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人物編集

全名は「璃里・ニーゼル・ブラウ・アルカナス・フィルモア」。別名「サクリファイス・ニーゼル」「リリ・ニーゼル」。

惑星カラミティ・ゴーダースの大国フィルモア帝国の全ての王家を統べる筆頭王家「ブラウ・フィルモア王家」の星団暦3000年代初頭における女王にして、皇位継承権者第1位を護る「帝国聖騎士(サクリファイス)」、かつ、帝国元老院の中でも皇帝の選出や超法規措置など高度な政治的決定を行う「円卓の騎士」の一人。


初代(再統一後)フィルモア帝国皇帝サイレン・ザ・グレート・フィルモア1世(ドナウ・ガァ・トリハロン)の兄でドナウ帝国最後の皇帝だったドナウ・ガァ・ブラウから続く直系の血を引き、帝国の筆頭王家の長としてフィルモア帝国皇帝とはまた別の頂点にいる人物である。


帝国そのものを守る役を担っているため、めったに公の場には出てこない。そして一旦出た時は、その地位に違わぬ氷のように冷徹な印象を与える。


し・か・し


本質的にはヤンキー気質の泣き虫で陽気なねーちゃん(特に学生時代の頃は派手なメイクと勝手にミニスカに改造した制服で闊歩するコテコテのギャルであった)である。そして普段はお忍びで変装(主にどこぞのギャル風)をしてちょくちょくあちこちに出没している。

おまけに帝国の筆頭王家家長の権威を行使して(?)、帝國最高機密たる現皇帝エラニュース・ダイ・グ・フィルモア5世と聖宮ラーンの詩女フンフト・アトールの政略結婚計画のフンフトへのリークからノイエ・シルチス制式リングベルトの調達を(普段着のアクセサリーとして使用)まで、やりたい放題している。


同時に弱者に寄り添う愛情深い性格でもあり、ダイ・グと皇帝代理騎士(ハイランダー)クリスティン・Vを温かい眼差しで見守っている。

一方、ある事情から実の息子のノルガン・ジークボゥに対しては狂気をはらんだ愛情を抱いており、彼の前では「恋する乙女」のようになってしまう…というかどう見ても言動がみやb(ry


その半生と立ち振舞いは作者をして「むちゃくちゃ」と言わしめ、初めて設定が公開された『F.S.S. DESIGNS 4』以降の副読本では(主に普段の姿に対して)「こいつ」呼ばわりされている。


ブラウ・フィルモア王家とは編集

AD世紀末期にカラミティ・ゴーターズ星のショルティ大陸の全てを統一していたショルティ連合帝国(「ラント・フィルモア」「ダス・ラント」とも)は、星団暦移行直前の時代にボルガ・レーダー王家の支配する太陽王国(「フィルモア・ウエスト」とも)とアルカナス帝家の支配するドナウ帝国(「フィルモア・イースト」とも)に分離した。

その後の紆余曲折を経て、星団暦535年に太陽王国とドナウ帝国は再統一され、現在のフィルモア帝国が成立した。この時、ボルガ・レーダー王家の王女プリンシパルとアルカナス帝家の王子ゾンダーの縁組によって成立したのが今日のブラウ・アルカナス・フィルモア王家である。

この経緯から、ブラウ・フィルモア王家の代々の家長は、「ダス・ラント」の支配者の称号であった「クイーン(キング)・オブ・ショルティ」、紋章だった「双頭の鷲」を使う資格を独占する。さらに皇帝旗艦「ダランス」を、皇帝以外で唯一運用出来るなど多くの特権を持つ。


過去編集

先代のキング・オブ・ショルティだった父コーネル王は、バルバロッサ王家の陰謀に巻き込まれ心労で逝去。

これによって権謀術数渦巻く王家間の政治闘争や、誰かを追い詰める「どうでもいい細かくつまらない決まりごと」に対して反発心を抱くようになり、グレる。


高校進学時にあまりの素行不良ぶりから「騎士学校に入れたら暴れ出す」との前皇帝ドル・パーマネント・レーダー8世の判断で一般人も通う帝都デュアンス都立高等学校に入れられたものの、夜遊び中に補導員をシバいて退学。フンフトに拾われる形でラーン教導学院に入学するという学生生活を送る(この事でフンフトには今でも頭が上がらない)。

そこで知り合った教導学院大学部司法科の男子学生ノルガン・ショーカムと恋仲になり、学生結婚。そのまま地球人類年齢に換算して10代にして長男サイレンと長女茄里を出産し、上述の通りサクリファイスと円卓の騎士に名を連ねる。


庇護者でもあったフンフトが失脚してからは、彼女に紹介されたクローム・バランシェの元に身を寄せ、そこで茄里を出産する。

しかし、それから間もなくショーカムは遺伝性難病・神経反応減退症によって若くして病死。

しかも逝去直前のショーカムから彼がボルガ・レーダー女王ポーラとバルバロッサ王”大王”バシルの間に生まれた隠し子であり、フィルモア三大王家のうち旧太陽王国の正王家ボルガ・レーダー王家と帝国元老院を司るバルバロッサ王家の両方の血を引くフィルモア帝国皇位継承権1位を持つ”皇太子”ワイプ・ボルガ・レーダーであったことを告げられる。即ち、ワイプとブラウ王家直系の璃里との間に出来たサイレンは、フィルモア三大王家直系全ての血筋を持ち、皇位継承権1位どころか帝国のあらゆる権力構造の頂点に立つ『三色の皇子』となってしまったのだ。

やがて、フィルモア諸王家間の政治的駆け引きの中で茄里はバルバロッサ王家に取られてしまい、サイレンは王家の名と身分を捨てて家を出てしまった。このサイレンが名乗る偽名がノルガン・ジークボゥである。


騎士として編集

アビエン・ヒートサイから「強天位」の位を継いだ帝国最強騎士でもあり、帝国内で彼女に勝てるのは先々代皇后にして星団最強騎士であった八代目剣聖慧茄・ダイ・グ・フィルモアだけであると言われる。


慧茄とは通じ合っている関係だが、かつてはサクリファイスの矜持として帝国最強の座をかけて慧茄に三度戦いを挑んだことがある。

三回とも素手で返り討ちに遭って敗退しているが、最初と二度目の戦いから自分の失血量と耐久力を逆算して、三度目は斬りつけるための手足を残すために敢えて胴を晒し出して斬りかかったという常軌を逸した行動をとっている。

慧茄の間合いに入れたのは璃里だけであり、「」を持たないことから前剣聖ダグラス・カイエンですら油断できないと言われている。


騎士の動体視力ですら視認が難しいほどの超々高速の踏み込みで相手に肉薄して衝撃波を伴った突きを繰り出し、そのまま一瞬で元の位置に戻る「無手」と呼ばれる剣技を得意とする。

その間合いは相当広く、ボォス星のナカカラに招集された元老院に出席した時には、軽く睨みつけて放った「無手」でブルーノ・カンツィアンビオレート・トライトンをビビらせた。


その後、ヨーン・バインツェルに茄里の襲撃を受けて重傷を負ったジークボゥを助けてくれた礼として、「無手」を始めとする様々な剣技を伝授している。この時、筋肉の動きを見せるとしてブラジャーとパンティのみの姿となり、見事なボディを披露しているが、その身体には無数の刀傷が走り、バストの間には、おそらく慧茄との3度目の対戦で負ったであろう大きな傷の跡が残っていた。


剣の師匠はヒートサイだが、他にも三代目剣聖ヘリデ・サヤステ、二代目黒騎士ロードス・ドラグーンという名騎士からも学んでいる。


関連タグ編集

ファイブスター物語 FSS フィルモア帝国

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