概要
「ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会(ニジガク)」を主体にしたソーシャルゲーム「スクフェスALL_STARS」の登場キャラ三船栞子と同作品主体のアニメ「虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会」の登場キャラ高咲侑のカップリング。
共に黒髪という特徴があり、栞子はパーソナルカラー、侑は毛先に緑もあしらわれている。
後述の特殊すぎる事情から公式では共演していないのもあって虹ヶ咲はおろかラブライブ!シリーズのカップリング最大の禁忌として扱われることが多い。pixivでイラストが上げられる場合も侑の姿に限りなく似せたあなたちゃんという解釈で、あなしおが用いられる。
何故共演できないのか
上述通り同じ作品をベースにしているため舞台こそ同じお台場で初期スクールアイドル9名も据え置きであるが、スクスタとアニガサキはパラレルワールドとして扱われている。詳しくは、アニメとスクスタの違いを参照。
今の所栞子はスクスタ限定キャラ、侑はアニガサキ限定キャラだが、それぞれのキャラデザイナーも違うので栞子は室田雄平風のKLabデザイン、侑は横田拓己デザインしか存在しない。
各メディアミックス限定キャラと言っても両者の立ち位置は全く異なり、栞子は「元々ソロ活動がメインなので9人で縛る必要がない」ニジガクの特長を生かした10人目のソロスクールアイドル、侑はスクスタのアバターかつソロアイドルをプロデュースする裏方のあなたちゃんを独自の解釈で可視化した存在(アイドルマスターで言う赤羽根Pや武内Pの立ち位置に近い)である。スクスタに侑を出すのはあえてプレイヤー次第でどうとでも解釈できるよう抽象化したあなたちゃんの概念を固定してしまうことに繋がり、一部ファンからの反発も起こりかねないため、公式での共演はほぼ絶望的になっている。
世界観も異なり、スクスタは鬱展開の多い殺伐とした作風なのに対し、アニガサキは全体的に後味の良い明るい作風とまったく真逆。
特に物語最大の分岐点となっているのが第一回スクールアイドルフェスティバルの開催で、スクスタではここで中川菜々を落選させ新たな生徒会長になった栞子が妨害してくるのに対し、アニガサキでは菜々が生徒会長のままで特に何の弊害もなく開催が決まってしまったためタイミング的に栞子を出すのは難しくなっている。それでも、侑よりかはハードルは低いと言える。
冒頭で指摘したように両者とも黒に緑と似たような色使いをしているのは「両者の共演はない」という公式の暗示なのでは?と考察するファンも居る。
ニジガク同好会の「10人目」
上述どおりメディアミックスでキャラデザが違うため、ニジガクの商品が発売される際は必ずスクスタ版とアニガサキ版で分けて発売される傾向にある。
【スクスタ版】
スクスタの方はODAIBAゲーマーズオープンに当たっていち早く商品化が始まっていたが、2020年8月3日に栞子の正式スクールアイドル化が決まると、既存の9人に加えて10人目として彼女のグッズ化も進行するようになった。
【アニガサキ版】
一方アニガサキは元々ニジガクはアニメ化を想定していなかった作品のため、2019年にアニメ化が決まった後翌年の2020年1月29日に当時は名無しの状態で侑の姿が公開。その後公募で「高咲侑」という名前が付いた。
しかし実際アニメが放送されると、予想外に侑の人気が出てしまった影響でスクールアイドルではないにも関わらず2021年2月を境に事実上の10人目としてこちらも個別商品の発売が決定。
そのためスクスタとアニガサキで10人目が異なるという非常に特殊な事態が発生してしまっている(ただしスクスタでもメインストーリー上では正式な10人目はアニメの侑ポジションのあなたちゃんである)。
ちなみに2021年1月から電撃G'sマガジンとアニガサキの合同企画で行われた「ちょい足しペア投票企画」では、第6弾で侑とのカップリング相手を決めるウェブ投票の選択肢に誤って栞子が混入。
当然「栞子と侑の夢の共演が見たくてたまらない」ファンによって栞子に票が集中し、投票から6日後に不備だったと修正が入り、公式が謝罪する事態になっている。
また、2021年4月から開催される「セガコラボカフェ」の虹ヶ咲キャンペーンでは、日程を分けて侑と栞子のコラボドリンクとコースターが販売されるという対応に出た。
(なお著作権表示は当初はスクスタ版は従来の通りのプロジェクトラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会及び©KLabGames ©SUNRISE ©bushiroadが併用されていたが2021年度に入った付近では2020 プロジェクトラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会のみとなっている。アニメ版は当初より2020 プロジェクトラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会のみ)
キャストや公式イベント内の扱い
「メディアミックスで10人目が異なる」というニジガクの異端過ぎる特徴は、キャスト陣が参加するニジガクの公式イベントでも影響している。
2020年9月に開催された「虹ヶ咲2nd_Live」、2021年3月開催の「虹ヶ咲校内シャッフルフェスティバル」では栞子役の小泉萌香が参戦したが、2021年5月開催の「虹ヶ咲3rd_Live」には出演せず侑役の矢野妃菜喜が参戦している。
このように2ndライブ以降は10人目のキャストが入れ替わる扱いとなっており、キャスト同士ですら共演NGとなっている。そのため、イベントで11人を揃えてほしいというファンの声も多い。
一応イベント以外だとプライベートで行われたクリスマスプレゼント交換会で11人が揃ったようだ。
と狙ったのかたまたまなのかやけに共通点が多い。
所属事務所が既存のキャスト9名の誰かと同じという共通点もあり、小泉萌香は桜坂しずく役の前田佳織里と同じアミューズ、矢野妃菜喜は優木せつ菜役の楠木ともりと同じソニー・ミュージックアーティスツ所属である。