概要
『ハリー・ポッター』シリーズに登場する主人公、ハリー・ポッターの名付け親であるシリウス・ブラック三世の出身である純血の魔法一族、ブラック家の家系図に登場する魔法使いたちの名前。
家系図には一世、二世、三世の存在が確認されているがいずれも『ハリー・ポッター』シリーズ本編では既に死亡している。
ピクシブでは主にブラック三姉妹の父親であるシグナス三世のことを指す。
- シグナス・ブラック一世
フィニアス・ナイジェラス・ブラックの父親。
- シグナス・ブラック二世
フィニアス・ナイジェラス・ブラックの四男、一世の孫。
- シグナス・ブラック三世
フィニアス・ナイジェラス・ブラックの曾孫、一世の玄孫、二世の孫。
血統
ホグワーツ魔法魔術学校の校長を務めたフィニアス・ナイジェラス・ブラックの傍系の孫、ポルックス・ブラックの次男として生を受ける。
母親は間違いなく純血の聖28一族出身の魔女、イルマ・クラッブ。
姉にシリウス三世とレギュラス二世の母であるヴァルブルガ・ブラック、兄家系図から消されるアルファード・ブラックがいる。
ヴァルブルガが本家筋の再従弟、オリオン・ブラックとの間に儲けた息子たち、シリウス・ブラック三世、レギュラス・ブラック二世らブラック兄弟の母方の叔父に相当。
妻のドゥルーエラ・ロジエールはロジエール家出身。
ゲラート・グリンデルバルドの信奉者ヴィンダ・ロジエールの娘の可能性や、親世代の死喰い人エバン・ロジエールの叔母である可能性がある。
また妻との間に設けた三人の娘たち、ベラトリックス、アンドロメダ、ナルシッサがいる。
彼女たちの子供たちからみると祖父に相当するが息子がいなかったために男系子孫は彼の代で途絶える。
分家の当主
生前は分家ブラック家の当主であり、当時の本家当主のオリオン・ブラックとは再従兄弟同士であり、ヴァルブルガとの婚姻により義理の兄弟となっている。
兄アルファードは結婚せず、早くに死亡したためシグナスが家督を継いだ。
ブラック家の家系図に基づけば1938年生まれとなり、爺世代のかなり後期(リドルの後輩のオリオンの後輩のアイリーン・プリンスより更に年下)となる。
しかし、それだと妻ドゥルーエラ・ロジエールがベラトリックスを産んだとき彼は13歳という計算になるが、作者J・K・ローリングは算数が苦手だと公言しているので、何らかのミスかもしれない。
初期の草案によると1929年生まれ1979年没となっており、この場合だと22歳で長女が生まれたため無理がないがどうしてこの設定が変更されたのか不明。
ちなみに初期版だと本家のオリオンと同じ生年没年となっており、姉のヴァルブルガとオリオンの姉のルクレティアが同い年なのを考えると分家の子供であるシグナスたちは本家の子供と年齢を合わせて生まれた可能性がある。
銀髪のブラック家
作中では名前も描写も全くなく、ベラトリックスらの父という事実以外は不明。
ただし、孫娘デルフィーニの髪に青や銀が混じっていたことから、シグナスあるいはその妻ドゥルーエラは青髪や銀髪であった可能性がある。
これはデルフィーニの両親はともに黒髪であり、父方の祖父母も黒髪だったからである。
次女のナルシッサも銀髪であることからも黒髪ないし暗い色の髪に灰色の瞳を持つ者が多いブラック家において異端な外見であった可能性がある。
ちなみに三女ナルシッサは天体に関する名前を名付けるブラック家でありながら花の名前が名付けられていたり、上述のシグナス13歳の父親説も相まって、闇を感じるキャラクターである。
二次創作では同い年設定が活きているためか再従兄弟のオリオンと共に描かれることが多い。