邪悪竜ダガーギン
じゃあくりゅうだがーぎん
「なんちゃって。へっ、生憎俺も馬鹿じゃねぇ。そんな攻撃は想定内だぜ、ベイベェ!」
CV:岸祐二
概要
3000匹を超える竜人兵ジャリュウ同士を殺し合わせ、最後の1体になるまで勝ち残った事で創造王リュウオーンから全ての科学力と生命力を与えられ、最強の進化形態へと生まれ変わった本編最後の第6の邪悪竜。筋骨隆々の赤い竜人と言う厳つい姿を持ち、無数の触手の様になっている右腕が特徴。口癖は「ベイベェ!」。
体内にレフレクタ器官を備えており、相手からのダメージの衝撃度と特徴を完璧に記憶し、これによって右腕を同じ様な武器状に変態させる事が出来る。
更に全く同種の攻撃を再生し、その威力は2倍に増幅して反射するカウンター能力を持つものの、右腕を変態させる際には多大なエネルギーを消費する為、右腕を中心に全神経が硬直してしまうのが最大の弱点。だが、彼自身は自らの能力の特性や欠陥の全てを熟知している為、どんな攻撃にも耐え得る鎧化した頑丈な筋肉を鍛えている。
活躍
プレシャス「闇の三つ首竜」を回収しようとする明石達6人の前にリュウオーンと共に出現すると、シルバー以外のボウケンジャーと交戦。
その驚異的な戦闘力と右腕が変形した銃で5人を苦戦させ、予め受けたスクーパーファントムとナックルキャノンを「リターン(2)」として繰り出すと、更に右腕が変形した剣でブラックを圧倒するも、右腕の弱点を見抜いたレッドのデュアルクラッシャー・ドリルヘッドによって右腕の全神経が硬直した為にその場は撤退する。
その後、「わざと攻撃を手加減する事で相手の反射の威力を軽減し、硬直の隙を突いてカウンター返しを行う」作戦を思い付いたブラックと交戦。
だが、ブラックの思い付きを想定していたダガーギンは強靭な肉体でハンマーダイナマイトを無効化し、逆にブラックを変身解除に追い込んで見せるも、同様の攻撃を繰り出すレッドの気迫に為す術も無く押された挙句、強靭な肉体を黄金の剣で貫かれてしまい、そのままゴールデンクラッシュを喰らい「アンビリーバボー!」と叫びながら倒された。
直後に右腕の変態能力を全身再生能力として増幅させる事によって再生巨大化。
巨大戦ではレッドとブラック以外のボウケンジャーに口からの火炎放射で襲い掛かり、4人に止めを刺そうとするが、黄金の剣から変形したズバーンに阻止された上、サイレンビルダークレーンから至近距離でナックルバルカンを叩き込まれ、怯んだ所でズバーンの連続キックを叩き込まれて爆散した。
尚、今回の戦いで明石と真墨の間に確執が残る結果になると同時に、リュウオーンも新しいジャリュウも生み出せない程に肉体が弱り出していた……。
余談
- モチーフは『爆竜戦隊アバレンジャー』のマックスオージャであり、胸部のディテールがモチーフに酷似している。名前の由来は石橋貴明(いしばしたかあき)。
- 番組の終わりの恒例のコーナー・「今日のスーパー戦隊」では、『悪の戦隊・花のくの一組/邪電戦隊ネジレンジャー/銀河戦隊ギンガマン/暴走戦隊ゾクレンジャー』が紹介された。
- 声を演じた岸氏は『特捜戦隊デカレンジャー』のドラグ星人ガニメデ以来、2年ぶりのスーパー戦隊シリーズ出演となり、翌年の『獣拳戦隊ゲキレンジャーvsボウケンジャー』にて臨獣ヒポポタマス拳バーカーの声を担当した。