概要
コント冬の時代と言われる2012年に始まったNHKのコント番組。座長は内村光良。BSの単発として放送され後に地上波に進出した。その後レギュラー化するものの不定期放送という意味不明な状態になってしまった。その後正式にレギュラー化し、2015年度まではサラリーマンNEOのように半年間放送して半年間休止するスタイルだった。2016年度は放送期間が倍の1年となり放送時間が半分の25分に短縮された。2017年度以降は特別番組として放送されている。
レギュラー
※レギュラー放送が終了した2018年度以降は正式メンバーがはっきりしていない状態になっている。
現時点ではあくまでも「よく出演する人」ぐらいの意味だと思ってください。
過去のレギュラー
キャラクター
- 三津谷寛治(内村)
NHKゼネラルエグゼクティブプレミアムマーベラスディレクター兼LIFE!スーパーバイザー。初登場時はNHKゼネラルエグゼクティブプレミアムディレクターだった。NHKにそぐわない演出を修正して番組を台無しにしてしまう。口癖は「NHKなんで」「とお秒前」「〇〇の××氏」など。LIFE!スーパーバイザーとしての仕事は比較的まとも。奇遇にも内村の光良氏が高校生の頃と同時期にNHK熊本放送局に在籍していた。そのときに制作した「辛子れんこんが出来るまで」は熊本大賞を受賞したが、どこの団体が主催している賞なのかは不明。小須田部長並みに強靭な肉体を持ち、飛んでいるヘリコプターから跳び下りても無傷。
2017年の紅白歌合戦では全面的に介入し、三山のひろし氏には「けん玉が気になって歌に集中できない」、SexyのZone氏には「グループ名がNHK的にギリギリ。Safety Zoneに改名しなさい」、サンシャインの池崎氏には「うるさい」と出演者に注意した。内村の光良氏が紅白歌合戦の総合司会に抜擢されたのも彼の尽力があったに違いない。
- 宇宙人総理(内村)
絶対に宇宙人であることを認めようとしない総理大臣、小暮井康夫。額から波動を放つ。(公式はビームと言っている) 所属政党は人生党。野党である日本繁栄党の議員、安達まこと(田中)との闘争を主に描いたコント。
2015年は特にこのコントに力を入れていた。連続した作品として制作され、カメラ切り替えなしでノーカットの生放送コント、田原総一郎司会での討論番組風コント、大量のエキストラを動員しての選挙演説ロケ、局の壁を超えてマモー復活、羽鳥慎一司会での選挙特番、データ放送の投票結果によって結末が変わるコントなど様々な演出がなされた。
- 竹脇みつる(内村)
ヒット曲「恋のチムニー」だけを歌い続ける歌手。マネージャーや作曲家が新曲を出させようとしても本人が嫌がり、結局「恋のチムニー」のアレンジバージョンになってしまう。「恋のチムニー」は燃えるような愛を竹脇の故郷である北九州のチムニー、つまり煙突に見立てた歌である。元ネタはたぶんこの人。
- 夏木京介(内村)
ロング歌舞伎ダイエットを流行らせた元歌舞伎役者。数々の有名芸能人に直接指導し、ももいろクローバーZは教わった振付を本物の紅白歌合戦で実際に披露した。しかし悪徳な商売に手を出してしまい、かなり高額な料金設定をするようになってしまった。だが修学旅行で来ていた中学生の市川くん(市川猿之助)に成敗され改心した。
- 女マン(内村)
女性の味方のヒーローだが女性からも男性からも嫌がられている。女性に興味はないらしいがオネエではないらしい。
- モグラに育てられた男(内村)
サングラスをし、工事用ヘルメットを被った黒い肌の男性で、本人はモグラに育てられたと言っているが当然信じてもらえない。モグラに育てられたので正義感が強い(と本人は言っている)
- スーパースター
スーパーマーケットで値引きセールをショー形式でやっている人、それがスーパースター。
- まっすぐ彦介・彦美(内村・石橋)
壁を突き破ってやって来て、人の話を聞かずに言いたいことだけを言って去っていく。紅白スペシャルではふなっしーとの共演回もあった。
- 梅雨入り坊や(内村・星野)
1200年前から続く伝統行事を受け継いでいる一族。梅雨入り神楽を舞って皆に梅雨入りを伝える。自らの判断だけで梅雨入りを決めるこの行事に息子(星野)は疑問を感じていて、気象庁の情報も取り入れるべきだと訴えているが、父(内村)は聞く耳を持たず、現代の学問ですら否定するときもある。2016年はなぜか梅雨入りを宣言しなかったため、梅雨明け太夫(市川猿之助)が文句を言いにやってきた。
- イカ大王(塚地)
出オチキャラのためコントでの扱い方がわからなくなり、悩み相談や歌手デビューなどいろいろなことをやるようになる。紅白歌合戦に見切れ出演していることがたまにある。
- キスがうまいだけの男(塚地)
キスがうまいという点以外良いところがないがモテる。毎回キスされる彼女(石橋)はつい甘やかしてしまう。
- ゲスニックマガジンの西条(田中)
囲み取材で失礼なことばかり聞く記者。「海外でレコーディングとか言ってるけど、たっかいラーギャー貰ってぇ、パツキンのチャンネーと遊んでぇ、いーぃ仕事だなぁーー!!」というような感じのことを言う。しかし彼の言っていることは皆が思っていることなのかもしれない。
- プラス車掌(田中)
本来はメンバーをほめるキャラのはずだが、結構ディスっている。褒め殺しパターンも結構ある。
- イタヤガイ(田中)
人類に「性別とは何か」を問いかける存在、それがイタヤガイ。貝の中身はNHK的にアウト。
- カッツアイ(西田・石橋・臼田)
母と娘二人による盗賊3人組。父(内村)は3人の行動に困り果てている。詳しい説明は割愛。
- どうしたろうかしゃん(ムロ)
驚かし方がわからず相手の言ったことをそのままやろうとする指示待ち妖怪。コントでは珍しい「キャラ襲名」を行い、中川大志が二代目を引き継いだ。
- うそ太郎(星野)
シャレにならない嘘ばかりつくが、なぜか寿司屋の大将(内村)に気に入られ弟子入りしている。同じような嘘つきの妹(綾瀬はるか)がいて、名前はヒラリー・クリントンではなく花子。
- 鉄仮面テツオ(星野)
鉄仮面をつけたまま生活しているため様々なトラブルが生じる。紅白歌合戦出場歌手の顔を隠すなんて……。
- オモえもん(星野)
タヌキ型ロボット。未来ではなく遠くの星からやって来た。さとし君(ムロ)に対する愛情がとにかく重い。嫉妬心も非常に強い。初回に「元通りクロス」を出して以来道具らしい道具を出していない。オモみ(深田恭子)という妹がいる。紅白歌合戦出場歌手で大ヒットドラマ主演俳優に着ぐるみを着せるなんて……。
- 黄金原聡子(シソンヌじろう)
ブレイクする前からのムロツヨシファン。にわかファンが大嫌い。黄金原曰く、ムロファンだと言うとイメージが良くなるからムロファンを装っている人が少なくないらしい。誰よりもムロの立ち位置を正しく理解していて、必要以上にムロを褒めたりしない。
- ノブエ(池谷のぶえ)
人間に知恵を授けてくれる生き物。しかしその知恵とは生きるために必要な知識ではなく、「電柱の中は空洞」などのような雑学知識ばかり。ノブエは言葉を話すことができないため、知恵を授けるときはジェスチャーゲームのような雰囲気になる。
その他の主なコント
キャラが登場しないコントや毎回異なるキャラが登場するコントなどを記載。
- とどろけ!!ファミレス塾
サミーズ上野毛店でバイトすることになった鈴木(中川大志)。しかし、この店ではオープニングスタッフが幅をきかせていた。時給の高い深夜に働くにはオープニングスタッフの許可が必要である。鈴木は成り行き上仕方なく超人的な能力を持つオープニングスタッフと戦うことになってしまった。しかし彼らの持つ能力は「普通にやったほうが早いじゃん」と思うようなものばかり。オープニングスタッフは熱い鉄板を素手で持つ巌流崎鉄山、空中から水を注ぐ哀小路水神、体から飲み物を出す怒麟苦博士(すべて内村)など。ほぼオープニングスタッフの方が自滅して終わる。
- 朝ドラパロディ
あまちゃんの撮影現場では金沢時子(内村)が能年玲奈の代役を務め、まれの撮影現場では土屋太鳳の担当マネージャー・真壁(もちろん内村)がセットに入ってきてしまい、ひよっこには三津谷が「本物のひよこが出てこないのはおかしい」とクレームをつけたせいで本物のひよこ(もちろん本物ではなく内村)を出演させることになってしまった。
なつぞらにはナレーションで父親役である内村が、なつ役広瀬すずと親子共演を果たした。
- 有名じゃない人記念館
シリーズ化しているが、連続した物語なのかパラレルワールドなのかは不明。有名じゃない人物の記念館を盛り上げようと何とか頑張る村人を描いたコント。しかし、その人物の功績は証拠がなく信憑性に欠けるものばかり。人物の名前はすべて「村餅〇乃介」となっている。〇の部分は毎回変わる。
- うっちゃん
内村光良の半生を連続テレビ小説のような雰囲気でドラマ化した作品。本人に話を聞いたうえで作られているが、後世の創作がかなり入っている。
その他のコーナー
- ナオミの麺紀行
西田が初回で「食べるロケがしたい」と言ったことで実現した企画。西田が麺料理を食べるために日本各地を訪れる。ところどころに女優感の強い演出が入る。
- ムロ鍋JAPAN
ムロが鍋の食材を求めて日本各地を旅する企画。