沖田総司が使用していたことで知られる刀。
プロフィール
「あー。川の下の子です。加州清光。扱いづらいけど、性能はいい感じってね。」
「可愛くしているから、大事にしてね。」
「フェイントに見せかけて攻撃!」
「オーラオラオラァ!」
公式による事前紹介
【新撰組、沖田総司の打刀】
新撰組 沖田総司が使用していたとされる打刀。
貧しい環境で生まれたせいか、
綺麗にしていれば主に可愛がってもらえると思っている。
大和守安定とは正反対に見えて似た者同士の喧嘩仲間。
貧しい環境で生まれた彼はオシャレに気を遣い、
綺麗な格好をしていれば主に可愛がってもらえると思っている。
性能
チュートリアルで選択可能な初期刀の一振り。
必殺、隠蔽、偵察の初期値が初期刀の5振りの中ではトップ。
容姿
表地が黒で裏地が赤のロングコートと、ヒールのあるブーツが印象的な刀剣男士。赤い襟巻を前に流している。
ゆるやかなツリ目である赤い瞳で、口元左下にほくろがある。耳にはダイヤ型のイヤリング。手と足の爪には紅を塗っている。
黒髪は襟足の一部のみを伸ばして胸元で結わえている。かつて主を同じくした大和守安定とはキャラデザインで対になっている点が多い。
公式設定集「刀剣乱舞絢爛図録」には、黒髪は艶のあるなめらかな髪質、オシャレ好きで着こなしはカッチリしている、眉の形を整えないと結構印象が変わる、などの記述がされている。
キャラ設定通り、陰ながら身なりを綺麗に整える努力をしている男の子なことが窺える。
内番での衣装は、大和守安定とは色違いである赤を基調とした和装袴姿。市松模様の襷掛けは揃いで、ここでも赤い襟巻をしている。襷は背中でリボンにして結んでいる。
キャラクター像
サバサバした調子とノリの良い台詞、派手な外見から一見するとチャラそうな人柄に思えてしまうが、戦闘では勇ましかったり、回想イベントでは達観している姿を見せたり、やるときはやる系の男の子。
索敵では「偵察、苦手なんだよなあ」とぼやくが、実はステータスの偵察は打刀では鳴狐と並んでトップ。ポーズだろうか?
普段時は主である審神者には、刀剣として可愛がってほしいことや大事に扱ってほしいことを軽いトーンで伝えてくれるまでであり、負傷に苛まれた際や刀剣破壊の死に際にのみ愛されているかを気にする台詞を呟くことがある。
……なのだが、彼を初期刀に選択すると、例の容赦ないチュートリアルで負傷時しか聞けないはずの愛されているかを気にする台詞を早速聞くので、初見プレイで強い印象を残すことになってしまったり。
一緒に万屋に行っても、お洒落な彼なら審神者に買い物を求めそうであるのに「お店、いいよなぁ…」と言うのみだったり姿勢としては控えめ。
大和守安定の万屋台詞からすると、本来なら彼はお店に来れたらはしゃぐのかもしれない。
装備を与えると「よーし、デコっちゃってぇ!」「ちょっとは、可愛くなったかな!」と言ったり、綺麗な格好を日頃努めていることが窺える。ねんどろいど初回特典の景趣の台詞にも、トレードマークの一つでもある爪紅を審神者に塗ってもらおうとするものがある。
近侍に任命しているときにスキンシップがあったり、長曽祢虎徹との手合せ台詞では主からの愛情を窺える台詞があることから、審神者とは良好な関係性の様子。
審神者就任一周年ボイスでは、一歩引いた印象ある今までの姿からは意外にも思える言葉が聞ける。
使命と戦いの一年を共に歩んで成長したからこそ聞ける言葉といえよう。
川の下の子
沖田総司が使用したとされている刀の加州清光は、代数は不明だが一般的には6代目清光の作とされている。刀工の6代目加州清光は、非人小屋に入所して鍛刀を行い非人清光とも呼ばれ高名。
非人は江戸時代の身分制度の底辺であり、このような被差別民のことを河原者と呼ばれることもある。ドロップや刀帳で「俺、加州清光。川の下の子、河原の子ってね。」と言うのはこれが元ネタと思われる。
ただし非人小屋の収容者はいわゆる非人身分を対象者としておらず、当時の金沢に滞留していた困窮農民または町民を指しており、刀工の加州清光も同じく時世のため生活に窮して住むことになった。
彼の『貧しい環境で生まれた』というキャラクター設定付けはここが発想元なのだと思われる。
なお、彼のいう「そういうことにも詳しいよ」がどういうことなのかは不明。如何わしい事を考える審神者も入れば、食べられる雑草や生活の知恵の事だと解釈する審神者もいる。
沖田の刀たち
現状の作中では喧嘩らしい喧嘩はしていないが、同じく新撰組の沖田総司が使用していたとされる打刀である大和守安定とは、正反対に見えて似たもの同士の喧嘩仲間という設定。
この2振りを同じ部隊にして、1面ステージの「維新の記憶:鳥羽」へ出陣すると回想イベント其の2が発生する。
2015年4月21日のアップデート以降、内番でも馬当番・畑当番・手合せを一緒に組ませると特殊台詞が発生するようになった。
2015年4月26日のニコニコ生放送で担当声優の増田俊樹氏は二振りの関係性について、「男同士でも仲良い相手とだと喧嘩も簡単に出来る間柄もあるため、そういった仲もある、対となる相棒刀」と触れていた。
上記の同アップデートでは、新撰組及び幕末志士を元主とする他の刀剣男士とも、内番の手合せで組ませると特殊台詞が発生するようになっている。
池田屋の記憶
6面ステージの「池田屋の記憶」では新撰組に縁ある刀剣男士が活躍する。
「池田屋の記憶:池田屋二階」では、彼らを部隊長にして出陣すると、1マス目の開戦時のボイスが専用のものになる。
加州清光にもステージでの回想イベントが存在する。
「池田屋の記憶:池田屋二階」に大和守安定と一緒に出陣すると回想其の17が発生し、「池田屋の記憶:池田屋一階」に長曽祢虎徹と一緒に出陣すると回想其の18が発生する。
後者の回想イベントからは、池田屋で沖田総司に振るわれている刀の加州清光を前にした、刀剣男士の加州清光の精神強さとを窺うことも出来る。
さらに、「池田屋の記憶:池田屋一階」の敵の部隊名には衝撃的なものも存在する。
アニメ『刀剣乱舞-花丸-』
『刀剣乱舞-花丸-』では1番目に顕現した刀剣男士として登場。
新しく17番目に顕現した主人公の大和守安定をサポートする相棒役であり、作品のメインを2振りで務めている。アニメではお互いを「清光」「安定」と呼んでいる。
初期刀として審神者との信頼関係もあってなのか、性格は飄々としつつも落ち着いており、成長途中の安定を支える面倒見の良い先輩といったところ。
だが、5話では審神者が待望していた三日月宗近が顕現したことから、清光は不安に駆られてしまう。
清光がお洒落に努めているのは、上述の設定の通り「綺麗にしていれば主に可愛がってもらえると思っている」からであるが、審神者が望む刀が来たらもう自分は可愛がってもらえないのではないか、と思っていたのだ。
結果としてそれは誤解であり、審神者は依然として清光を重宝していた。三日月から優しさとは強さであることを学び、清光も成長を見せた。
続編である『続刀剣乱舞-花丸-』では新しくやってくる刀のお世話係に任命された。
ミュージカル
佐藤流司が演じる。
1作目阿津賀志山異聞では部隊長に任命。「特別扱い~」と喜ぶ姿を見せるが、、自由にも程がある三条に振り回されたり、石切丸と意見が対立するなど苦労が重なった。数々の困難を超えて部隊長としての責任に目覚め、イレギュラーな事態にも立ち向かう決心を見せる。
2作目「幕末天狼傳」では部隊長からはずされた事にショックを受けるも、戦術だといわれ「しょうがない」と納得していた。
沖田総司が池田屋で自分を選んだ為に大和守安定を選ばなかった事に対し、大和守から「だってお前は選ばれたじゃないか!」と言葉をぶつけられた時にはショックを受ける。その一方で自分と同じ想いを大和守にさせたくないという一心もあり、苦しい胸の内を吐露する一幕もあった。
大和守が独断で行動しようとした時には、部隊長の蜂須賀虎徹に進言してその願いをかなえてくれるよう頼みこむ。大和守が万が一今の主を裏切り歴史改ざんに手を貸した場合は自分が斬ると断言しつつもそんな事にはならないと考えるなど、達観した視点で見守る様子があり、成長した顔を見せた。
「真剣乱舞祭2016」では物語の中心となる。
三条に気に入られた為にかどわかされそうになるが、それを阻止しようとした新選組と蜂須賀との間で散々翻弄される。五番勝負と称した「遊び」の末に、どちらを選ぶか答えを迫られるが……
「真剣乱舞祭2017」では冬の水仕事でおおいに寒がる一方、薄着に定評のある長曽祢虎徹と千子村正は全く動じていなかった。季節外れの百物語が進む中で、慣れ合わない大倶利伽羅にちょいちょい絡む場面は必見。
2017年10月5日、『加州清光単騎出陣』が公演。
2.5次元キャラクターによる単独の公演はこれは初で、その後アジアツアーが組まれるに至った。
2019年9月、「幕末天狼傳」再演により久しぶりにメイン舞台に復帰となる。
極
2018年6月21日に運営より彼らしき刀剣男士の極姿のシルエットが発表された。
実装は同月28日。
これまでは火曜日に発表→実装の流れだったが、今回は木曜日に発表→実装という特殊な流れになっている。