概要
星団暦2747年生まれ。
惑星カラミティの大国フィルモア帝国第236代皇帝ダイ・グ・フィルモア4世の皇后で、第238代皇帝エラニュース・ダイ・グ・フィルモア5世の祖母である太皇太后宮(おおいおおいきさいのみや。「太后宮」と略される場合もある)。
元ハイランダー(皇帝代理騎士)であり、その時代において星団最強の実力を持つ騎士に与えられる剣聖の称号を持つ2900年代前半を代表する最強騎士だった女傑。
剣聖としては八代目であり、剣聖在位は2899~2970年。
皇帝騎Vサイレン・プロミネンス(旧設定)/ホルダ23型ディー・ウィリーズ(新設定)を駆るハイランダーとして多大な戦果を挙げ、「王冠をかぶった剣聖」と謳われていた。
曽祖父に伝説の「純血の騎士」ナッカンドラ・スバースを持ち、代々有名な騎士や有力なダイバー(旧)/バイダー(新)を輩出する家系に生まれ、五代目剣聖ディモス・ハイアラキは伯父に当たる。
ダイ・グ家に嫁ぐ以前は惑星ボォスのバキン・ラカン帝国皇女として慧茄・バスコを名乗り、姪のボルサ・アトール(ただし慧茄の方がかなり年下)を助けて聖宮ラーンに貢献。星団暦2899年に八代目剣聖となり、フィルモア帝国の覇権に貢献した。
星団暦3000年頃には既に高齢を理由に剣聖の座を返上して騎士を引退しており、惑星ボォスのバキン・ラカン帝国のエラルド島にて孫(後のエラニュース・ダイ・グ・フィルモア5世)を養育していた。
しかし彼の戴冠を機に再びフィルモアに戻って極秘裏に現役復帰を果たし、魔導大戦へと参戦。戦火に揺れるハスハに入り、ダイ・グやクリスティン・Vら次代のフィルモアを担っていく若き世代のために独自に暗躍する。
全てが終わった後はフィルモアにもバキン・ラカンにも戻らず、聖宮で人生を全うするという。
人物
かなりお茶目なお婆さんであり、孫であるダイ・グをたびたび困らせている。
騎士としては剣聖の称号に恥じぬ恐るべき実力の持ち主。
その強さたるや、超帝国最強最後の騎士であるスバースの血を引いているとはいえ、超常の存在を後ろ盾としない人間生まれでありながら「純血の騎士」クラスに匹敵し、ダグラス・カイエンやログナー、超帝国剣聖の力を取り戻したマドラ・モイライといった本当の意味で本作最強の面々にも届き得るという。
リングスライサー(手や指を瞬時に回転させて真空波で作る八つ裂き光輪みたいな技)の使い手であり、現役時代には12体分身から24本ものリングスライサーを投擲する「ダブル・ヘクサグラム」と呼ばれる技を得意としている。
また、サクリファイス(帝国聖騎士)にしてブラウ・フィルモア女王の璃里・ブラウ・フィルモアとは通じ合う仲ではあるが、皇后時代には帝国最強の座をかけて彼女に三度立合いを求められ(というかいきなり斬りかかられ)、その全てを素手で返り討ちにしている(しかし三度目は危なかったらしい)。
現役を引退した後は、公的には「騎士能力を喪って足腰も弱り、剣を持つことなんて到底出来ないよぼよぼの老婆」を装っているものの、実際にはスーパーモデル並の体型を維持している美魔女。クリスとママドア・ユーゾッタの力試しに立ち会った時は、リングスライサーや真空投げ(手を触れずに相手を投げ飛ばす技)といった技も披露している。
流石に全盛期ほどのパワーは無いようで、孫のダイ・グからしょっちゅう年寄りの冷や水を叱られているが、それでも未だに璃里やアイシャレベルでも太刀打ちできないほど強いらしい。
星団暦3030年に魔導大戦が勃発すると、非公式に自ら新型MHファントム(旧)/GTMドージョージ1型ラミアス・ゴーゴン(新)を駆り参戦。
パートナーはバランシェ・ファティマのチャンダナだったが皇帝即位したダイ・グに譲り、前皇帝レーダー8世のパートナーであったクラトーマを新たにパートナーとして迎える。
リハビリと称してロッゾ騎士団1個師団を単騎で全滅させた他、アルル・フォルテシモ・メロディを追うMHヘルマイネ/GTMグロアッシュK型を文字通り真っ二つに両断して彼女たちを助けている。