雑誌情報
概要
まんがタイムきららの姉妹誌である。
もともとは系列誌の増刊だったが2005年9月より独立創刊した。
創刊の経緯
まんがタイムきららの読者があまりにも男性に偏ってしまったため、女性にも受け入れられるように「きらら」から派生させたもので、ベテラン4コマ作家の胡桃ちのや竹本泉といった少女漫画家、きゆづきさとこ・吉田美紀子・おーはしるいら女性作家を数多く起用し、作風も女性的なものを増やした構成としてスタートした。
しかし、その後きららにも女性作家が数多く起用され、逆に上記の作家で現在も「キャラット」に連載しているのは竹本泉ときゆづきさとこだけになり、現在の位置づけはきららの平行誌に近いものになった。それでも、現在でも「きらら」より女性読者は多く、購読者の男女比率は概ね男性8:女性2程度の割合で推移しているという。
このためか、系列他誌と比べ連載作品の作風は万人向け傾向があり、メディア化作品も多い。2018年現在、他誌と並行連載をしていた作品(数号のみのゲスト掲載除く)を含めるとアニメ化作品は11作品16期分(うち一作は携帯電話向けアニメ、二作は並行連載先が本掲載誌)あり、他のきらら系列雑誌(まんがタイムきらら含む)やその他の芳文社漫画雑誌を含めても最も多い。
2005年9月~2007年9月までは、「キャラット」の増刊として「男性向け少女漫画誌」と称する「コミックエール」が隔月で発行された。
雑誌レイアウトはきららと全くといっていいほど同じで、慣れないと間違えやすい。
毎号表紙の「まんがタイム」の「ム」の右のあたりに小さく小ネタが書かれている(これは系列他誌には無い)。
なお本誌は4コマ誌であるが、竹本泉氏の連載枠は例外的にストーリー形式となっている。
連載作品
主に記事のある作品を中心に連載開始の早い順にまとめた。連載終了作品も含まれる。太字はアニメ化作品。※は特殊な理由で一部映像化されており、後述する。
火星ロボ大決戦!(なかま亜咲)※1…「COMICぎゅっと!」休刊に伴う移籍
GA芸術科アートデザインクラス(きゆづきさとこ)…「COMICぎゅっと!」休刊に伴う移籍
正義ノ花道(ウロ)
mono(あfろ)…まんがタイムきららミラク休刊に伴う移籍
メイドさんの下着は特別です。(みらくるる)
RPG不動産(険持ちよ)
先パイがお呼びです!(むっしゅ)
かぐらまいまい!(あひる)
魔王の娘からは逃れられない(うら)
しずねちゃんは今日も眠れない(逸見)
またぞろ。(幌田)
※1…作者のアニメ化作品「健全ロボダイミダラー」が事実上の続編ともいえ、一部キャラクターが引き継がれている。また同じ「ぎゅっと!」出身の「GA」にも一部ロボットがカメオ出演。
※2…主人公たち二人が三者三葉アニメにゲスト出演する形で部分的にアニメ化
並行掲載作
上記の中でもドージンワークはまんがタイムきららまんがタイムきららフォワードに並行掲載していたがこちらが初掲載誌であり本掲載誌である。対して以下の二作品はきらら本誌をメインにこちらにも数年間掲載していた。
三者三葉(荒井チェリー)
けいおん!(かきふらい)…続編のうち「けいおん! highschool」は同誌で掲載。