『充実感』だ………これがオレの『燃える』目的だ!
概要
第6部「ストーンオーシャン」に登場するキャラクター。
ジョースター家の宿敵DIOの息子の1人。1988年生まれ。母親はDIOの餌として殺された。
第5部『黄金の風』の主人公であるジョルノ・ジョバァーナや同じく第6部に登場するリキエル、ドナテロ・ヴェルサスとは異母兄弟にあたる。
顔は祖父ダリオ・ブランドーに似ている。
絶望しながら転がり落ちていくだけの人生を送っており、生きる目的を見つけられず、劇中では麻薬中毒に陥っていた。このような人生を送ってきたため、社会を憎んでおり、また人々に希望を与える絵画や漫画、アニメ等のキャラクターを嫌悪している。
エンリコ・プッチがDIOの骨から産まれた緑色の赤ちゃんと一体化した事で、彼の中に流れるDIOの生命力に引っ張られフロリダまで来訪。そこで麻薬が原因によるバイク事故に合い、病院に搬送される途中でプッチと出会う。
そしてプッチによってスタンド能力を引き出され、プッチから自分を天国へ押し上げることで幸福に満たされると言われたことで『燃える目的』を獲得。スタンド能力を使い、今まで自分を見下してきた社会を滅茶苦茶にして希望の無い社会へ叩き落とそうと行動する。
スタンド:自由人の狂想曲(ボヘミアン・ラプソディー)
【破壊力 - なし /スピード - なし /射程距離 - ∞ /持続力 - A /精密動作性 - なし /成長性 - なし】
スタンドヴィジョンなどは無く攻撃もしてこない一風変わったスタンド。
絵画や漫画など、世界のあらゆる『キャラクター』を実在化させるという能力を持つ。効果範囲(射程距離)は全世界に及ぶ。
実在化したキャラクターはスタンドではないため、一般人にも見ることが出来る。
キャラクターを殺してしまうと、能力が解除されても二度と元に戻る事はなく、世界からその存在が消えてしまう。
このスタンド能力の恐ろしい点は、『キャラクター』に心を惹かれた者は「精神」と「肉体」で心が2つに分離してしまうという点にある。分離した精神の方は「物語のシナリオ」にそって行動していき、最終的には「その物語の結末」に沿って死亡することになる。
「物語のシナリオ」は絶対に変更することが出来ない。すなわち攻撃してもまったく効かず、抵抗も出来ず、逃げ切ることも不可能。
劇中ではナルシソ・アナスイが「狼と七匹の子山羊」の物語に参加させられ、狼の役割を演じることになった。このためお母さん羊に追跡され、危うく腹を切られて殺されかけている。
作中で登場したキャラクターは以下の通り。
- 交通標識の棒人間
- ピノキオ@ピノキオ
- 七人の小人@白雪姫
- 白雪姫@白雪姫
- 狼@赤ずきん
- 子ヤギ@狼と七匹の子ヤギ
- 母ヤギ@狼と七匹の子ヤギ
- ピーターパン@ピーターパン
- アトム@鉄腕アトム※
- マジンガーZ@マジンガーZ※
- 鉄人28号@鉄人28号※
- ゴッホ@画家「フィンセント・ファン・ゴッホ」の自画像
- ヴィーナス@ヴィーナスの誕生
- スパイダーマン@スパイダーマン
- ケンシロウ@北斗の拳
- ラオウ@北斗の拳
※これらのロボはコピーライトが記載されている。
活躍
スタンドを発動し世界中を大混乱に陥らせた(この現象は作中では「ファンタジー・ヒーロー事件」と呼称されている)。これによる被害と死傷者数は測定不能。
恐らく今までのジョジョシリーズで一番被害の規模が大きいと思われる。
ミロのヴィーナスは全裸で街中に現れ(TVニュースでその様子がモザイクなしで放送されている)、北斗の拳のケンシロウとラオウの戦闘で新宿は壊滅してしまった。
一方でウンガロは本体である自らが狙われない様に、ニュースで流れる被害情報に耳を傾けながら飛行機で安全地帯に移動していた。
ナルシソ・アナスイとウェザー・リポートを葬るあと一歩というところまで行ったが、ウェザーがゴッホの自画像を脅迫して"全てのキャラクターを元に戻すヒーロー"「プット・バック・マン」を創作させ、実体化させたことでスタンド能力そのものを無力化されてしまい敗北。
負けを知ったウンガロは再び希望の無い人生に戻ったことを悟って再起不能になった。