※作品については「BAYONETTA」を参照のこと。
概要
CV:ヘレナ・テイラー(1・2英語版、スマブラ『1』の姿)
CV:田中敦子(1・2日本語版、スマブラ『2』の姿、CM・アニメ・Webドラマ等の派生作品)
アンブラの魔女。両手両足に装備した四丁一組の銃を駆使した格闘術「バレットアーツ」の使い手。銃以外にも様々な拷問器具や刀、鞭などを操るほか、自身の黒髪を依り代に魔神や魔獣を召喚する「ウィケッドウィーブ」によって敵を一掃する。
黒いボディスーツは実は彼女の髪の毛で、ウィケッドウィーブ使用時や魔獣召喚時には肌が露になる。
蝶の魔人マダム・バタフライと契約しているため、影とジャンプ時に蝶が映る。
胸に付けているブローチはよく見ると時計になっている。
ファンからの愛称は「ベヨ姉」「ベヨ姐さん」など。
- 眼鏡
彼女の一番の特徴といえばメガネ。これは神谷氏の個人的趣向である。
社内でメガネを取るか取らないかの議論が勃発したが、神谷監督は「だが断る」と断固拒否した。
「ベヨネッタのメガネは下着も同然ですから、こればっかりは取れない」とは、下村氏の名言である。
台詞
- Bad boy.(訳:悪い坊やね)
- You want to touch me?(訳:私に触りたいの?)【スカボロウフェア】
- I've got a fever, and the only cure is more dead angels.(訳:熱があるわ、唯一の治療法は天使をもっと殺すことね)【挑発長押し】
- Bring it.(訳:かかってきなさい)【修羅刃】
- Your halo is mine.(訳:あなたの天使の輪は私のものよ)【クルセドラ】
- Come on.(訳:来いよ)【ドゥルガー】
- CARR-MMA BOWE- COOW【ゴモラ召喚】
- Let's dance, boys!(訳:一緒に踊りましょう、坊やたち!)
- Jyunen Hayaindayo!(訳:十年早いんだよ!)【通常Verseで鉄山靠フィニッシュ&ピュアプラチナ取得時】
『1』におけるベヨネッタ
「私と遊びたいの?」
長く艶やかな黒髪と華麗な美貌を持ち、ミステリアスな雰囲気を纏うその女性の名はベヨネッタ。
自分が魔女であるということ以外の一切の記憶を失っており、本名や出生、それらに関する情報も残っていない。なお、現在の名前「ベヨネッタ」はロダンに名づけてもらったもの(「銃剣」を意味する「bayonet」から)。身につけている赤いリボンには魔女文字で「BAYONETTA」と書かれている。
天使を生贄として捧げる契約をしており、自身の銃「スカボロウフェア」や強力な魔術を使ってひたすら天使たちを殺戮する。
普段はシスターになりすましており、死体の埋葬を仕事としている。エンツォからワケあり(=まともな神父やシスターに来てもらえないほどの悪人など)の葬儀の情報を買っては潜入し、迎えに来た天使たちを片っ端から殺すという日々を送っている。
それ以外の時はけだるそうに「The Gates of Hell」で酒を飲んでいるようだ。
ロリポップを舐めている描写もあるが、監督曰く「精神興奮剤のようなものであまり美味しくない」らしい。
マックスアナーキーにおけるベヨネッタ
プラチナゲームズとセガが開発したゲームソフト「マックスアナーキー(MAX ANARCHY)」にゲストキャラクターとして参加。ジャンルは乱戦格闘アクション。
初回特典限定キャラクター(2012年8月2日から有料DLC配信開始)で、シナリオモードでは登場しない。「トーチャーアタック」や「ウィケッドウィーブ」の他にも、本編では実装を見送られた技が使用できるらしいが・・・?
劇場アニメ化
「昇天させてあげる」
なんと「BAYONETTA」がアニメになり「BAYONETTA Bloody Fate」として映画館で上映された。
原作とはいくつか異なる要素もあるものの、彼女のエロスは(不)健全。映画オリジナル武器「エルフィンナイト」も登場する。
本編では決して拝むことのできなかったシャワーシーンや髪をおろしたネグリジェ姿などサービスシーンも盛りだくさん。
『2』におけるベヨネッタ
「会えなくて寂しかった?」
前作で記憶を取り戻し、天使と戦いながらも悠々自適な生活を送っている。
今作では自慢の黒髪をバッサリとショートカットにし、ミステリアスさよりも知的で快活な雰囲気を纏っている。
初期装備の銃が「ラブイズブルー」に変わり、装備・召喚獣などもほぼ一新されている。
余談だが、任天堂タイトルのCMでほぼ全裸(大事なところは髪で隠している)をやってのけた唯一の存在である。
何故なら彼女は痴じ(ry・・・魔女ですから
私と一緒に踊ってみない?
2015年12月16日の『スマブラfor』最後の特別番組で、最後のDLCファイターとしての参戦が発表。2016年2月4日よりカムイと共に配信された。
一部機種で任天堂が発売元を担当しているが、スマブラでは大元に準じてセガからのゲストという扱いになっている(amiiboのページより)
欧州のスマブラ投稿拳ではぶっちぎりの1位、かつ北米でも5位以内の人気であったとか(※これはメーカーとの交渉が可能であるゲーム作品のキャラクターの中で、の意味である)。
参戦PVでは最初ピットをメインにしていた為、新・パルテナの鏡からまた新たに参戦すると誰もが思った矢先の登場にPVを観る者は度肝を抜かれた。
参戦以前は「ベヨネッタの特徴(エロい、拷問道具、グロテスク…etc)から参戦するとCERO的に表現どうすんだよ」だの言われてきたが、魔獣召喚時には全裸にならなかったり(よくみるとドレスっぽい状態になっている)拷問道具といった残虐描写が殆ど無く、彼女のスタイリッシュアクションを特に重点にしているようで、ウブな坊や・お嬢ちゃん達にも安心である(スマブラ3DS/WiiUがCERO:Aである為、このような形になっていると推測できる)。
ウィッチタイムは全体に効果を出すとものすごく対戦のテンポが悪くなる為、対象となるのは発動させた対象のみになっている。なお、連続で同じ対象に使うと止められる時間が短くなっていく(ハメ防止か)。蓄積ダメージが多い対象にはその分止められる時間が長くなる。
また、彼女が銃使いでもある事から「スネークがCEROの規定を厳守して銃器やナイフを封印した例」もありそこはどうなるのかと思われたが、「スカボロウフェア」「ラブイズブルー」が架空の武器であるため通ったと思われる(CEROの審査には『現実の銃器の登場』が審査対象としてあるらしい)。
彼女のエフェクトは多めに書かれており、ジャンプ時には魔法陣や蝶の羽が現れ、着地時には蝶が舞い、ダメージを受けるとバラが散るなど独特の演出になっている。なお、WiiU版は彼女の影がマダムバタフライになっている。魔女ですから。
コスチュームは1と2の二種類とそれらの色違い。また、ジャンヌカラーもある。
日本版では1のコスチュームを選択すると通常は日本語の音声が英語に変わるとのこと。
当然、踊りは健在である。アピールとして実装されており、長いため途中キャンセルも可能。
「あ~ら、珍しい。まだ天使が残っていたとはね。」
ピット君逃げてー!!全力で逃げてー!!
しかし、PVではBAYONETTAに出てくるアレな姿の天使よりも一般的な天使姿のピットにも容赦はなかった・・・。どうやらブラピも彼女にとっては対象の様子。
あろうことか女神であるパルテナにまで挑発をかけている始末。と、言うより天使・女神を狩る気満々の参戦にしか見えない。恐るべし、アンブラの魔女。
なお、リュウのPVと同じくカービィが彼女をコピーした姿が見られるが、『2』ベヨネッタの髪型と眼鏡になっている。その様がどことなく小島秀夫を彷彿させる。足で銃撃攻撃する姿が見られる。
ちなみにプラチナゲームズの神谷氏によると、『1』ベヨネッタと『2』ベヨネッタが同時に出てくるのはやった事が無かったらしく、スマブラで実現した事でスタッフと一緒に盛り上がったらしい。
さらに発売発表からしばらく音沙汰無しだったベヨネッタのamiiboが2017年発売に決定した際に、神谷氏の所に『2』ベヨネッタのamiiboのサンプルが持ち込まれた際に神谷氏が「1バージョンのベヨネッタのamiiboもあれば・・・」と呟いたら、持ち込んできた担当者が何かを取り出そうとしている所を「もしかしたらボケをかましてくるのか?」と思った矢先、本当に『1』ベヨネッタのamiiboが作られており、びっくりしたんだとか。
そこで実は『1』と『2』両方のamiiboがリリースされる事を知る事となる。
ちなみにしゃがむと「尻を高く上げて地面で頬杖をつくポーズ」という余裕すぎる姿・・・なぜなら彼女は魔女ですから。
彼女の参戦に伴い、ステージ「アンブラの時計塔」も追加された。
こちらのステージは、足場となる時計塔の一部が高速で落下している。
背景には天使達が群がっているが、特に危害は加えて来ない。
レディの扱い方…ママに教えてもらいなさい
様々なコンボで大火力を取ることができる。要であるコンボは始動ワザが当てやすく、一度コンボが成立すれば、相手を上空へと運んだり前へ押し出したりしてそのまま撃墜できる事もある。そのため、天井が低いステージや地続きステージでは0%から簡単にバーストさせることができるため相性が良い
また、攻撃ボタンを長押しすると放つことができるバレットアーツは、他のプレイヤーが吹っ飛ばしたキャラに当てると自分の得点にすることができる。実戦で成功させるのは難しいが狙う価値はある。
しかし軽くてふっ飛ばされやすい、ワザの発生が全体的に遅め、コンボ特化でありながら自身のコンボ耐性は低い、などの弱点も抱えており、下手に扱うと混戦時に大きな隙を晒してしまいがち。さらに、強力な撃墜手段は、コンボを決められることを前提にしているがゆえに、相手の吹っ飛びを読んで次に出すワザを決める判断力が他ファイターよりも重要。一つのワザだけで撃墜するには厳しいものがある。また、頼みのウィッチタイムも原作と違い画面全体をスローにさせるわけではないため、実際にバーストするのは少し困難である。
最後の切りふだは「大魔獣召喚」。ウィッチタイムで相手全員をスローにし、その間に攻撃を当て続けて画面中央のクライマックスゲージを上昇させ、最大まで溜めた後に攻撃を当てればワザが発動。魔獣ゴモラを召喚して噛みつき攻撃をさせる。この時点でダメージが100%を超えている相手は即死する。
『SP』でも続投。ゲストキャラクターとして扱うようになった。
やはり当然というべきか大幅弱体化が実行。「コンボから抜けやすくなる」「各攻撃力低下」など、調整が施された。主な弱体化具合はこんな感じ。
- 前作で問題視されていた「即死コンボ」に使われていたワザは、判定の全体的な縮小や、技がやや繋がりにくくなるようふっとばし力が調整され、コンボの安定性が落ちた。
- 弱攻撃、各種強攻撃のダメージが減少した。
- 前空中攻撃の硬直等が調整され、他のワザに繋げにくくなった。
- 上空中攻撃のふっとばし力が大幅に減少し、ふっとばし方向が斜めになりコンボの繋ぎとしても撃墜手段としても弱体化した。
- 地上横必殺ワザ「ヒールスライド」のダメージが減少し、シールドで防がれた場合そこで止まる上に、二段目に派生しなくなるようになった。
- 上必殺ワザ「ウィッチツイスト」の発生が少し遅くなった。さらに上昇力も落ちた。
- 下必殺ワザ「ウィッチタイム」の効果時間が激減し、相手の蓄積%に大きく依存する仕様になった。また、カウンター部分の発生が遅くなり咄嗟に攻撃を防ぎにくくなった。
それでも『SP』限定の即死コンボは健在。しかし『攻撃判定短縮』『ガードに弱い』『火力低下』『抜けやすい』『吹っ飛ばし力低下』と前作のような性能の面影は消えていた。追い打ちには体重も前作より軽くなる弱体化も受けた。
使用する人はかなり少なく弱キャラのポジションへと落ちていった。逆に使いこなせれば凄いと言われるほど。一応アップデートで隙が小さくなる上方修正はされているが目立つような強化はなく現状は変わらないまま。
しかし前作より性能と操作は優しくなったので初心者や入門する人には僅かながら使いやすくなっている。これから使い始めようとする人はぜひ練習しよう
セガ/アトラス枠参戦ファイター
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これぞスタイリッシュ!!
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美城常務 - 容姿が『1』ベヨネッタにそっくりな人。中の人(日本語音声で)繋がりでもある。
ベヨダン - 公式で共演したことはないが、同じ神谷氏がデザインした作品であるデビルメイクライの主人公ダンテとベヨネッタの共演を望む声は多い。