「我が名は『デス』。死の世界の支配者」
概要
何者かがデスメモリを左腕に挿して変身したとされるドーパント。死者が蘇って生前の関係者の前に姿を現す「死人返り」を引き起こしていた張本人である。
事件を調査する左翔太郎の前に現れ、自らは姿を消し仮面ライダースカルこと鳴海荘吉を蘇らせて翔太郎を襲わせた。
外見
髑髏が幾つも連なった上半身にローブを纏っている。死神らしく大鎌を持っているが、それに人形がぶら下がっている。明らかに強そうな外見に見ある一方、表立って戦う事は無かった。
派生作品
『天下分け目の戦国MOVIE大合戦』では武神鎧武配下の怪人として登場。
スパイダー・ドーパント、バット・ドーパント、アイズ・ドーパントと共に武神ダブルを襲撃するが、サイクロンジョーカーエクストリームには適わず4人まとめて斬殺されてしまった(戦極世界においては、ドーパントは武神鎧武一味の作り出す単なる生体兵器である)。
おそらく、この世界にはマジでデスメモリが存在するのであろう。もしくは監督が同じであるための客演ということもある。
関連タグ
スカル魔スター/スカル魔・デスイマジン・マンティスファンガイア:同じく死神がモチーフ。
以下ネタバレ注意!
メモリの使用者は、ロベルト志島であったが二度目のWとの戦いの際にメモリを再び使ったときに能力が不安定になり、メモリを看破された。文字通り偽物の死は火葬という形で化けの皮を剥がされるのである。
実はメモリはデスではなくダミー、すなわちダミー・ドーパントがイメージを元に作り出した変身体の1つだった。
余談
彼が蘇らせた仮面ライダースカルは骸骨=『死体』をモチーフとしており、彼が蘇らせるにはうってつけの存在である。
しかし、彼の正体が本当に死を操る怪人ではなく、他者をただただ模倣する怪人である以上、死んだ人間の身体はおろか、『魂』まで蘇らせる事など出来なかったというわけである。しかし、彼の所業を通じて、改めて鳴海荘吉の魂が左翔太郎達に受け継がれる事となった。
ちなみに、風都探偵で明かされた設定によると、鳴海荘吉が変身するスカルは生きながらに死者と同じ状態になっているらしく、そのような死と生の中間にある仮面ライダーを復活させる事自体、本物の死でも不可能だったというわけである。
そもそも、ライダー世界においても(怪人の特殊能力とか施術とかはさておき)死んだ人間を蘇らせる事は基本的に不可能であるので、『死を司る怪人』が本当でもなんでもないインチキというのは言い得て妙である。
また、地球の記憶が無限にある以上、デスメモリも実在する可能性が非常に高く、もし本物のデス・ドーパントが現れたなら、死者を操る事だけでなく、生者の命を絶つ事も出来る可能性も考えられる。