概要
『HEROMAN』に登場する宇宙人。大きさは3mを超えるが外見はカメムシやゴキブリに酷似しており、節足動物から進化した種族らしい。人類を遥かに凌駕する知識と科学技術を有する。
しかし彼らは友好など結ぶ気は微塵も持っていなかった。スクラッグはあらゆる星を攻め滅ぼし食い尽くしてきたまさしく「宇宙の害虫」とでも呼ぶべき存在で、捕らえた星の生物を片っ端からスクラッグやキメラに改造して尖兵にしているろくでもない連中であった。作中でも主人公の知人2人をスクラッグに改造している(pixivでもHEROMANキャラをスクラッグ化した二次創作が散見される)。漫画版では人間のみならず昆虫や甲殻類を使った人造スクラッグを作成している。
『スーパーロボット大戦UX』では真のイノベイターへと進化した刹那・F・セイエイをして「分かりあえない種族」と断じる程からお察しください。
体は強固であり、銃弾や砲弾も通じないが、胸の目のような結晶体が弱点であり、聴覚が異常に発達している(そのため探索時にはソナーのようなレーダーを使うが、この音は特に問題ないらしい)ため、高周波の音を嫌う性質を持つ。
死亡すると体が丸く固まってしまう。
主な武器は腕に付属するビーム砲と圧縮空気弾。勿論人間とは比較にならない怪力を持つ。
タマ
スクラッグの使用する巨大兵器。ぞんざいな名前だが、本当に超でっかい金属球という単純明快な外見。英訳もTAMA。作中では5機出現。
直径数十mほどで、傾斜に関係なくスクラッグが指定した通りに転がり続け(作中ではワシントンDCや東京などの大都市目掛け一直線に進んでいた)、射線上の全てを薙ぎ倒す。アメリカ軍による一斉攻撃もまるで通じず、ヒーローマンの攻撃をも弾き返すほど強固な素材でできており、攻撃を受けるとウニのように巨大なトゲを生やす。
遠隔操作している宇宙船をデントン教授が攪乱したことにより停止し、あまりの重量と強度の為破壊も運搬も出来ず人類から放置されていたが、終盤でゴゴールにより捕食されてしまう。
関連項目
ゴゴール:首領
ベルトルト・フーバー:人類との意思疎通は可能でも分かりあえない存在繋がり
テラフォーマー:上記に加えゴキブリ型であることもそっくりである