概要
初出はG1期のアニメ『ザ☆ヘッドマスターズ』と『トランスフォーマー ザ・リバース』で、後年には実写映画版にて第4作目『ロストエイジ』から同名のキャラクターが登場しているが、前述の2作との共通点は名前以外は無きに等しい。pixivに投稿されるイラストはG1版のものはほぼ皆無で、実写映画版のイラストが多い。
ザ☆ヘッドマスターズ
CV:大塚芳忠
第27話から登場したサイバトロン・ターゲットマスター戦士の一員で、SFバギーに変形する。注意深い性格で、メンバーの中では作戦立案役となっている。パートナーはグレネードランチャーに変形するポインテック。余談ながらデザインの原案はメガザラック共々大河原邦夫が担当していた。
ザ・リバース
CV:ニール・ロス/吹き替え:堀川仁
オートボットに所属するターゲットマスターの一員で、パートナーの名前はピンポインター(CV:フランク・ウェルカー/吹き替え:相沢正輝。『ザ☆ヘッドマスターズ』とは打って変わって陽気な性格だが、注意深い点は共通している。玩具および『ザ☆ヘッドマスターズ』の顔はゴーグルで覆われた目+口だが、こちらはゴーグルに加えて口をマスクで覆っている。
実写映画シリーズ
ロストエイジ
CV:ジョン・ディマジオ/吹き替え:手塚秀彰
オートボットの空挺兵で、グリーンカラーのシボレー・C7コルベット・スティングレイに変形する。
背部の装甲がコートの様になっており、その中に仕込んであるサブマシンガンや拳銃などの火器を使っての早撃ちや曲芸撃ち、背中に仕込んだパラシュートを使っての空中戦を得意とする。また、射撃や精密作業用のために左右色違いのゴーグルを付けている。
性格はシニカルな皮肉屋で、常に周囲の状況や人物に対して愚痴っており、台詞を二回繰り返す癖がある。正義の味方らしからぬ言動も多く、オートボット達を迫害する人間達にも地球にもほとほと嫌気が差しており、当初はオプティマスが連れてきたケイド達に銃を向けるほどだった。更にオプティマスとテッサを救出するためにロックダウンの宇宙船に潜入した際も消極的な態度を隠そうともせず、痺れを切らせたハウンドに銃を突きつけられて脅されるなど、何かにつけてやる気のない態度を見せていた。
しかしいざ戦いになるとノリノリで敵を蹴散らしたり、ダイナボットに対しては「あんな奴らと一緒にいるのは真っ平御免」とまで言っていながら戦闘後は渾名を付けて「またお前に乗りたいな!」と上機嫌になったりと、要するに御茶目なツンデレ気質である為、『ロストエイジ』公開前後でファンの見方が変わったキャラクターと言えるだろう。
また、オプティマスへの敬意は強く、「こいつのためなら死ねるね。まさにリーダーだ」とまで言い切っている。
最後の騎士王
第5作目『最後の騎士王』にも引き続き登場。変形する車両は前作と同じコルベット・スティングレイで、2016年度仕様のモデルとなっている。ただし、ロボットモードの外見に大きな変化は見られない。
皮肉屋でぼやき屋なところは変わらず、ケイドを迎えに来たコグマンを「C-3POもどき」呼ばわりした結果指を折られた上に投げ飛ばされたり、バンブルビーの指揮に文句を付けて取っ組み合いの喧嘩に発展するなど生来の一言多さゆえに痛い目に遭うシーンが見受けられる。
ゴーストタウンでのディセプティコンとの戦闘では、ドリフトとの連携でオンスロートを打ち倒す活躍を見せた。最終決戦にも合流はしたものの、戦っている様子は描かれなかった。
トランスフォーマーシージ
同シリーズのアイアンハイドの仕様変更品として発売され、カラーリングや頭部の形状が変更されている。変形するビークルはワンボックスカー風のサイバトロンビークルで、顔は『ザ・リバース』と同じく目や口をバイザーやマスクで覆った造型。ただし、ターゲットマスターのピンポインターは付属していない。ちなみにNETFLIXで配信されたアニメ『ウォー・フォー・サイバトロン・トリロジー:シージ』には未登場。