインウェポンの一つだいちのちからは教え技環境のないロムではこのポケモンを介さないと覚える事が出来ない。
対戦での性能
種族値
HP | A | B | C | D | S | 合計 |
---|---|---|---|---|---|---|
50 | 50 | 120 | 80 | 80 | 30 | 410 |
(第7世代でH50→60、C80→90、合計410→430に変更)
マグマッグがレベル38で進化する。現時点で唯一の炎岩複合のポケモン。
耐性は多いが弱点が多く、その内4倍弱点が2つもあるというパラセクトと並ぶ不遇ポケモンである。
能力値は防御が高く、特攻・特防が平均的な以外はほぼ絶望的に低い。
HPも低いため思ったより物理耐久もなく、物理でメジャーな地面と格闘がいずれも弱点となってしまっているのが痛い。
おまけにその耐性も特性込みのヒードランの完全下位互換という有様。ついでに言うと実質的な物理耐久もHPが高い関係上ヒードランの方がはるかに上だったりする。
ドわすれやじこさいせいなど優秀な積み技はあるものの、超鈍足なために補助技を使う前に致命傷を食らうか倒されてしまうのが関の山。
一応これらの技がない物理なら多少は受けきることができなくもない。
だが、『エメラルド』以降(特に『エメラルド』は殿堂入り前に入手できる)では、どちらの「とくせい」にもタマゴの孵化を促進する作用があるため、主に孵卵器と化して需要が高い。
上述した補助技に加え、自力で覚える技自体も悪くなく、ほのおもいわも攻撃性能は優れている為、進化してもう少し能力が高くなることを祈るばかりである。
一応、この種族値でもアタッカー向きの性能だったら優秀だったと言われるほどだが・・・
残念ながら『ブラック・ホワイト』では後継として「そらをとぶ」を覚えられるウルガモスが登場してしまったため、マグカルゴの活躍の場が縮小してしまった。
一応幸いなことに同時に厨性能と名高い積み技・キャストオフこと「からをやぶる」を、夢特性に「くだけるよろい」を入手したので、今後はそれを基点とした高速アタッカー・既存である上記のウルガモスや一部の物理アタッカーのメタとして、中々面白い活躍をすることになるだろう。
ロックカット)である
なお、このイラストはイメージ図(本来は…それにしても孵化担当としての誇りを打ち砕いた
ウルガモスに対してだけは圧倒的優位に戦える(主力技いずれも半減以下、おにび無効、サブもめざパの例外を除きマグカルゴに有効打がなく、こちらは4倍のげんしのちからで確一)とは何という皮肉だろうか。
第六世代ではそのウルガモスの立場すら(孵化要員・対戦両方の意味でも)危うくするファイアローが登場したが、こちらは物理主体のため高い防御を生かしやすくウルガモス以上に圧倒的優位に戦う事が出来る。再生技がここで生きてくる上岩タイプ唯一のやけど無効のため、おにびによる機能停止で実質上の相討ちにされてしまう事もなく、ファイアロー絶対殺すマンと呼ばれる事も。だからこそ余計に悲しいのだが・・・こらそこヒードランで十分とか言わない。まあどちらが対面したにしろファイアローとしては引くのが一般的であるため、両壁やあくびのできるこちらの方がファイアローを起点にしやすいのはヒードランにはない利点と言える。
第7世代ではHP種族値と特攻種族値がそれぞれ+10されて60、90となった。火力が若干上がったのはいいがHPに関しては上がってもまだまだ低いままである。また、くだけるよろいの上昇率が2段階になったので、からをやぶるによる高速アタッカー化がしやすくなった。
ちなみに種族値はそれまでギャロップの進化前のポニータと合計種族値が同じだった。どうしてこうなってた。
なお、ファイアローの弱体化によりアイデンティティが減ったかのように見えたが、ほのおのからだやクリアスモッグを生かし、新たにミミッキュ受けとしての役割を手に入れており、何故か近年ではトップメタの一角に刺さっているという状況下に置かれている。いいのか悪いのか…。