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テイニクェット・ゼゼーナンの編集履歴

2021-02-16 16:52:42 バージョン

テイニクェット・ゼゼーナン

ていにくぇっとぜぜーなん

『スーパーロボット大戦』シリーズの登場人物で、異星人勢力「ゲスト」(ゾガル)の首魁。

声:政宗一成(F/F完結編)、広瀬正志(第2次OG)

概要

異星人の星間国家連合ゾヴォークの国家の一つと思われる「ゲスト」(ゾガル)の太陽系方面軍作戦指令長官。

ゾヴォークの中でもウェンドロと並ぶ偏見の塊でタカ派として有名な人物であり、地球人を「下等生物」「サル共」と完全に見下しており、その権利や意志を全く認めようとしない。

軍事力方面にのみ異常に肥大化した地球文明は危険なものであるとした、ゲストの「地球文明抑止計画」の総司令官として地球に襲来する。計画の目的そのものは文字通り地球の軍事力を削ぐ事だが、これとは別にゼゼーナン個人の思惑として、地球にある軍事技術を独占し本国における地位を得るというものがあった。

地球への接触と言う点ではゲストはインスペクターに先を越されているという事になっているが、実はゼゼーナン自身は『第3次』以前、さらに言えばグランゾンが開発されるよりも前に地球に来ている。それは地球の軍事技術を独占するという目的のための下準備であり、組織としては技術供与を行って見返りを得るという「取引」として来ていたが、ゼゼーナン自身はこの時供与された技術の一つで、後にグランゾンの心臓となるブラックホール機関に細工をし、グランゾンを「存在する限り偶然の発生率を歪めてしまうロボット」に仕立て上げ、地球上に戦乱が多発するよう仕向ける事が目的であった。

これらの取引そのものはシュウ・シラカワによるグランゾンの強奪・反乱によって調印式を破壊されたことで無かったことになってしまったが、グランゾン自体は目論見通りに稼動し地球上に戦乱を呼び起こしたため、ゼゼーナンの目的は一応達成されたと言える。しかしそれによって、他人に利用されることを決して許さないシュウの復讐の対象となってしまうこととなった。


戦乱が拡大し、後にゾヴォークの最高意思決定機関である枢密院から停戦命令が出されるが、ゼゼーナンはこれを聞き入れず、あくまで独断による地球侵略を続行する。しかし枢密院特使となったメキボスが「ゼゼーナンが倒れれば和平を結ぶ用意はある」と言っていたあたり、本国からは実質的な造反者扱いをされるまでに至っていた様子である。


スパロボシリーズ最大(?)の小悪党

『第○次』及び『F』シリーズの黒幕といえる人物であるにも関わらず、ゲーム中では何かと小悪党臭が漂う有様となってしまっている。


・行動目的が前述の通り『地球の強大な軍事力を独占し、本国での地位を確立する事』である為、後のシリーズのラスボスと比較するとどうしても小物感が拭えない。他のシリーズでは「アカシック・レコードを支配して神になる」、「宇宙をリセットして生命を一から造り直す」、「全ての並行世界を消滅させる」と言った面々で、比較するのもおこがましいほどの次元の違いである。目的意識にしても「自らが敵となって人類に宇宙の脅威を認識させる」、「邪神に憑りつかれた自分を殺させるためにあえて敵として立ちはだかる」などといった連中に比べて私利私欲に満ち過ぎている(それでもヴィンデル・マウザーエルデ・ミッテのような小悪党も存在したが)。最もこれは他の面々がぶっ飛びすぎとも言えるので、あくまで自身の欲望に従って行動した(ヴィンデルやエルデも同様である)ゼゼーナンはある意味最も現実味のあるボスであったとも言える。

・顔を出す回数はそれなりに多いものの、いずれも地球側に一泡吹かされて撤退するか、機体の調整不足で撤退するかばかりであり、最終決戦まではまともに戦うチャンスが無いどころか、大物といったイメージが殆ど無い。

・『第4次』のキャラクター辞典では「部下達には心優しい一面もある」と記述してあるが、シナリオ中ではそのようなシーンは一切無い(むしろロフ捨て駒同然に扱うなど冷酷な描写がある)。さらに『F』のキャラクター辞典ではその記述自体が削除されている。

・ステータスもラスボスを名乗る割にはさして強くもなく、さらに『第4次』では何故か性格が「弱気」。『F』では性格が普通になった代わりに、ゲスト軍との総決戦を行うシナリオただ1度きりしか出番が無くなった。

・搭乗機のバラン=シュナイルの強さもまた、最終面まで順当に進んできたプレイヤーならまず確実に勝てる強さでしかない。『F』ではその反省か、同作のラスボスであるヴァルシオンと肩を並べる程の凶悪性能となるものの、イデオンを使用しているプレイヤーの場合は一度も戦闘機会が発生しないまま「必中」「熱血(魂)」のイデオンガンで一蹴されてしまうことも。

・『第4次S』では最終戦でイベントが追加され、シナリオ冒頭で雲隠れしてしまい初期配置の敵を全滅させるまで戦場に出てこない。また、ある程度ダメージを負うと自身の周辺に増援を出現させ最後の反撃を試みるものの、大抵はそのまま増援部隊が何も行動する事なく決着がつく。

・そして『第4次』『第4次S』共に、進め方によってはシュウのネオ・グランゾンに瞬殺されてラスボスの座を奪われる。一応この時、戦闘でバラン=シュナイルがネオ・グランゾンに攻撃を命中させる事が稀にあるがダメージがまさに「巨象に挑む蟻の一撃」状態なので涙を誘う(しかもすぐに回復される)

・さらに『F』ではパプテマス・シロッコシャピロ・キーツといった版権キャラにまでラスボスの座を蹴落とされてしまう。


…と、まさに小悪党臭さが漂うキャラクターになってしまった。


第2次スーパーロボット大戦OG』でまさかの再登場。声優はランバ・ラルゴステロでお馴染みの広瀬正志氏に変更されている。

地球人をサル呼ばわりして見下しているという点でもゴステロと共通しているのだが。


関連タグ

スーパーロボット大戦 バンプレストオリジナル

第4次スーパーロボット大戦 スーパーロボット大戦F スーパーロボット大戦F完結編 第2次スーパーロボット大戦OG

ゾヴォーク ゲスト ゾガル

ゼブリーズ・フルシュワ グロフィス・ラクレイン ジュスティヌ・シャフラワース

メキボス・ボルクェーデ シュウ・シラカワ

バラン=シュナイル

ラスボス(笑)

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