概要
『週刊少年サンデー』に掲載されていた漫画版『ゲッターロボ』や、その続編をひっくるめて呼ぶ大長編ロボットバトル漫画。本来ゲッターロボは漫画が原作ではなく、TVアニメ版と並行して漫画が作られていたマルチメディア展開の作品である。故にアニメと漫画では大きく設定が異なる(というか、サンデー版をゴールデンタイムのアニメで流せるわけがない)。
現在では
- ゲッターロボ(週刊少年サンデー掲載)
- ゲッターロボG(上記の正式な続編)
- ゲッターロボ號(月刊少年キャプテン掲載)
- 真ゲッターロボ(スーパーロボット大戦コミック掲載)
- ゲッターロボアーク(スーパーロボットマガジン掲載、絶筆)
の5作がゲッターロボサーガとされている。双葉社から単行本、文庫本が発売中。
スーパーロボット大戦との関連
スパロボシリーズにおいてはたびたび『真ゲッターロボ(原作漫画版)』のクレジットが入っている作品が見受けられる。しかし、内容が再現されたことは無い。どういうことかというと、機体である真ゲッターロボのみの版権が必要で、他はTVアニメ版などから持ってこれるケースがこれに当たるからである。
極端な例だと『スーパーロボット大戦W』では、『ゲッターロボG』がクレジットされているのに、ドラゴン/ライガー/ポセイドンは一度たりとも登場しない。ゲッターチームは真ゲにしか乗らず、キャラデザ・性格の参考にアニメ版『G』が使用されているだけである。
初参戦した『第4次スーパーロボット大戦』発表時において、真ゲッターは3が登場しておらず、2も下半身が描かれていなかった。そのため、急遽石川がそのデザインを描きおろし、脱稿に至ったのである。
この後、前掲の雑誌名からもわかる通りスパロボありきの作品として、漫画版『號』の前日譚『真』が書かれることとなる。これを原作として描かれたのがOVA『世界最後の日』『真ゲッターロボ対ネオゲッターロボ』に当たる(勿論、内容は全く違う)。
ただし、『新スーパーロボット大戦』のみ、竜馬・隼人・弁慶の旧ゲッターチームが原作版『號』の設定で登場している(『真』じゃないの?と思われるかもしれないが、この時点で『真』は連載されていないため、竜馬は真ゲッター暴走事故後にゲッターを降り、隼人は軍人になるという『號』準拠の設定で登場している。『號』に登場していない弁慶はこの時石川が改めてビジュアルを描きおろした上で「百鬼帝国との決戦後は母校で野球部監督を務めていた」という事になっている)。