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幻獣ハヌマーン拳シュエン

げんじゅうはぬまーんけんしゅえん

幻獣ハヌマーン拳シュエンとは『獣拳戦隊ゲキレンジャー』に登場するスウグの双幻士の片割れである。

「野郎共、町中で悪戯だ! 人間共に、悲鳴と絶望のクリスマスプレゼントをくれてやれ!」

CV:柴本浩行

データ

身長:205cm(幻身豪天変時・55.3m)

体重:93kg(幻身豪天変時・25.1t)

好きな場所:賑やかな所

好きな食べ物:何でも食べる

好きな言葉:「猿は人間に毛が三本足らぬ」

概要

スウグ双幻士の1人。

東南アジアの民族が纏う鎧に身を包んだの外見をしており、頭部と両肩、両大腿部に炎の意匠が見られる他、胸部にも同じくハヌマーンの顔が有る。

如意棒を思わせる棍棒で武装している事からも分かる通り棒術の達人で、後述の能力も相まってまるで孫悟空を思わせる。

の様な幻獣であるハヌマーンを手本とし、無数の分身を統率して戦う臨獣ハヌマーン拳の使い手である。

分身には皆微妙に異なる性格や個性を持たせる事が可能で、これによって相手は普通の分身以上に本物を識別し辛くなる為、より翻弄出来る。戦闘ではこの様な分身を無数に生み出して戦うスタイルを取るが、実は戦闘中に自身が分身なのか本体なのかこんがらがってしまう癖があり、意外と抜けている。

加えて性格も非常に不真面目で終始ふざけた態度を取る上、ノリが軽く悪戯好き。

同じくスウグの双幻士である幻獣ケルベロス拳コウとは文字通り犬猿の仲を地で行く間柄で、顔を見合わせる度に取っ組み合いの喧嘩をしているが、実質ロンの操り人形で自我を持たないスウグに対して忠誠心が全く無く、露骨に見下している点は一緒である。

使用ゲンギ

  • 毛猛分身変(もうもうぶんしんへん)

頭髪を抜き、息吹を吹きかけることで沢山の実体を持った分身を作り出す。所謂分身の術。

分身は本体と遜色ない能力を発揮し、少しずつ性格も異なるため識別は困難。

  • 天軸転(てんじくてん)

背中に背負った伸縮自在の棍棒を湾曲させながら振り回し、複数の標的に打ち付ける。

  • 大猿回だいえんかい

身体の柔軟性と俊敏性を最大限に発揮し、舞いながら相手の攻撃をことごとくかわす。

  • 爆炎彩遊鬼ばくえんさいゆうき

背中に背負った棍棒から、強力な火炎を放つ。

活躍

クリスマスに浮かれる街に出現し、ゲキレンジャーと交戦。毛猛分身変で性格の異なる分身を大量に産み出して翻弄する。

然し、気合で過激気を習得したゲキチョッパーの鋭鋭過激気斬・クリスマススペシャルを受け敗北。

直後に幻身豪天変で巨大化すると、巨大戦ではゲキレンジャー側の3体のロボを素早い動きで圧倒するも、サイダイオーのゲキワザ・大氷塊山で凍らされ、そのままサイダイゲキファイヤーのファイヤー砕大突撃を止めに喰らって爆散した。

余談

モチーフはインド神話に登場する猿神ハヌマーン。そして山海経に登場する朱厭(しゅえん)。

原典の山海経(西山経)の記述では、「獣がいる。そのかたちは猿のようで白い首と赤い足を持ち、名は朱厭という。これが現れると大戦がおこる」とあり、相当恐れられた存在である事が窺える。

また、他の幻獣拳の幻獣がギリシャ神話等に見られる西洋の出典なのに対し、ハヌマーンはインド神話で東アジアとそれ以外のモチーフとなった。因みにハヌマーンは西遊記孫悟空のモデルとされており、劇中での彼の棒術や毛で分身する能力はそれを彷彿とさせる。

干支のモチーフは言うまでも無く「申」。

声を演じた柴本氏は『特捜戦隊デカレンジャー』のスマスリーナ星人ニカレーダ以来、3年ぶりのスーパー戦隊シリーズ出演となった。

幻獣拳の使い手であると言う事は、彼もまたロンによって「血盟の儀式」を受けて自身の臨気幻気を融合させる手続きを行った元臨獣闘士である事は間違い無く、鞍替えする以前は臨獣モンキー拳の使い手だった事は想像に難くない。

関連タグ

獣拳戦隊ゲキレンジャー 幻獣拳 双幻士

ハヌマーン 孫悟空

ザルダン・ホウ11年後に登場する、同じく孫悟空に似た猿モチーフの戦隊怪人

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