「我は憤怒の神!」
「そして実体と共に得た新たなる超神名 その名はバイコーン!!」
概要
「調和の神編」で初登場。
元々は超人の神の一柱「憤怒の神」であり、調和の神や他の同志達と共に下天を行い地上に襲来した。
笑い声は「フェフェフェ」。
先んじて登場したランペイジマンに比べ、人間に近い風貌の持ち主。
二角獣バイコーンの名を冠する通り、頭には長く鋭い2本の角が伸びているのが特徴で、角は自由自在に動きを操ることが可能。
また鍵爪の生えたグローブやブーツを身に着けており、その容姿は神というよりも寧ろ悪魔を思わせる。
元が憤怒の神というだけあり、その内には超人に対する果てのない怒りの念が渦巻いているなど、非常に気性の荒い性格。攻め一辺倒の苛烈で激しい攻撃を得意とするが、相手を格下と見るあまり思わぬ反撃を受けるなど不覚を取ることも。
活躍
中国の秦始皇帝陵に降下し、駆け付けたキン肉マンビッグボディと遭遇。彼を守るべく現れた強力チームとランペイジマンの戦闘を傍観していた。
そこへ乱入してきたキン肉マンスーパーフェニックスの提案により、フェニックスの開いた大穴を通ってエジプト・ギザに移動。到着したテリーマンやジェロニモ、そしてプリズマンと対峙する。
スフィンクス像前に出現したリングにおいて、先ずはプリズマンと戦闘を開始し、プリズマンの攻撃でマントを剥ぎ取られる形で、初めてその姿を現した。
プリズマンに対し、スフィンクス像の顔が損壊した真の理由が「大昔の愚かな下等超人の仕業」であることを明かし、この場所で改めて愚かな超人達に神の力を示せることを誇らしげに語る。
プリズマンは余裕な態度を見せるバイコーンに超人の弱点である「レインボー・シャワー」=カピラリア七光線を浴びせるが、バイコーンは超神のみが使用できるオーラを纏うことでレインボー・シャワーを無効化。
狼狽えるプリズマンに「バイコーンホルンスライサー」、そして「憤怒の二角獣落とし」を喰らわせ、プリズマンの身体をバラバラに砕いた。
だが、破壊したのはプリズマンが「贅肉」と評するボディだけだったため、撃破に失敗。プリズマンは「キャンバス手裏剣」で反撃を試みるも、バイコーンは「ブラッドスクイーズホルン」を繰り出してプリズマンを拘束、強く締め上げてその身を砕きに掛かる。また、自分を始めとする超神は全員が超人強度9999万パワーである事実を明かし、更なる絶望感を与えた。
しかし、プリズマンに声援を送るジェロニモが「超人もどき」だという言葉を聞き、ブラッドスクイーズホルンの拘束が一瞬緩み、その隙にプリズマンが脱出。
更にプリズマンが見様見真似で編み出したブロッケンjrの「ベルリンの赤い雨」を背中に受け、初めて切り傷を負わされた。
僅かとはいえ、超人に傷を付けられたことに怒り狂うバイコーンは、怒りに身を任せるがままプリズマンに怒涛の踏みつけ攻撃を行い、フライングニールキックを喰らわせようとするも、たじろいたプリズマンがレインボー・シャワーを再照射。
バイコーンも再びオーラを纏い、レインボー・シャワーは傷を負った背中に命中。レインボー・シャワーが効かない筈のバイコーンであったが……。
実は傷口部分のオーラだけは出力を上げたレインボー・シャワーに耐えられず脆くなっていた。そこに勝機を見出すプリズマンだが、バイコーン自身は大した影響はないと言い切り攻撃を続行。「バイコーントリガーギムレット」を喰らわせて勝利を確信するが、直後に反撃を受けプリズマンの腕に胸を貫かれてしまう。それでも再び「バイコーントリガーギムレット」で勝利を掴もうとするが、返し技「プリズムシュピーゲルクラッシュ」に捉えられ頭部にダメージを負ってしまった。
技
- バイコーンホルンスライサー
柱に登った状態から高く跳躍し、背後に向かって縦に回転しながら敵に突っ込み、2本の角で敵の身体を深く切り裂く。
- 憤怒の二角獣落とし
角の先端を前方に向け敵の背中に突き刺し、その状態から高く跳び、ジャーマンスープレックスの要領で敵をマットに叩きつける。
- ブラッドスクイーズホルン
角を通常時の倍以上の長さまで伸ばし、敵の身体に巻きつけ締め上げる技。プリズマンの身体を砕けんばかりに締め上げ、彼の身体にヒビを入れている。
- フライングニールキック
プリズマンに当たらなかった為、詳細不明。
- ハイジャックホルンブリーカー
- 聖なる碑落とし
- バイコーントリガーギムレット
リングに倒れた相手に対し上空から錐揉み回転しながら落下。双角を押しつけるようにして着地しダメージを与える。
余談
元々は読者考案の応募超人で、容姿や名前はそのままである。ちなみに考案者は、クラッシュマン、ジャック・チー、シングマン(ドッペルマン)等、多くの応募超人を生み出している。