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のびしずの編集履歴

2020-03-03 20:48:39 バージョン

のびしず

のびしず

藤子・F・不二雄原作の漫画・アニメ作品『ドラえもん』の副主人公・野比のび太と、メインヒロイン・源静香の公式カップリング。

概要

藤子・F・不二雄原作の漫画・アニメ作品『ドラえもん』の副主人公・野比のび太と、メインヒロイン源静香公式カップリング


作中において、将来的に結ばれることが明言されている公式認定のカップルである。本来、のび太は未来においてジャイ子と結婚する運命だったが、主人公・ドラえもんがやって来たことにより運命が大きく変わった。


基本的にのび太の片想い傾向が強く、彼があの手この手を使ってしずかに積極的にアプローチするのに対し、しずかは誰に対しても平等に接していることがほとんどで、のび太のアプローチも大抵空回りしてしまう。


普段から一緒に遊んだり宿題をするなど、仲は大変良い。ジャイアンスネ夫にいじめられるのび太をしずかが庇う場面も多く、ジャイアン達にいじめられて落ち込むのび太に「けんかなんか弱くてもいいじゃない」と慰めたり、事あるごとにのび太を除け者にするスネ夫に対して「いつもそんなこといって、のび太さんをなかまはずれにするなら、あたしも帰るわ」と言い、のび太に味方する場面も描かれている。


しかしのび太がしずかの入浴中に「どこでもドア」等で侵入したり、彼が何らかの要因で不本意ながら彼女に失礼な行動を取ってしまった時には、嫌われてしまうことも少なくない(尤も、しずか自体は物事をあまり引き摺る性格ではない為、すぐに仲直りする)。お色気関連についてはのび太の邪な考えが原因の一つだったりするが。

一方『恐竜』にてしずかがドラえもんの手違いで海パン姿になってしまった際、彼女の裸体を見て喜ぶスネ夫ジャイアンを尻目に怒るなど、彼女の羞恥心をしっかり尊重する場面もある。


何だかんだでのび太のしずかに対する想いは本物で、しずかの頼みは無理な内容でも引き受けたり(尤も、実際に問題解決に貢献するのはひみつ道具を持つドラえもんであり、のび太はあくまでも問題解決のきっかけに過ぎないことが大半だが)、彼女が敵に捕まり人質に取られた際には無我夢中で救出に行こうとするなど、節々でその想いの強さを確認できる。また『恐竜』でプテラノドンの大群に襲われた際、怖い思いをしているしずかに対し、何もしてやれない無力な自分を恥じ涙を流すという、彼女を一途に想う姿が描かれている。


普段のしずか視点だと、のび太は周りの友人とほぼ同列の存在で、異性として意識する描写はあまりない。むしろ出木杉に入れ込んでいる面もある。しかし彼女自身はのび太のことを「放っておけない存在」と考えており、原作「雪山のロマンス」にて、彼との結婚を決意した理由については「そばにいてあげないと、危なっかしくて見てられないから」と明言している。また、のび太が勉強やスポーツに対して努力している時は積極的に彼のサポートをする等、彼の芯の強さを理解し応援する場面が散見される。

のび太としずかは幼稚園時代からの幼馴染であり、迷子になってしまい泣きじゃくってたのび太をしずかが助けに行くエピソードが存在する。

どことなくのび太を引っ張るイメージがある一方、人質から解放された際、真っ先にのび太に抱きつくなど、彼だけに特定のリアクションを起こすことも。実際に『鉄人兵団』や『パラレル西遊記』等ではのび太に助けられた際、彼に抱きつく場面も見受けられる。


25年後の未来でも夫婦仲は良好で、野比ノビスケという息子を授かっている(のび太のパパとは同姓同名にあたる)。

ただ、2人とも腕白なノビスケに手を焼いているらしく、「タイムマシン」で未来を見に来た現代ののび太を未来のしずかがノビスケと間違えてお尻ペンペンしていることから、普段もだいぶ苦労しているようである。


アニメ版での描写

原作版では、上記の通りしずかからの印象は淡白に描かれており、彼女がのび太に対して好意を抱いているかどうか分かりづらかったのだが、アニメ版ではそういった描写を力に入れており、主に大山のぶ代版では現代における描写で、水田わさび版では未来における描写で強調されて描かれている。


大山版

大山版アニメオリジナルエピソード「二人のしずかちゃん」では「分身蜃気楼」(使用者の分身を生み出すことが出来るひみつ道具だが、生み出された分身は総じて気が強い)によって生み出された分身のしずかと本物のしずかを判別するために、のび太が「しずかちゃん、僕の事好き!?」と訪ねていたが、本物のしずかは相当照れている様子であり、また同アニメオリジナルエピソード「できすぎラブレター」では、のび太が「もはん手紙ペン」(このペンを使うと、どんな人でも素晴らしい内容の手紙を書くことが出来る)を使用してしずかへラブレターを書くが、設定ミスで年齢不相応の文を書いてしまい、しずかはそのラブレターを読んで赤面するが、不自然さに気づいた彼女はのび太に対して怒ることはせず「のび太なりの手紙が欲しい(≒自分で書いたラブレターなら相当嬉しかった模様)」という内容の手紙を書いてのび太に渡していた。


同アニメオリジナルエピソード「小さな恋にメロメロ」では2人の馴れ初めが描かれており、入園式の日(=3歳の頃)にのび太が転んで泣いている所を、しずかが自分のハンカチを差し出してくれたことがきっかけで、のび太は彼女に惚れた模様。その後、ジャイアンとスネ夫のせいでしずかの帽子をプールに飛ばされしまうのだが、のび太がびしょ濡れになりながらも彼女の帽子を取りに行き、その様子を見たしずかは「のび太ちゃんって、とても勇気があるのね」と言いながら、のび太の頬にキスをした


これらのエピソードから、のび太としずかは現代はおろか幼稚園時代で初めて出会った時から両想いだったと考えることが出来る。


水田版

2014年版「のび太のおよめさん」では、現代ののび太が未来のしずかに結婚した動機を訪ねてみたところ、彼女は「少しおっちょこちょいの部分もあるけど、優しくて思いやりがあって、全部大好きよ」と語っており、上記の「雪山のロマンス」での描写と合わせて「おちょこちょいながらも彼なりに尽くそうとしてくれた」のび太に惹かれた模様。


また、水田版アニメオリジナルエピソード「しずかちゃんのプレゼントはのび太」でも、現代のび太が作ったしずかへのプレゼント(未来ののび太が現代のしずかから一時的に受け取ったのだが、そのまま未来へ持ち帰ってしまい現代のしずかへ返すことを忘れていた)を持っている未来ののび太を見て、未来のしずかは微笑みながら「ありがとう、王子様」と言っていた。


喧嘩

原作「むすびの糸」では、原因は不明だが珍しく2人が大喧嘩してしまう。のび太としずかが言い争いになり、しずかは泣いて帰ってしまう。最初はのび太もヒートアップしていたが、考えてみれば自分にも非があったと思いしずかに謝ろうとするも、しずかはのび太に対し口をきくこともなかった。

のび太から相談を受けたドラえもんは「むすびの糸」を渡すも上手くいかず、色々あってのび太はジャイアンに殴られてしまう。しかし最終的にはしずかは怪我をしたのび太を心配し、のび太は泣きながらしずかに謝罪、彼女と仲直りすることが出来た。

水田版アニメでは、夕闇を見ながらベンチに座る2人の小指に運命の赤い糸が出ていた。

 


関連イラスト

のび太のおよめさんキミ色ブーケ。


関連タグ

ドラえもん 野比のび太 源静香

雪山のロマンス のび太の結婚前夜

野比家 公式カップリング 夫婦 幼馴染 未来の夫婦

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