「ジョジョの奇妙な冒険」第3部「スターダストクルセイダース」の登場人物。
※第8部「ジョジョリオン」の登場人物は吉良・ホリー・ジョースターを参照。
第3部のホリィ
旧姓:ジョースター。イギリス人とイタリア人のハーフであるアメリカ人。
年齢は第3部開始時点で45歳。
結婚後日本に定住して20年になるので、日本語は極めて流暢。
第2部の主人公:ジョセフ・ジョースターの娘であり、第3部の主人公:空条承太郎の母親で、第6部の主人公:空条徐倫の祖母でもある。
第4部の主人公:東方仗助は腹違いの弟にあたり、年齢は40歳差、彼の母方の祖父・東方良平と同い年。同じく、第4部に登場した静・ジョースターは両親の引き取った養子であり、56歳年の離れた義理の妹。夫はジャズミュージシャンの空条貞夫。
ある日、DIOの復活に伴いシダ植物状のスタンドが発現。
ジョセフや承太郎とは異なり、闘争心を持たない優しい性格であったためにスタンドが制御できずに高熱で倒れ、余命50日を宣告される(ちなみに第四部では同じ頃に仗助も原因不明の発熱で死に掛けており、彼女と同じスタンド能力に目覚めていたと思われる)。
彼女を救うには、全ての元凶であるDIOを倒す他に方法がないと知った承太郎たちは、DIOの潜伏するエジプトへと向かうことになる。
最終的に承太郎がDIOを倒したことでスタンドの呪縛からも解放され、一命を取り留めた。
容姿・性格
母親のスージーQの面影を色濃く受け継いでおり、母に似て底抜けに明るい性格。
息子の承太郎のことを溺愛しており、彼が留置場にぶちこまれた際にも「本当は良い子なんです」と度々口にして弁護していた。
両親への愛も同様に深く、ジョセフに「聖子さんって呼んで」とねだるシーンもあった。
その上甘えたがりで事あるごとに抱きつこうとするので、承太郎には「いい加減に子離れしろ」と鬱陶しがられ、ジョセフにも「45のオバンのくせに」と呆れられるほど。
同時にこの温かな性格ゆえに相手の緊張感を解き、自然と周囲を和やかにしてしまう不思議な魅力を持っている。
そればかりでなく、ジョースター家の女性特有の『気丈さ』もしっかり受け継いでおり、スタンドに侵されて倒れたときには既に自身の異変に気付いており、周囲を不安がらせないようにあえて普段通りに振る舞っていた。
彼女に介抱され、その気丈さに触れた花京院典明が「恋をするとしたらあんな気持ちの女性がいいと思います」と発言をしており、図らずもかつての祖母同様に年若い青年の敬愛と憧憬の対象となっている。
スタンド能力
父ジョセフのハーミットパープルに似た茨状のスタンドだが、名称は名付けられなかったこともあり不明である。
上記の通り、ホリィには操れる程の精神力はなくスタンドを操ることは不可能であった。
だが、能力は存在し、その能力は『癒やし』の能力であると「ジョジョの奇妙な冒険 設定資料集」にて荒木飛呂彦先生本人の説明により明らかになった。
推察の域を出ないが、腹違いの弟である東方仗助のスタンドクレイジー・ダイヤモンドに近しい能力かもしれない(クレイジー・ダイヤモンドの能力は物を直したり、怪我人を治したり出来る能力である)
関連イラスト
余談
原作では登場したのは第3部のみだが、テレビアニメ版では第2部の最終話で、エリナを看取る人々の中に、ジョセフとスージーQ、リサリサ等と共にエリナの曾孫である7歳の時のホリィと思しき少女が立っているのを確認できる。
またテレビアニメ版では仇名である和名と同じ名前のアイドルの歌を口遊むシーンもみられる。
また彼女はジョースター家直系であるが女子ゆえか「ジョジョ」という愛称になる名前ではない。
作中でも語られた通り彼女の名前は『聖なる』を意味するholyに由来するが、年下の大叔父の名前の事情で語られた通り母・スージーQの母国イタリアでは本来Hの発音を苦手としている。
担当声優
深見梨加 (ドラマCD版)
佐久間レイ (OVA版前半)
安藤ありさ (OVA版後半)
高木礼子 (テレビアニメ版)
関連タグ
ホリィ - pixivでは「ホリィ」のタグで投稿されていることが多い。
3部 スターダストクルセイダース ジョセフ・ジョースター スージーQ 空条承太郎 花京院典明
みなみけ -ジョジョでは承太郎と親子関係にあるキャストも、この作品ではバレー部の先輩をきもちわるいと呼ぶ後輩関係になる。