求婚のローラ
きゅうこんのろーら
「あら!! あんた好きよ!!! 結婚してっ!!!」
概要
ローリング海賊団船長のイカツい外見の女海賊。
人物
義理人情に篤い性格だが、非常に惚れっぽい上に強烈な結婚願望を持っており、二つ名の通り男を見るなり求婚する悪癖がある。今まで数多の男たちに求婚しては尽く断られ続けており、現在通算4446回(ワンピースパーティーも含めると4447回)破談している。
ローラ「結婚してあげたいわ」フランキー「おめーは上玉だが残念 おれがスーパーすぎてつり合わねェ」
新世界出身であり、母親はものすごい有名人らしい。背中には二本の剣を背負っており、ゾンビ(後述)の強さを見る限りそれなりに腕の立つ二刀流剣士と思われる。
ゲッコー・モリアに配下共々影を奪われ、スリラーバークに軟禁されていた(影を取られた人間は日光を浴びると消滅するが、そうなると影の入ったゾンビも死んでしまうため)。しかしながら太陽の下に戻るために仲間とともに対抗策を練り続け、ゾンビから奪った影(塩を食わせると出てくる)を取り込めばその戦闘力を身に付ける事が可能という事実を発見。偶然出会ったモンキー・D・ルフィを半ば強引にナイトメア化させ、オーズ撃破への協力を行った。
モリアの失策と麦わらの一味の尽力によりモリア海賊団が壊滅すると、無事元の影を取り戻し、後述の事情からナミと仲良くなってビブルカードと電伝虫の番号を渡し、部下たちと共に去って行った。
作中でビブルカードやその性質に言及したのは彼女が初であり、これによりアラバスタ編でエースがルフィに渡した謎の紙切れこそがビブルカードだったことが明らかとなった。
その後しばらく登場していなかったが、2年後の事情を描いた扉絵にてウォーターセブンのバーで元気にしている姿が描かれた。
名前の由来は恐らくロールケーキ。
キャラクターソング
ワンピース ニッポン縦断! 47クルーズCDでは福岡を担当。
自らの巨大な体に相当するラーメンを五杯も汁まで平らげ、六杯目も軽く平らげようとするほどの健啖家。
後に明らかになった血筋からくる遺伝なのだろうか。
ワンピース ニッポン縦断! 47クルーズCD in 福岡 WEDDING VOWS
WEDDING VOWS
関連イラスト
CV:もちろん久川綾
ローラの影が入った動物ゾンビ。しかし動物ゾンビとしては異例の将軍ゾンビ職に任命されている。
アブサロムに一方的に好意を寄せているメスのイボイノシシで、ことあるごとにアブサロムに結婚を申し込もうとするバケモノ。アブサロム他スリラーバークの連中からはそのまま「ローラ」と呼ばれていた。
アブサロムがナミに横恋慕していることを知った途端にナミを抹殺しにかかるが、「私!!! 実は“男”なんだぜ!!!」という小学生レベルの嘘をあっさり信じ込み、ナミの応援(財宝の入手とアブサロムの押し付けを目論んだ方便だが)を受けて和解した。この時に、ナミは「ナミゾウ」が本名だとも嘘をついた。
続いてアブサロムがナミを襲った際には、ナミを攻撃するふりをして逃がそうとしたが、ばれてしまい、アブサロムの返り討ちにあって気絶する。ちなみに、ナミの嘘は分かっていたらしい。
最後は暴走したモリアのシャドーズアスガルドで強引に影を抜かれ元の人形に戻る。
しかし影はもう一つの魂でもあるため、ローラは自分のもとに戻った影の影響からナミと会った時には初めて会った気がせず、ナミのことをナミゾウと呼んだ。
母
その正体は、「四皇」ビッグ・マムことシャーロット・リンリンの娘(シャーロット家23女)である。双子の姉妹であるシャーロット・シフォンとは生き写しで、サンジからは「そっくりだな」と言われていた。
ビッグ・マムの推し進める政略結婚に辟易しており、妹のシャーロット・プリンからは「自由な恋愛を求めて海に出た大好きな姉」と慕われている(プリンはその後狡猾な本性を表すのだが、このセリフは麦わらの一味を騙す演技ではなく勝手に言っていたものなので、少なくともローラに関する思慕は口八丁ではないようである)。
ナミに渡されたビブルカードはナミが敵(ビッグ・マムの手下)に襲われているときに効力を発揮。ビッグ・マムのソウルがこもったカードは淡く輝き水戸黄門の印籠の如く襲ってくる敵を足止めした。ちなみに、シフォン以外の他の兄弟姉妹や団員達は、ローラのビブルカードを見た際、最初は彼女が死んだものと勘違いした。
母との関係
「元気でなくて結構だよ!!!死ねよ!!!」
「親の心子知らずとはこういう事だろ...!!!あいつは過去最大の政略結婚を蹴って逃げた背徳(バカ)娘だ!!!」
ローラが母を慕うのと正反対に、当の母親からは並々ならぬ殺意を向けられていることが判明した。居場所さえわかれば殺し屋を送る気であるらしい。
かつて巨人国エルバフの王子・ロキがローラに一目惚れして求婚しており、全世界の巨人族との間に確執があったリンリンにとってはこの政略結婚が確執の解消とエルバフの兵力の掌握という二重のチャンスにつながる重要なイベントと考えた。
しかし、ローラが結婚を拒否して出奔してしまったことで全てがオジャンになる。身代わりとして姉のシャーロット・シフォンを差し出したもののバレてしまい、巨人族との関係がさらに悪化してしまった。
これが元でシフォンにまで暴力を振るうようになるが、ローラとシフォンは昔から一心同体であったためシフォンがローラのことを嫌うようなことは無かった。
シフォンによれば当のローラはもとより能天気なため、そのような憎悪を抱かれている事など全く知らないらしい。
立場
カカオ島のチョコレート大臣であり、チョコづくりの名人。後継にはシャーロット・プリンが考えられていたが、プリンはローラの帰還を期待して断り続けていた。