概要
剣の達人・聖人のこと。剣の道に非常に優れて、その奥義を極めた者の事を言い、滅多に名乗れるものではない。
ファンタジー創作などにおいては剣士系の最上位に位置することが多い。
また名誉職のようなものであり、人によって挙げる名前が違ったりする。
もとをたどると詩聖と称えられた中国の杜甫にちなみ、日本で和歌の大家、柿本人麻呂を歌聖と称したことから諸芸において第一人者と呼ばれる名人を聖と呼ぶようになったと考えられている。
剣聖と他の剣豪、剣客などの剣士職と違いがあるとすれば、単に“剣の腕前”によって名声を得た強者というだけでなく、“剣を以って大悟を得た”という部分に重きを置かれている点だと考えられる。またそこから発展して他者へ良い意味での影響力も関係していると思われる。
ただ技術の優秀さや腕っぶしの強さだけでなく、一人の人間として「悟りの境地」に立てるほど“剣と向き合い続けてきた”人物への、畏敬と称賛を大いに含んだ面がある。
実在の人物では特に戦国時代に活躍した上泉信綱と塚原卜伝が『剣聖』と称される事が多い。
主な剣聖
実在
薬丸兼成 (新蔵)
男谷信友
架空
剣聖サイアス(『神羅万象』)
シドルファス・オルランドゥ(『ファイナルファンタジータクティクス』)
フリメルダ・ロティス(『ファイナルファンタジータクティクスA2』)
慧茄(『ファイブスター物語』)
マキシ(『ファイブスター物語』)
デイモス・ハイアラキ(『ファイブスター物語』)
マドラ・モイライ(『ファイブスター物語』)
リョウマ(『ファイアーエムブレムif』)
関連タグ
剣聖ツバメ…歴史上の剣豪・剣聖たちと対決する漫画。