ウィリアム・デイヴィス
うぃりあむでいゔぃす
CV:保村真
スクールの上級生で、リナ・デイヴィスの兄。愛称は「ウィル」。
アメフト部所属のがっしりとしたスポーツマンで、いわゆる“番長”ポジションのキャラクター。
富豪の家の長男で、プライド高く傲慢なところがある。
血の気が多く喧嘩っ早い性分で、腕っ節からよくニックをはじめとした取り巻きを引き連れて行動している。
一方でリナをシスコンと言っていいレベルで可愛がっており、そのリナから好意を受けるジョーイを疎ましく思い、たびたび嫌がらせをしていた。
サイとは元アメフトのチームメイトだったが、自分が試合中に強引なパスを送ったことが遠因となってサイの脚の自由を奪ってしまい、以来ぎくしゃくしている。そのことに関しては責任を感じ、キャプテンを引退することで責任を取っている。
ジョーイがヒーローマンと共に活躍しはじめると、そのことに徐々に嫉妬心を募らせていき、自身もヒーローになろうとついにスクラッグの母船に殴り込む。
だが圧倒的な実力差に完膚なきまでに叩きのめされ、挙句地球人のサンプルとして捕獲され、スクラッグの細胞を埋め込まれて改造人間として洗脳されてしまう。
ジョーイの前に敵として立ちはだかるも、リナの声を聞いて自力で洗脳を振り解く。しかし異形の存在となったことで「人間社会では生きていけない」と悟り、そのまま行方をくらました。
スクラッグ壊滅後は、スクラッグの技術を研究する施設を破壊して回り、暗躍している。あくまでも“スクラッグの技術の悪用”の芽を摘むための行動であり、決して死人は出していない。
最終決戦ではセンターシティに先んじて乗り込むも、あっさりと捕獲されてゴゴールの復活を許してしまう。
その後ジョーイと共闘するもジョーイを庇って負傷、ヒーローマンを失って意気消沈するジョーイを叱咤激励しつつ、奈落へと落ちて行方不明となった。
月刊少年ガンガンでの漫画版では、ジョーイとの関係をもう少し深く掘り下げており、ジョーイを認めてリナのことを託すなど、幾分かジョーイに柔和な態度を見せている。
ジョーイとヒーローマンのコンビが正統派ヒーローならば、スクラッグ化したウィルはダークヒーローとしての側面を持っていると言える。