プロジェクターゴモリュウ
ぷろじぇくたーごもりゅう
ガルザ「やるな、ヨドンナ…。ヨドン皇帝配下のアレを繰り出すとは」
クランチュラ「アレだけでも恐ろしいが、私が考案したコレのおかげで、未知なる恐怖が加わったろう?」(※タブレットを取り出す)
ガルザ「それは何だ?」クランチュラ「アレにデータを送る送信機だ。 これがある限り、キラメイジャーは姿無き脅威に、手も足も出まい!」
概要
クランチュラが、コウモリに似た闇獣・ゴモリュウに地球の撮影機器「プロジェクター」を模した邪面を被らせた邪面獣。
邪面はトサカを放射状に生やして口を開けた白いドラゴンの顔を思わせる形状で、口内のプロジェクターの赤いレンズを巨大な一つ目へ見立てた様なデザインでもある。ゴモリュウのシルエットも含めて何処か機械のドラゴンへも見える外見となっている。
邪面はクランチュラの制作したコントロールタブレットと無線接続されていて、更にタブレットの子機となったハンディカメラより取り込んだ映像データを組み合わせる事で自身の身体に周囲の風景を投映、姿を消す迷彩能力を持つ。これで敵の目を欺きながら両肩の音波発生器官より放つ破壊音波で一方的に攻撃・蹂躙する戦法を使える。
これを見たマブシーナによると、同様の「見えない攻撃」がクリスタリア陥落戦争の狼煙であったらしいが、その時に使われたのがこの邪面獣なのかは不明(過去の出来事と言っても割合最近の話なので、既に存在していてもおかしくはない)。
裏を返せば邪面の能力は迷彩へ全振りされているのだが、素体であるゴモリュウが凄まじく強いので、たとえ迷彩能力を破られても闇獣の地力だけで魔進ロボット2体と渡り合える戦闘能力を持つ。
活躍
エピソード28
ヨドン皇帝より使用許可を賜ったと思われるヨドンナによって、地球に送り込まれ試験運用が行われていた。
現れた時点で迷彩能力で姿を消したまま暴れており、出撃したキラメイジンも不可視のアドバンテージを活かして破壊音波で先制攻撃する。だが勘付いたイエローがマゼランを呼び出し、それを装備して放たれたマゼランショットによるマーキングで存在を察知される。
しかし怯まず二発目の破壊音波でマゼランを取り落とさせ、続け様に両肩より渾身の力で放った音波をキラメイジンに直撃させる事でキラメイ魔進達の輝きを汚染、活動を封じる。そのタイミングで様子を見ていたヨドンナより指笛で撤退命令を下され、その場を大人しく立ち去る。
その後、無鈴によって不可視のカラクリが透明化では無く、風景を映す事による同化であると言う仮説が立てられる。
程無くヨドンナの監視の元破壊活動を再開するが、立てた仮設を元に動いたキラメイジャー4人がヨドンナの元に現れタブレットを奪おうとする。
だが、ヨドンナは既に性能テストが終わっていた事から特に執着もせず、ハイパーベチャットの大群にタブレットを渡して逃走させる。キラメイジャーもゴーキラメイジャーの力を投入して激しい争奪戦を繰り広げる。
最終的にタブレットはシルバーによって破壊され、風景の投映が出来なくなった事で姿を現す。
ヨドンナ「姿が見えた所で、お前らではどうにも、出来ないよ? さあゆけ、プロジェクターゴモリュウ!」
しかし、羽ばたきによる暴風とガレキの礫で繰り出されたキングエクスプレスザビューンとギガントドリラーを牽制、その隙に接近しての肉弾戦を仕掛けてくる。すぐにダストンを呼び出して装備したギガントドリラーにガレキを吸われてしまうも、怯まず渾身の汚染音波を放ち敵をキラメイジンの二の舞にしようとする。
しかしそこへ、立ち直った魔進ハコブーがレッドとブルーを乗せて駆け付け、その体当たりや右翼への噛み付きを喰らい転倒。そのまま魔進の姿になったハコブーと対峙する。
エピソード29
余談
これまでの邪面獣は邪面以外は首から下はすべて流用品が多かったのに対して今回久々に新型の邪面獣となった。
なお、プロジェクターモチーフの怪人は「特命戦隊ゴーバスターズ」に登場したコピーロイド&コピーゾード以来で偶然にも姿を隠して闇討ちを仕掛ける巨大戦力と言う点でも酷似している。