概要
地球連邦政府の形骸化・弱体化やそれを契機とする各コロニーの自立化などにより発生した宇宙戦国時代の最中、勢力を拡大して地球圏の支配を目論むザンスカール帝国に対抗して結成された有志達によるレジスタンス組織。
その組織名は「神聖軍事同盟」とも言われており、また直訳すると「軍事同盟 (Military League)」と言う。
弱体化している為にザンスカール帝国の侵攻に対しては軍事行動が鈍い地球連邦軍に活を入れるように各地で武力による抵抗運動やゲリラ活動を行う。またバグレ隊やブルーバード隊など一部の連邦軍部隊も独断で協力していた。
「ジン・ジャハナム」と呼ばれる指導者たちが指揮を執っている。これは複数人が同じ名前を使う事で真の指導者の所在等をわかりづらくさせる目論見があり、10〜20人はいるとされており、その背景にはかなり大きな資本や政治勢力が存在したとも言わており、あのアナハイム・エレクトロニクスも協力していたと言う。また基本的に抵抗運動を行っているため、内部では味方といえども個人情報が隠蔽されている事が多い。
組織の歴史
結成とザンスカール帝国への抵抗
宇宙戦国時代が始まりつつあった宇宙世紀0139年に民間ネットワーク内で持ち上がった「神聖同盟構想」から発展し、そして宇宙世紀0148年に実戦的な組織として結成した。
そしてその翌年の0149年にサイド2にて建国したザンスカール帝国の独裁体制に対して抵抗運動を開始、地球連邦政府にザンスカールへの対抗を働きかけるが、当の連邦は腐敗・弱体化しザンスカールとの直接対決は避けていた。
しかしリガ・ミリティアはこれをある程度は予測しており、独自にモビルスーツ開発を行う事を決意した。それがVプロジェクトである。
V(ヴィクトリー)プロジェクト
ザンスカール帝国が最新鋭のMS開発に乗り出し始め、地球侵攻が始まる前にリガ・ミリティアは独自の対抗手段として独自に最新鋭MS開発計画を発動した。
この開発計画に冠している「ヴィクトリー」とは「勝利」を意味する言葉であり、そしてこの時代では抵抗のシンボルとして伝説となっているガンダムをモデルにして開発が始まった。
その計画において誕生したMSがマルチプル機体であるVガンダムとその兄弟機であるガンイージである。
この開発にはアナハイム・エレクトロニクスやサナリィ出身の技術者が関わっているといわれており、これらの機体は民間で開発されながら、その性能は当時の連邦軍機以上の高性能を誇っていた。
ザンスカール戦争
宇宙世紀0152年10月、遂にザンスカール帝国は軍隊であるベスパを使って地球侵攻作戦を遂に開始した。それに対してリガ・ミリティアは宇宙世紀153年4月頃にVガンダムなどを投入して抵抗を開始した。ザンスカールの新兵器や地球クリーン作戦などに苦戦を強いられる事もあったが連邦軍の一部部隊の協力もあったりして戦略衛星基地カイラスギリーの占領などの戦果もあったり、徐々に戦力を増強していった。
そんな最中の5月28日に地球連邦とザンスカールの間に休戦協定が締結されてしまい、争いは中断される事となった。
しかしそれはザンスカール帝国の最終兵器エンジェル・ハイロゥ完成の時間稼ぎであった。エンジェル・ハイロゥに対してリガ・ミリティアは当時の地球連邦軍の主力部隊であるムバラク艦隊と共闘して6月にザンスカール帝国との最終決戦に打って出た。そしてその戦いで多くの犠牲を払いながらもザンスカール帝国軍を撃破した。
最終決戦で首脳部の大半を失ったザンスカール帝国は瓦解しザンスカール戦争は終結した。
しかしレジスタンス組織であるリガ・ミリティアがザンスカール帝国を倒したと言う事実が連邦にかつてのような力が無くなっている事を内外に広く知らしめる結果となり、それが各コロニーの独立運動の暴走を招き、コロニー同士の覇権争いも激化、戦力低下により大規模戦争は起こらなくなったものの宇宙戦国時代や地球連邦の衰退と弱体化は続く事になった。
そしてザンスカール戦争終結後のリガ・ミリティアがどうなったのかは不明である。
所属人物
保有兵器
関連タグ
神隼人:スーパーロボット大戦Dにおいてリガ・ミリティアの指導者ジン・ジャハナムの一人と言う設定。