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ダグラス・アルドリッジの編集履歴

2020-09-18 20:19:52 バージョン

ダグラス・アルドリッジ

だぐらすあるどりっじ

アニメ『ゾイドワイルドZERO』の登場人物。

CV:三木眞一郎


概要

緩いウェーブ掛かったロングヘアーと、後ろのヘアバンドが特徴的な帝国軍所属の軍人。元は少佐であったが現在では後述の経緯から、国家反逆罪に問われ階級を剥奪されている。

普段は冷静かつ他者に対しては高圧的な態度を取るが、その本質は激情家なようで、激し易く冷静さを欠き易いのが欠点。

更に、階級剥奪と後述の経緯から、以降は落ちぶれた自身を自虐したかと思えば、『強大な力で敵を蹂躙する事』に酔い痴れ易くなったりと、刹那主義の戦闘狂に成り下がった節が見られるようになった(ある意味、ギレルと真逆の立ち位置になったようにも見える)。


但し、真帝国に寝返った理由に、当時の帝国軍の姿勢に失望していたようで、上記の言動と裏腹に軍人としての矜持・所属組織への帰属意識は未だに健在な上に、後述のオメガレックスに搭乗する際『軍人となった時点で命を捨てる覚悟は出来ている』と宣誓し、ジャミンガ達が行う耐Bスーツ・リンクを臆する事なく実行した。


佐官クラスに属しており、ギレル中尉(当時)やリュック隊長の上司に相当するが、当のギレルからは戦歴を理由に見下されている。とは言え、ギレルのように異名を轟かせるような、華々しい戦果こそ持たないものの、若くして佐官クラスに就いている事から、エリートに値する実力を持っているのは確かで、実際に4話で決行した自身を囮にしての陽動作戦は、レオビーストライガーさえ居なければ、共和国の領土の1つを手に入れた可能性もあった。


当初はスティレイザーを乗機としていたが、後ろ盾が居なくなったギレルの代わりに、シーガル准将から最重要ゾイド・ジェノスピノのゾイドライダーに正式に任命される事になる。狡猾で陰険なシーガルの人間性とジェノスピノの特性から捨て駒にされる可能性が高いと見られていたが、後のシーガルの言動から捨て駒はおろか、ジェノスピノを動かすパーツ程度にしか見なされていなかった模様。


尚、番組の最後に行われるレオによるジェノスピノの解説では、「極めて強力なゾイドだが、その分ライダーの実力がないと乗りこなせない(要約)」と評されており、それを過不足なく扱えている事からも、彼のゾイドライダーの実力が決して低くない事が証明された(だが、戦闘後には自身の体力を著しく消耗している様子が描かれており、ジェノスピノの操縦に掛かる負荷が、並大抵のものではない事を暗に示している)。そのジェノスピノで共和国軍を次々に蹴散らしながら、共和国の領土奥深くにまで侵攻、挑んできたビーストライガーを機能停止寸前にまで追い詰めた。


しかし、ジェノスピノの力とその先の名誉に目が眩んだのか、すっかり慢心しきってしまい、碌な休息も取らないまま進撃を続けた結果、心身共に衰弱、更には判断力も鈍っていたのが仇となり、スナイプテラに搭乗したディアス中佐の挑発にまんまと引っかかった事で、自身の身体状況を考慮せずにマシンブラストを多用した結果、ブラスト発生時の多大な負荷に耐え切れずに遂に意識を失ってしまう。ライダーからの操縦が絶たれたにも関わらず、ジェノスピノは自らの意志で尚も暴れ続けたが、レオ達の活躍でスピノは活動を停止。コックピットで気を失っていたアルドリッジも、共和国軍に救出されると同時に身柄を拘束された。


その後は軍の医療施設にて療養の身となったが、その心身の消耗ぶりは桁違いだったらしく、長らく昏睡状態に陥っていた。昏睡状態から立ち直った後は退院と同時に帝国軍の刑務所に収監されると思われたが、ランド博士からサリーのペンダントを奪う」任務の遂行を条件に、博士が身元引き受け人になる事で釈放、更に新たな乗機に帝国軍仕様の黒いファングタイガーが与えられ、レオ一行を奇襲するが、これにも失敗して彼らを取り逃がしてしまった。


その後、ランド博士の許へ合流しようとしたものの、既に基地がもぬけの殻だった為、当てもなく彷徨っていた所をランド博士の所在を捜索するレオ、リュックに発見され一時的に身柄を拘束されそうになるが、直後にスピーゲルが駆るドライパンサーの援護を受けて、その場から脱出、そのままなし崩し的にシーガルの興した真帝国軍に加入した。

基地に到着後、整備中のオメガレックスを発見するや、ジェノスピノ搭乗時の高揚感を思い出したのか、「オメガレックスのライダーはオレか?」と嬉しそうに漏らしていた(尚、隣に居たスピーゲルは呆れ気味に「あぁ、そうだ」と適当に相槌を打っていた)。


真帝国軍による帝国首都への本格的な侵攻が始まった際にはオメガレックスの使用に消極的なメルビルに代わって希望通り自身がオメガレックスのライダーに選ばれるが、その矢先に若返ったランドに強引にライダーの座を奪われてしまい、基地待機を余儀なくされた(尚、この時の事を根に持っていたのか、侵攻作戦に失敗して帰還したオメガレックスのコクピットに、生命反応が無い事を伝えられると、彼が死んだと半ば喜ぶような態度を見せている)。


上記の侵攻戦後はこれと言った活躍はなかったが、ジャミンガによる真帝国本部襲撃にて、ジャミンガが持つゾイド支配能力のからくりを見破る洞察力を見せた。


また、共和国・帝国合同軍による真帝国本部への武力斥候では、真帝国首脳陣及びオメガレックスを逃走させる陽動として、スピーゲルと共に出撃。

ジャミンガが発生させた濃霧を利用し、仇敵とも言えるギレルが駆るスナイプテラと交戦を開始、陸戦ゾイドのファングタイガーで、空戦ゾイドのスナイプテラに肉薄し格闘攻撃を命中させる等、ギレルを追い込み目的達成に成功した。


しかし、合同軍は遂にジャミンガの対Bスーツ・リンクの対抗策が施された為に、再び劣勢に陥り掛ける真帝国。

だが、ジャミンガはオメガレックスの修理をほぼ完了した(荷電粒子砲の修理には至らなかった)事をシーガルに告げたのをアルドリッジが聞くや、自らそれの搭乗を志願し、各地の共和国軍・帝国軍の施設の襲撃を開始した。

上記の通り荷電粒子砲こそ使用不可能だったが、持ち前のパワーと武装で蹂躙していたものの、レオ達が発見した古代兵器『ロングバスターキャノン』によりオメガレックスは沈黙。

コックピットから排除された後、抵抗をしたものの、再び古巣の帝国に囚われる事になったアルドリッジは、


「真帝国に……栄光あれぇぇぇっ!!……」


地面に押さえ付けられる中、飽くまでも「自分は『真帝国の軍人』である」証明として、咆哮が如く真帝国礼讃を発したのだった。


その後の動向は不明だったが、後に医療施設(軍人が警備していた事から、恐らく軍の施設と推測)で、ベッドに横たわる姿で登場した。

オメガレックス搭乗の反動か、或いは対Bスーツ・リンクの負荷か、微睡む風なアルドリッジだったが、施設内放送で流れた『シーガル確保』の通信を聞くや否や、僅かに瞼を開き「シーガルのヤツ……(要約)」と微かな悪態を漏らした後に再び瞼を閉じた。


余談

ゾイドワイルドZERO』において三木氏は、アニメゾイドシリーズ出演経験者の1人でもあり、『ゾイド-ZOIDS-』ではガイロス帝国側の軍人にしてカール・リヒテン・シュバルツのライバル格とも言うべき人物のラルフを演じている。


関連タグ

ゾイドワイルドZERO 帝国軍(ゾイドワイルドZERO)

スティレイザー ジェノスピノ ファングタイガー


ナンバー(ゾイドジェネシス)


ザイリン・ド・ザルツ:終盤でゾイドを動かす生体ユニットに扱われ掛けたが、アルドリッジと違い主人公と和解する道を選択した為、救われている。


哀しき悪役格下の尉官=ギレルからバカにされた挙げ句、ブラック上司=シーガルによって使い潰されると言う意味であり、かつてのアニメシリーズに登場したキャラクターとは該当する理由が異なる。しかし、上記の通り「軍人としての矜持」はちゃんと有しており、「もし『現在の帝国軍に失望する事』がなければ、ギレル等のように光落ちしていた可能性」が浮上した。


アイン・ダルトン:彼もアルドリッジと似たような末路を辿っているが、こちらは瀕死の重傷を負い生死の境を彷徨っていたところを、四肢を切断された生体ユニットとなって利用された挙句、主人公との交戦の末に乗機と運命を共にするという末路を辿っている為、悲劇の度合いはアルドリッジよりもはるかに大きい。

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