『ハハハッ!なんてこった、完全なる黄金比かよ!ヤバイ、達する達する!』
『正直、勃起した。では今度こそサヨウナラ。』
『カッカするなよ。別に通してあげてもいいんだが…条件としてオレと姦淫しないか?』
『あぁ、そうだ。参考までに聞きたいんだがキミって、ヴァージン?』
『フフフ・・・・・だって「狡知」だもん』
概要
年齢 | 不明 |
---|---|
身長 | 182cm |
種族 | 星晶獣 |
趣味 | 雑貨、買い物、岩盤浴 |
好き | 偏り具合がヤバイもの |
苦手 | 完璧、公明正大、無私無欲 |
CV | 細谷佳正 |
イベント「『失楽園』どうして空は蒼いのかPart.II」にて初登場。
星晶獣の産みの親「ルシファー」が名付けたとされる「堕天司」を名乗る天司。
あらゆるモノは偏ってこそ魅力的という価値観を持っており、天司長「ルシフェル」のことを退屈と称する一方で、ルシファーの偏り具合は「無限にイキまくれるほど際どいモノ」だったらしく彼を崇拝している。(その割には「ファーさん」という物凄くアバウトな呼び方をしているのだが・・・。)
空の世界の「知性」の進化を促すために作られた天司であり「狡知」を司る。
かつてのルシフェルの天司長副官であり、のちに副官をミカエルに譲り自身は研究所所長ルシファーの補佐官となった。
黒いパンツと胸元を開けた黒のドレスシャツを着こなし、黒いファーストールをまとった短髪黒髪に赤眼の青年。戦闘の時には三対の蝙蝠の翼を生やし、サンダルフォンのものと似た赤い光の剣を操る。
天司長副官・所長補佐官時代は金と黒の装飾がされた白い軍服のような制服に赤い布を左肩にかけた格好をしている。
人物像?
狡知を司るだけあって虚言にまみれた胡散臭い言動を取るが、それ以上に発する言葉の大半が18禁指定レベル。なにせ上述の台詞は劇中そのまんまである。そのためビィからは「変態堕天司」というドストレートな渾名を付けられ、ルリアノートにも最低最悪の不埒者と記述される始末。あまつさえさらなる続編の『000』にてメインメンバー内最年少であるイオからも『カナンの発禁男』と呼ばれた。
また、虚言も真実と嘘を絶妙に織り交ぜて一番嘘だと分かりづらい形で話しており、それでいて本人は常に冷静に真実を見極めているため彼の真意を掴むのを非常に困難にしている。
ド変態ぶりに目が行きがちだが、天司ハールートとマールートを無傷で倒し、不慣れながらも天司長の力を継承したサンダルフォンとも渡り合うなど戦闘力の高さが描写されており、イベント戦闘で主人公達に倒されても「ただの遊びだろ、本気になるなよ」と軽口を叩く余裕を見せている。
それもその通り、彼は天司長ルシフェルの副官として造られた天司であり、凡そルシフェルと同格の戦闘力と凄まじいまでの明晰な知性が与えられている。また如何なる苦境でも余裕を崩さず振る舞うその強靭な精神性を前に、主人公たちは最後まで一度としてベリアルから微笑みを奪うことはできなかった。
変態的言動の中には恐ろしい残虐性がにじみ出ており、昨夜同衾した女性の頭を消し飛ばす、他者の尊厳を最悪の形で踏みにじろうとするなど、まさに悪魔としか言いようの無いドス黒い悪意が垣間見える。
「失楽園」で初登場。平和な時を満喫する主人公たちの前に唐突に現れ、前述の通りいきなり変態的な言動を繰り返しプレイヤーに強烈な印象を残した。その後、最終的な目的は違えど手段を同じくする黒衣の男(ベリアルからは「バブさん」と呼ばれる)と共に「ルシファーの遺産」である「アバター」の封印を解き、空の世界全体を巻き込む混乱へと主人公たちを誘う。戦闘においては本気を出しておらず、アバターの敗北を見るや撤退。ルシフェルの肉体を回収して何処かへと姿を消した。
その数ヶ月後にあたる『000』では黒衣の男と再会し、彼の主導するさらなる破壊をもたらす計画に加担。自らだけが安全圏へと脱しようとする黒衣の男を制し、自身を敬愛する堕天司サリエルの汚染された翼を奪い、悪魔めいた異形『アバタール・ベリアル』へと変異。ルシフェルの肉体を利用して蘇生した星の民ルシファーの計画の成就を助けるために全霊を尽くす。
『000』内では、創造神に反逆するルシファーの思想に共鳴し、主人公たちに対して『空の色が蒼でなければならない理由なんてない』と告げ、また被造物たる彼の真意として『不滅の星晶獣は誰にも報われず世界の均衡を保つだけの機構であり例え理解者を得てもいずれ失う。故に全てを無に返し、使役する者ごと消え去ることこそが救いである。』と断言する。
もちろん、自決する気など無く落ちるフリであり、その後はルシファーを助けるため主人公達に立ちはだかり虚実半々の取引を持ちかけて、見事ルシファーの奪還に成功している。
(狂気の産物ことぐらぶるっ!だとそれを予見していたコルワとビィ(砲戦特化型)に先回りされて念入りに始末された。ボロボロにされながらもなお生きているあたりは流石というべきか。)
凡そ快楽主義であるものの、彼の行動理念は『000』の最後までも決してぶれることはなく、ルシファーのために行動している。それは「なんとしてでもルシファーの計画を成就する」というものではなく、ルシファー個人に対する信仰や敬愛といえる類のようなものと描写されており、計画の失敗に際して異次元へ放逐されるルシファーに寄り添うために飛ぶことさえ出来なくなった身体を押してまで彼の窮地に駆けつけた。
彼自身はルシフェルと同等の性能を持ちながらも、創造主であるルシファーは欠けた半身の補填として創り出したルシフェルを特別視していたため、相応に思うところがあるのかベリアルは「ルシフェル」に対してのみ仇名を使わずにそのまま呼称している。同イベントでルシファーの研究資料を「研究所くらいしか彼と過ごした証拠が残らなくてナイーブだから」という理由一つで破棄しなかったと語ったり、ルシファーがルシフェルの話題を出したとき、「ルシフェルの話題はどうでもいいだろ」と言ったりなど、嘘か本当かはわからないが、彼の本心めいたものが所々に垣間見ることができる(研究所を残したのは、いずれ裏切る可能性のある黒衣の男を蹴落とす為の布石でもあり、ルシフェルの話題も話している暇ではない時もあるので本音の虚実は本当に半々である)
召喚石
狡知の堕天司は世界の終末を語った口先で、次の瞬間には人生の謳歌を諳んずる。
花を愛でた指先はそのまま滑って茎を折り、舞踏会を踊った爪先は人間の血と臓物と尊厳の上を闊歩する。
その心の奥底に秘めるのは無常の自己愛か、無償の博愛か。
「オレの羽根を拾って遊んでるヤツがいるな、まぁオレの投影でナニをしようとコキ使おうと構わないけどねぇ。
そのうち感想でも聞かせてもらおうか。なぁ、特異点?」
2019年大晦日、紅白や絶対笑ってはいけない等でタイムラインが盛り上がる中、まさかの召喚石として実装される事になった。これには衝撃を受けた人もいるに違いない。
種類としてはバハムートと同じ『プロヴィデンスシリーズ』に属する。
メイン装備効果としてバハムートと同等の闇属性攻撃力アップの効果を持つが、最大HPを上限20000に固定するというとんでもないデメリットを持つ。
当然このままでは使い所が難しいが、上限開放を進めることで被ダメージの最大値を5000に固定するという独特かつ強力な効果が追加で得られる。
上手く使えば強力な敵の攻撃を無対策で受けることができるが、HP管理も難しい悩ませられる石である。
(2020年11月の闇有利古戦場では、レイドボスの特殊技等でダメージ固定が有効という事で活用された)
なお、この被ダメージ最大値固定の効果は属性ダメージにのみ適用される効果である。
その為ダーク・ラプチャーHARDにベリアルをメインで装備していくと開幕のパラダイスロストでフロントメンバー4人が即死するという大惨事に見舞われる。
召喚石として登場してもルシファーの味方であるという彼の意思表示なのかもしれない。
召喚効果は6ターンごとに味方か敵にランダム効果。
なお、パーティにサンダルフォンがいると効果がサンダルフォンに集中し、効果発動時の台詞が特殊な物に変わり、サンダルフォンの奥義ゲージが200%になる(奥義が2回発動出来る)代わりに瀕死になるという隠し効果がある。
この召喚効果で瀕死状態から戦闘不能になるダメージを受けると、サンダルフォンのサポートアビリティであるHPが1残るガッツ効果は無視され、戦闘不能になってしまう。
しかも、例によって天司シリーズと同様にサブ加護を持ち、最大で与ダメージが3万アップする。ただしこちらも最大HPが30%減少するデメリットがある。
セラフィックウェポン『サイス・オブ・ベリアル』
堕天司ベリアルが闇の属性の力を注ぎこんだ大鎌。深淵の色を纏う切っ先は、暗闇に潜むもの全てを両断し完全なる無へと還元する。夢幻と共に遥か蒼天の果てを目指せば、さらなる力に手が届くだろう。
レアリティ | セラフィックウェポン |
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属性 | 闇 |
武器種 | 斧 |
奥義
ヴァイスリーパー | 闇属性ダメージ(大)/味方全体の闇属性攻撃UP |
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スキル
堕落のすゝめ | 闇属性のキャラが光属性の敵に対して与ダメージUP |
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サイドストーリーで『失楽園』をクリアすると、ショップの特殊武器コーナーで作成・上限解放が可能に。
四大天司の武器の噂を聞いてベリアル自らデザインした大鎌。
「だって俺デザイナーだから(嘘)」
他のセラフィックウェポン同様、鍛えていけば旅の助けになりそうだが、あのベリアルが素直にプレゼントとして用意するとは思えない・・・
奴の魂胆は追々明らかとなる。
グランブルーファンタジーヴァーサス
キャラクターパス2、第一弾として、狡知の堕天司ついに参戦。待望されながらも、対戦ゲームだからこそ実現できたヴィランのプレイアブル化である。
飛び道具、無敵技、突進技の俗にいう三種の神器と言われる3種の必殺技に加え、当身(カウンター技)、コマンド投げ(ガード不能技)まで搭載した技ラインナップだけでも死角が極めて少ないスタンダードキャラ。
また、飛び道具は軌道が変えられる、コマンド投げ・当身・前歩きの3種のモーションが意図的に似せられており判別困難、遠距離立強攻撃の2段目が遅い欠点を持つが、それが必殺技との択になる、などのトリッキーかつ立ち回りの強さに繋がる要素も持っている。
一方で通常技の攻撃判定が小さく、単純な振り合い・刺し合い、事故らせ合いに難がある。また、コマンド投げや当身は硬直(操作不能時間)が長く、読みを外した場合の手痛い反撃は免れない。
そんなデメリットの明確な技を的確に使い分け、安定性のある相手キャラクターを狡猾にからめとっていくプレイを要するキャラクターとなっている。
武器スキンはメガネ(メガネで戦うわけではない)。
パッド操作でももちろん楽しめるGBVS。
新モードにRPGモード新章とまだまだ飽きるには早い。
DLC購入特典は、ベリアル風のコスチュームになる主人公用スキン"オルターエゴ・マリシャス"
余談
悪魔「ベリアル」
モチーフは聖書などに登場する堕天使(または悪魔の)ベリアルであろう。
ジョン・ミルトンの著作「失楽園」においては、虚飾の美しさに溢れる、悪辣で淫らな存在として描かれており、作中の描写はミルトンの描くベリアル像を非常に近しく再現している。
度々「ソドミー」という聞きなれない単語を口にするが「生殖器以外での性交」、所謂「オーラルセックス」や「アナルセックス」を意味する言葉とされている。
その語源は旧約聖書において堕落の果てに天からの炎と硫黄で灼かれた都市『ソドム』であり、『ソドム』に獣姦と同性姦を教え堕落させたのがベリアルだとされている。
ベリアル幼稚園?
そのぶっ飛んだキャラクター像、加えて声が某「止まるんじゃねぇぞ…」の団長と同じなことも絡めて、騎空士(グラブルをプレイしているプレイヤーの意)はもちろんSNS等で話題を知った騎空士以外のネットユーザーにまで色々な意味で強烈なインパクトを与えた。
中には「ベリアルが気になってグラブルを始めた」という人も多く、ベリアル相手にマルチバトルのイロハを学ぶ新人騎空士達の姿は「ベリアル幼稚園」と評された。
その反響の強さは公式側にも知れ渡っていたらしく、「失楽園」終了後、公式twitterにてベリアルのイラストがアップされている(参考ツイート)。
ちなみに『000』内では、パンデモニウムに迫る天司達を見て、「同窓会としてはかなりの出席率だ」という発言をしている。恐らくはファンサービスの一種だろう。
『失楽園』イベントの報酬の優秀さや周年記念無料ガチャ期間だった事、先輩きくうし様に鍛えられた事などもあって幼稚園出身者はなかなか優秀らしく、『000』では卒園式と称して園長さんにお礼参りをしていた(俗語的な意味で)
Parade's Lust
本ゲーム内にある、虚無の力を取り込み八枚羽となった『アバタール・ベリアル』との戦闘曲『Parade's Lust』(パレーズ・ラスト)はこの上無く彼を表しており、題名から歌詞の全てに至るまでぶっ飛んでいる。Lustというと七つの大罪の性欲に当たり「性欲のパレード」と、いうことである。発禁変態堕天司の名は伊達じゃない。召喚石としての登場時にはカナに開いて召喚名称としても使用されている。
日本語訳は福原哲也氏がtwitterで公開している。曰く、作曲・編曲担当の成田勤氏にドン引きされたらしい。
後に召喚石実装に伴い専用BGM、さらに、VSではベリアル用バトルBGMとして採用された。
2019年秋に実施された、牛丼・うどんチェーンなか卯とのコラボにルリアやビィ、ツバサらと共に抜擢された……のだが、そのイラストが000でのアバターを吸収して敗北した時のボロボロの姿であり、さらに対象商品に『親子丼』が含まれていたため妄想をたくましくさせた。瀕死の重傷を置い親子丼を注文する男……シュールである。そして親子丼という単語に引っ掛かりを感じない人はそのままの君でいてください。
ちなみにこの男、TVアニメ「ぐらぶるっ!」の番宣でも親子丼で達していたりする(食事的な意味で)。
関連イラスト
関連タグ
ボーマン(グラブル):中の人が同じアイルのフェイトエピソードに登場するNPC。