概要
『仮面ライダーBLACK』とその続編『仮面ライダーBLACKRX』の主人公・南光太郎が発する台詞。
勿論、普通に「許さん」と言っているだけだが、演じた倉田てつを氏のパワフルすぎる発声と独特の声質のために、あたかも一字一句に濁音が付いているように聞こえる。
主に、悪の組織ゴルゴムやクライシス帝国の陰謀に巻き込まれて被害を負った市井の人々を目の当たりにしたり、その被害を起こした張本人たる怪人や幹部と対面した時に発する。
正義の味方が悪に対して燃やす怒りをこれ以上なくシンプルに表現した台詞であり、劇中で頻繁に使用されたため、「おのれゴルゴム!」などと並んで、BLACK、RXの決め台詞・代名詞として扱われる。
ネット版レッツゴー仮面ライダーでは火野映司が変身した(と思われる)RXが泉比奈との結婚を認めない父(という設定の)・ジェネラルシャドウの理不尽さに怒り「許さん!」(今回吹き替えを担当したのがてつをではなく松本保典氏であるため、本当にこう聞こえる)と吐き捨てた後に(発光していない状態の)リボルケインでトドメを刺して強制的に結婚を認めさせた。
ただし、シャドウが結婚を認めなかった理由は「映司が定職を持たない旅人」という理由だったからである。どっちが理不尽だよ!?というか「ゆ゛る゛さ゛ん゛」の使い方を間違えている気がする…(ちなみに冒頭では「射手座A型の人は明るいが理不尽な事が大嫌いなRXタイプ」と説明されている。どういうことなの…私、聞いてない!!)
「ゴルゴム、ゆ゛る゛さ゛ん゛!!」
「クライシス、それ以上の悪事はこの俺がゆ゛る゛さ゛ん゛!!」
余談
『ガンバライジング』ではディケイドで実現したためか、BLACKとRXの二人をチームに組み込むと「絶対に許さん!」というチームボーナスがつく。『ガンバライジング』をプレイしているなら是非とも試してみよう。
また、『ライダーレボリューション』ではネヴァンの呪縛から解放された際にも怒りを露わにしているが、自分も悪の片棒を担がされたという負い目があったからか「許さん」を通り越して「許せん!!!」と叫んでいた。
表記揺れ・別表記
関連タグ
ゴルゴム:被害者その1
クライシス帝国:被害者その2
ユグドラシル絶対に許さねぇ!:平成ライダーにおける「ゆ゛る゛さ゛ん゛!!」
ユルセン:似て非なる者
山地闘破/磁雷矢(ジライヤ):同時期のヒーロー。こちらも必殺技の直前に「許さん!!」と毎回のように叫んでいる。
許せるッ!:東映版『スパイダーマン』に登場するモンスター教授が発した「許せん」があたかもそう聞こえた事から生まれたネタ。スーパー寛大タイムとも。