ピクシブ百科事典は2024年5月28日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴
編集内容:メイン画像と親記事タイトルを変更。関連タグを少し削除。ミルメコレオのイメージに合うイラストが無いと感じたので、概要のイラストを全て削除。

概要

ヨーロッパの伝説に登場する合成獣で、父はライオンで母はである。

その姿は頭部がライオン、身体が蟻、もしくは上半身がライオン、下半身が蟻といわれる。

中世の寓話ではその奇妙な姿から二重人格にたとえられ、ライオンは肉を食うが、(中世の認識では)草食の蟻の身体では消化できずに、長く生きられない存在として語られた。また蟻の卵から生まれるため、生まれた瞬間に土中で窒息し、その多くは地上にさえ出られずに死んでしまうともいわれていた。

飢えのためにさらに貪欲に貪り食い、最後に身を滅ぼすことから、欲望で身を滅ぼすことへの戒めの説教の題材にもされた。

正体

その奇妙な存在の正体は『聖書』の誤訳によって生じた言葉であるといわれている。

旧約聖書ヨブ記』の4章11節の「雄獅子」ギリシャ語に翻訳する前段階で、「アラビアの獅子」ミュルメクス・ライオンとなり、さらにミュルメクスはギリシャ語ではの意味を持つために、直訳の結果「蟻ライオン」という言葉になってしまったらしい。

なお英訳すると「アントライオン」になり、生物学の発達とともに合成獣ではなく、砂中に潜み蟻を食うアリジゴクの事を示すようになった。

センシティブな作品

創作での扱い

ファイナルファンタジーシリーズ

ファイナルファンタジー3』では、コウモリの羽根とサソリの尾を持つ人面獣「マンティコア」の色違いモンスターとして登場した。

ファイナルファンタジー11』では「Myrmecoleon(メルメコレオン)」名義で、フォミセラス族(アントリオン)のノートリアスモンスターとして「アビセア-タロンギ」エリアに登場。地上におびき出さないと戦うことができない。

女神転生シリーズ

初出は『真・女神転生デビルサマナー』で、”妖虫”の上位悪魔として登場した。『ストレンジジャーニー』では『女神異聞録ペルソナ』での平仮名表記による誤読から生じたスキルせつなさみだれうち刹那五月雨撃ち切なさ乱れ撃ち)を唯一持つ悪魔というセルフパロディがあった。

Z/X-Zillions_of_enemy_X-

異融の神獣ミルメコレオとして登場した。

カルドセプト

※イラスト左下

巨大昆虫の幼虫クリーチャー。復活能力を持ち自破壊時ドラゴンフライとして復活する。

宝石泥棒

山田正紀作のSFファンタジー小説。沙漠に棲む巨大な蜘蛛。大蜥蜴サラマンドラですら肉をグズグズに溶かして喰ってしまう。

関連記事

編集内容:メイン画像と親記事タイトルを変更。関連タグを少し削除。ミルメコレオのイメージに合うイラストが無いと感じたので、概要のイラストを全て削除。