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声:政宗一成(F/F完結編)、広瀬正志(第2次OG)

概要

異星人の星間国家連合ゾヴォークの国家体の1つと思われる『ゲストゾガル)』の太陽系方面軍作戦指令長官。

ゾヴォークの中でもウェンドロと並ぶ偏見の塊でタカ派として有名な人物であり、地球人を「下等生物」「サル共」と完全に見下しており、その権利や意志を全く認めようとしない。

「地球人は何千、何万と言う生物種を絶滅に追いやり、あまつさえ自分達の同胞をも下らぬ理由で根絶やしにした。銀河法に照らし合わせれば極刑に値する」と本人は語るも、自分達ゾヴォークとの間に交流すら無かった地球側に銀河法を適用しようとした後、自分も地球人を絶滅させようとする時点で説得力は皆無。

「軍事力方面にのみ異常に肥大化した地球文明は危険なものである」としたゲストの『地球文明抑止計画』の総司令官として地球に襲来する。計画の目的そのものは文字通り地球の軍事力を削ぐ点にあるのだが、これとは別にゼゼーナン個人として「地球にある軍事技術を独占し本国における地位を得る」目論見があった。

地球への接触の点ではゲストは『インスペクター』に先を越されているが、実はゼゼーナン自身は『第3次』以前、更にグランゾンが開発されるよりも前に地球に来ている。それは上記の「地球の軍事技術を独占する」目的の為の下準備であり、組織としては技術供与を行って見返りを得ると「取引」として来ていたが、ゼゼーナン自身はこの時供与された技術の1つで、後にグランゾンの心臓となるブラックホール機関に細工をし、グランゾンを「存在する限り偶然の発生率を歪めてしまうロボット」に仕立て上げ、地球上に戦乱が多発する様に仕向けるのが目的であった。

これ等の取引そのものはシュウ・シラカワによるグランゾンの強奪・反乱によって調印式を破壊され無に帰してしまったが、グランゾン自体は目論見通りに稼動し地球上に戦乱を呼び起こした為、彼の目的は一応達成された。しかしそれによって、他人に利用される事態を決して許さないシュウの復讐の対象となってしまった。

戦乱が拡大し、後にゾヴォークの最高意思決定機関である枢密院から停戦命令が出されるが、ゼゼーナンはこれを聞き入れず、あくまで独断による地球侵略を続行する。

しかし枢密院特使となったメキボスが「奴(=ゼゼーナン)が倒れれば和平を結ぶ用意はある」と発言していた様子から、既にゼゼーナンは本国からは実質的な造反者扱いをされるまでに至っていた様子である。

スパロボシリーズ最大(?)の小悪党

『第○次』及び『F』シリーズの黒幕たる人物であるにも拘らず、ゲーム中では何かと小悪党臭が漂う有様となってしまっている。

・行動目的が前述の通り『地球の強大な軍事力を独占し、本国での地位を確立する』である為、後のシリーズのラスボスと比較するとどうしても小物感が拭えない。他のシリーズでは「アカシック・レコードを支配して神になる」「宇宙をリセットして生命を一から造り直す」「全ての並行世界を消滅させる」などを掲げる面々で、比較するのも烏滸がましい程の次元の違いである。目的意識にしても「自らが敵となって人類に宇宙の脅威を認識させる」「邪神に取り憑かれた自分を殺させる為に敢えて敵として立ちはだかる」などの連中に比べても、矮小な私利私欲に満ち過ぎている(それでもヴィンデル・マウザーエルデ・ミッテの様な小悪党も存在したが)。もっとも、これは他の面々がぶっ飛び過ぎとも見えるので、あくまで自身の欲望に従って行動した((ヴィンデルやエルデも同様である)ゼゼーナンはある意味、最も現実味のあるボスであったとも評価できる。

・顔を出す回数はそれなりに多いものの、いずれも地球側に一泡吹かされて撤退するか、機体の調整不足で撤退するかばかりであり、最終決戦まではまともに戦うチャンスが無いどころか、大物のイメージが殆ど無い。

・『第4次』のキャラクター辞典では「部下達には心優しい一面もある」と記述してあるが、シナリオ中ではその様なシーンは一切無い(寧ろ、ロフ捨て駒同然に扱う等冷酷な描写がある)。更に『F』のキャラクター辞典ではその記述自体が削除されている。

・ステータスもラスボスを名乗る割にはさして強くもなく、更に『第4次』では何故か性格が「弱気」。『F』では性格が普通になった代わりに、ゲスト軍との総決戦を行うシナリオただ1度きりしか出番が無くなった。

・搭乗機のバラン=シュナイルの強さもまた、最終面まで順当に進んできたプレイヤーなら先ず確実に勝てる強さでしかない。『F』ではその反省か、同作のラスボスであるヴァルシオンと肩を並べる程の凶悪性能となるものの、イデオンを使用しているプレイヤーの場合は一度も戦闘機会が発生しないまま「必中」「熱血(魂)」のイデオンガンで一蹴されてしまう事態も。

・『第4次S』では最終戦でイベントが追加され、シナリオ冒頭で雲隠れしてしまい初期配置の敵を全滅させるまで戦場に出てこない。また、ある程度ダメージを負うと自身の周辺に増援を出現させ、最後の反撃を試みるものの、大抵はそのまま増援部隊が何も行動せずに決着がつく。

・そして『第4次』『第4次S』共に、進め方によってはシュウのネオ・グランゾンに瞬殺されてラスボスの座を奪われる。一応この時、戦闘でバラン=シュナイルがネオ・グランゾンに攻撃を命中させる事態が稀にあるが、ダメージがまさに「巨象に挑む蟻の一撃」状態なので涙を誘う(しかも直ぐに回復される

・更に『F』ではパプテマス・シロッコシャピロ・キーツ等々の版権キャラにまで、ラスボスの座を蹴落とされてしまう。

……と、まさに小悪党臭さが漂うキャラクターになってしまった。

第2次スーパーロボット大戦OG』でまさかの再登場。声優はランバ・ラルゴステロでお馴染みの広瀬正志氏に変更されている。

「地球人をサル呼ばわりして見下している」点でもゴステロと共通しているのだが。

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テイニクェット・ゼゼーナン
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