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オウカンミカドヤモリの編集履歴

2020-04-25 15:48:23 バージョン

オウカンミカドヤモリ

おうかんみかどやもり

爬虫綱有鱗目ヤモリ科の生き物

詳細

和名オウカンミカドヤモリ
英名New caledonian crested gecko
学名Correlophus ciliatur
生息地ニューカレドニア
体長20センチメートル
繁殖形態卵生
エサ昆虫、小型哺乳類など

概要

オウカンミカドヤモリとは爬虫綱有鱗目ヤモリ科に属するヤモリである。


生態

ニューカレドニアとパイン島、その周辺の島にの森林に生息する固有種である。夜行性であるが、日差しが強い日中には日光浴も行う。発見例が少ないため、野生での生態はあまり知らなていない。


食性動物食傾向の強い雑食で、昆虫や節足動物を貪欲に捕食するほか、果実花の蜜なども摂食する。共食いも行う。植物質を摂取するのはエサの少ない環境に対する適応だと考えられている。


繁殖形態は卵生で、1回に2個ずつのを5〜9回に分けて地中に産む。卵は60〜90日で孵化する。孵化した幼体は通常、最初の脱皮(ファーストシェイド)を行うまでは餌を食べず、卵黄の栄養分だけで過ごす。


トカゲと同じように、外敵に襲われると尻尾を自切して逃げ出す。


ペット

生息地の野生個体の持ち出しは厳禁であるが、ペット用として飼育されることもあり、日本ペットショップにも繁殖個体が輸入されている。主に英名で流通し、ヒョウモントカゲモドキの「レオパ」に対し、「クレス」の愛称で親しまれている。


樹上棲ヤモリの中でも特に人気が高く、飼育入門種とされることもある。プロ野球選手田代将太郎歌い手リコ♡LOTTEも、本種を飼育していたことで知られる。


流通するのはオスが大半で、メスは少なく高価。価格は相場で30000円前後である。樹上棲のため、高さのあるテラリウムで飼育される。流木コルクバーグなどを組み合わせて足場シェルターを提供する。また、日光浴を行うため紫外線が必要になり、日光に当てたりそれに変わる証明(バスキングライト)は必須。1日に2回、霧吹きをし、ケージ内を保湿する。ケージのガラス面を濡らすと、その水を舐めるように飲む。脱皮をするので、大型のタッパーなど、体全体が浸かれる水入れも入れておく。


雑食のため、餌としてはコオロギゴキブリなどの昆虫以外に果実、昆虫ゼリー、専用の人工飼料も与える。昆虫を与える時は、カルシウム剤を混ぜて与えるとよい。


飼育ケージが狭すぎたり、ケージ内の温度が低くなると拒食に陥る。その際はイエコなどの体を潰して、ピンセットで挟み、口元に体液を付けてやると食べてくれやすい。


過度にストレスがかかると、発作的に口を開けて暴れまわり、ヤシガラなどの床材を口にする「土食い」を行い、体内に土が詰まって死亡する場合がある。


関連イラスト


別名・表記ゆれ

クレステッドゲッコー


関連タグ

爬虫類 ヤモリ

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