概要
開催:2020年5月25日(月) 20:00〜6月8日(月) 12:59
条件:第1部特異点F(炎上汚染都市冬木)のクリア
特異点名:星屑盤上冥路アステロ・アキハバラ
『Fate/GrandOrder』の期間限定イベントの1つであり、5月度恒例のコラボレーションイベント。今までと同様、公式生放送でイベント詳細が発表された直後より開幕している。
コラボ先の『Fate/Requiem』より、配布サーヴァントとして星4ランサーの宇津見エリセ、期間限定ピックアップで星5フォーリナーのボイジャーと星4バーサーカーの鬼女紅葉が実装されている。
原作・プロットが星空めてお氏、奈須きのこ氏やシナリオチーム監修のもと作成と明かされている。
発表時点で原作刊行数はわずか1巻のみと、一作品として地固めが殆ど出来ていない状況でのコラボ実施であった為、多くのファン達からは驚きの声が上がった。
加えて先行する予定だった2巻の刊行も延びた事により、キャラや設定の掘り下げが、原作より先に本イベントの方で行われるという、創作界全体から見ても前代未聞のコラボレーションとなっている。
一巻終盤で明かされた少年の真名も生放送でバッチリ公表されており、イベントでも始まってすぐに縁深い大統王によって看破されている。
ストーリー
前触れ無く始まったカルデア内でのボードゲーム大流行。しかし皆のハマり具合はどこか尋常ではなかった。
同時に現れた謎の少年サーヴァントへの対応もあって、その場を離れた主人公達だったが、翌朝ゲームに参加していた者達がことごとく姿を消す事件が勃発する。
後に残されたのは一連の原因と思われる謎のボードゲームセット。皆がその中の異空間へ引き込まれてしまった事を知った一行は連れ戻すべく、会いたい人がいると語る少年の力を借りて共にダイブする事となった。
そして内部世界のルールに従い、様々なゲームに挑みながら原因の究明に臨む事になったが、すぐにその前提も狂い始め、事態は不穏な方向に進み始める。
イベントの仕様
シナリオは「ゲーム」という形で進行していき、本作では珍しくストーリー要素がかなり薄い。
クリアすると次のゲームに進むことができるミッション形式を採用し、リタイアしたサーヴァントが変化した「トークン」の獲得数が開放条件となるクエストも存在する。
ゲームマップは電車で行き来するのが基本だが、いわゆる「抜け道」が存在している。
- 第1のゲーム「モザイク都市の独占」
モノポリーをモチーフとしたゲーム「ガッポリー」。
クエスト報酬やアイテム交換で入手できるダイスを振って、出た目の数だけコマを進める。止まったマスに応じたクエストをクリアすると報酬獲得と共に再度ダイスを振る権利を得る。
一回りしたら次のメインシナリオに進めるが、クエストが残っている限り何度でも続けることができる。
ダイスにも種類があり、目が1~6の『ノーマルダイス』、1~3の『123ダイス』4~6の『456ダイス』1のみの『1ゾロダイス』、2のみの『2ゾロダイス』、3のみの『3ゾロダイス』の全六種。
- 第2のゲーム「幽霊屋敷の人狼たち」
しかし、元々絶妙なバランスの上で纏っていたカルデアサーヴァント達と、人間不信を招く本ゲームの相性は宜しくなく、次第に揉め事と混乱が広がってゆく。
- 第3のゲーム「破滅の播種者」
カタンの開拓者たちをモチーフにした資源の争奪ゲーム。
しかしある事情により、作中で挑む事は出来ない。
- 第4のゲーム「激突の軍団」
モチーフはバトルライン。互いが所持するトークンから顕現させたサーヴァントによる某有名タイトルじみた対戦ゲーム。
全9ラウンド中先に3連勝するか累計5勝することが勝利条件となる。
その都合上、編成制限や特殊ギミックが存在しており、令呪や魔術礼装の使いどころが問われる。
登場キャラクター
いつの間にかカルデアにあった"謎のボードゲーム"の中から現れたサーヴァント。
ボイジャーが捜し求めている槍を携えた魔術使い。本人の意思はそのままに、疑似サーヴァント化している模様。
自前の価値観により、カルデア及び主人公の在り方(=FGOのコンセプト)に真っ向からケンカを売った。
事件発生時にカルデアに残っていた一同。主人公と共にゲームの世界に飛び込み探索を行う。
第2のゲーム参加者で、今回初の立ち絵となる英霊祭装の赤ずきん風衣装で登場。
ゲームクリア後より主人公に同行するが、彼女にしてはどこか冷たく…?
余談
開始当初公開されていたシナリオでは一部キャラクター(エミヤ・オルタなど)の言動に違和感があるという指摘が散見されていたのだが、29日に奈須きのこと星空めておの監修が入っていないテキスト、演出が公開されたとしてプロローグと第1のゲームの中身が差し替えられた。
制作途中のテキストが公開されていたという異例の不具合だが、修正前と修正後のテキストを比較するとがっつり監修及び修正が入っていることが確認でき、図らずもFGOのシナリオがどうやって作られるていかの一端が公開される形になり、菌糸類の仕事量の多さを実感するマスターも現れた。
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