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鉄鍋のジャンの編集履歴

2021-05-28 22:04:18 バージョン

鉄鍋のジャン

てつなべのじゃん

『鉄鍋のジャン!』とは西条真二による日本の料理漫画

概要

料理漫画主人公なのに外見も性格も極悪非道である。

料理漫画の主人公なのに料理勝負に勝つために手段を選ばない。

料理漫画の主人公なのに周囲に嫌われまくり。


・・・な主人公「秋山醤」が、


料理漫画なのに幻覚作用のある料理を出したり

料理漫画なのに蛆の入っている料理を出したり


・・・と言う、他にはない料理漫画である。


『食べられるラー油』や「電子レンジをつかった調理方法」など、今では珍しくないが、連載当時の1990年代としては先見性のあるエピソードも確認される。

また、料理漫画では意外と突っ込まれない特異な料理に対する印象(美味だけど奇抜で客に選択権があるために店で出すには不向き)など、時折現実的な言及がされることも。


さらに作中では中華料理故にゲテモノ。クマの手、カエルは勿論、の生き血ゼリー』『ハクビシン&犬肉の中華陰陽鍋』『サメ肉のしゃぶしゃぶ・ハツ肉(心臓)入り』といった信じられない数々のトラウマエピソードがある。


連載終了して数年後、2006年には続編『鉄鍋のジャンR』(以下・続編「R」)が掲載された。

さらに2017年には掲載誌を『月刊ドラゴンエイジ』に変えてそのまた続編『鉄鍋のジャン!!2nd』が掲載されている。

2015年に「近代麻雀」でスピンオフ作品鉄牌のジャン!』が連載された。


正式なタイトルは鉄鍋のジャン!なのだが、タグとしては「!」なしの鉄鍋のジャンの方が多く使われている。


登場人物


秋山醤(あきやまジャン)

極悪な顔をした主人公。笑い声は「カカカカカカ」

祖父に虐待に近い料理修行をされたため、腕は良いが、性格に問題が…。

料理勝負に勝つためならどんな卑怯な手段でも迷わず選ぶ。

信条は「料理は勝負」

意外にも女装が似合う!?いや、似合うのも当然で別名義で描かれた成人漫画にソックリな看護師が登場する。無論女装では無く正真正銘保証書付きの女性である。


2ndではNYあたりの何処かの店で料理長をやっている模様。終盤にひょっこり現れたが他のライバルが立派な親父だというのに容姿が変わっておらず全く歳を取っていない(そのせいでジュニアと並ぶと兄弟にしか見えない)。


秋山階一郎(あきやまかいいちろう)

ジャンのおじいさんにして、師匠でもある中華料理の達人。

ジャンの背中に無数の深い傷を残した、かなりのスパルタ教育者。

病気のため味覚がマヒし自ら命を絶った。


五番町霧子(ごばんちょうきりこ)

「五番町飯店」の跡取り娘。

勝つために手段を選ばないジャンと対立する。

信条は「料理は心」。


五番町睦十(ごばんちょうむつじゅう)

霧子のおじいさんで、「五番町飯店」のオーナー。

秋山階一郎とは中華料理の真髄を求めて大陸を旅した親友であり、永遠のライバルでもある。

一見ヨボヨボに見えて、かなりの筋肉質ジジイ。

最終回直前・ジャンと料理勝負するエピソードがあったが、勝負開始のところで高齢がたたり倒れ、死亡。


セレーヌ楊を自ら面接して採用しておきながら、店で会った時に「お前さん誰だ?」と本気で聞いてしまうくらいにはボケが来ていた。


小此木タカオ(おこのぎたかお)

「五番町飯店」の見習い。ジャン・霧子とは同い年。

料理の腕はイマイチだが、とあることをきっかけにジャンの理解者になる。

後に下記のセレーヌと仲良くなり結婚、彼女の実家である神戸の中華料理店に移りオーナーとなって夫婦で切り盛りしている。


セレーヌ楊(せれーぬやん)

料理大会編で初登場、中国人を父にフランス人を母に持つが生まれも育ちも神戸というややこしい関西娘。これもまた巨乳。

信条は「料理はコテコテ」。

本来鹹味(塩辛味)の春巻きを甜味(甘味)で作るなど柔軟な発想ができる。

後に5人の子宝に恵まれる肝っ玉母さんとなるが、自分そっくりの娘たちに劣らずまだまだ美人。


大谷日堂(おおたににちどう)

パンチパーマと眼鏡が特徴の料理評論家。若いころは美少年~イケメンだったが、今ではどう見ても悪堕ちした京極さんにしか見えない。

審査員という立場から、作品の大半はこのおっさんのアへ顔を拝むことになる。

秋山階一郎と睦十らの古い友人、というより宿敵。

ジャンに大恥をかかせようと凄腕の料理人を差し出し戦わせたり中華料理大会を企画したりもした。

続編「R」にも登場、そこでは娘(養子)が登場する。

2ndでも相変わらずな出で立ちで登場。腕っぷしが強く失態をやらかす甥を八つ当たり同然にフルボッコにしている。


尾藤リュウジ

通称「XO醤のリュウ」。

大谷がジャンに勝負をけしかけた刺客第1号

自らの力量に酔いしれて敗北、続編「R」でパワーアップして再登場。


蟇目壇(ひきめ だん)

五番町飯店の大先輩。中華の本場、中国各地を旅した凄腕料理人

挨拶代わりにジャンの腕をへし折り、負けたらもう片方の腕もへし折るという鬼畜。

続編「R」でも登場。


伍行壊(ゴ ギョウカイ)

一見真面目なメガネ男だがこれまでの料理人でもっとも危ない男。正確には古代中国に暗躍した毒殺を主とする殺し屋・裏食医の末裔。

ジャンの挑発に乗ってついに現した本性はトラウマものである。


続編「R」および2ndでも登場。

現在作者が連載中のスピンオフで主人公を務め、1話で裸エプロンを披露している。


湯水スグル

秋山に料理勝負を仕掛けてきた少年大富豪、本来料理人ではなく完全な暇人&素人だが、その腕はなかなかのもの。

第二回料理大会にも自ら経営する店の料理人として参加。

両親を飛行機事故で亡くし、奇跡的に助かった執事の刈衣とともにサバイバルを余儀なくされた過去がある。


続編「R」ではグループ会長となって登場。

ジャンを五番町飯店から自らの料理グループに引き抜く勝負を仕掛けてきた。

2ndには登場しないものの、自分とは違って料理人な娘たちをもうけている。


刈衣花梨(かりい かりん)

湯水家に代々仕えてきた刈衣家の末裔、スグルと共に搭乗した飛行機事故を経験した執事。

今は湯水家の財産を管理する凄腕秘書というべきか。そしてスグルの母親代わり。

素人とはいえジャンを料理勝負で苦しめた張本人。続編での彼女はやや巨乳が強調されてた。


2ndではヒロインの母親として再登場、前述のぼっちゃまとはおねショタの関係であったことを知らしめた。(執事から社長夫人兼経営者に転身した点はかなりの大出世であり、娘にも男選びを叩き込んでいる。)


黄蘭青(こうらんせい)

第二回料理大会編にて登場

昔秋山階一郎と睦十が2人がかりで対戦し引き分けた中国の料理帝王、『百蘭王』の直孫。


信条は「料理は半歩先」

相手の行動を見抜いてしまい数々の予想を的中させ、さらにはをつかった料理勝負で一時ジャンを震撼させた事もあった。


桃明輝(トウ ミンキ)

若き日の秋山階一郎と五番町睦十が戦時下の中国で初めて知り合った馬賊の女頭領

さらに少年時代の大谷日堂とも面識が!


最終回にて年老いた彼女が登場。

ジャンが「婆ちゃんっ!」の一言から階一郎の妻になったことがわかる。

中国最大の料理店オーナーでジャンとキリコを修行に連れて行った。


続編「R」にて会話の中で彼女が亡くなったことがわかる。


幻の最終回(単行本にて収録)

作者いわく料理漫画としてのイメージを破壊しかねないエピソード

料理修行を終えたジャンとキリコの帰還を聞いて墓場から蘇るサイボーグジジイ達・・・

黒歴史状態。



続編「R」(レボリューション)の登場人物たち

大谷日堂主催の大会とそのスポンサー料理チェーン『十三龍』の大谷杯・十三龍編

湯水スグルの料理開発グループとの対戦、セレブ料理審査編の二編


大谷水月

名字からして大谷日堂の養女、かなりの美少女であるがかなりの怪力。

亡くなった実父が親戚である日堂に瓜二つ。

大会にて数々のコスプレ姿を披露。しまいにはマイクロビキニ姿を披露(これにはトラウマ)

性格は百合体質。

2ndでは百合のくせに妊娠していたことが判明し、日堂の召集に応じられなかった。


ジャンR三人娘


ブルー・メナール - 十三龍の料理人。筋肉質のうえにメイド服を着た濃いおネエキャラからしてトラウマ。かなりの人望者。


佐藤田

チェーン「十三龍」オーナーの執事にして秋山が最後に戦った相手

「21世紀・料理の錬金術師」の異名を持つ


スピンオフ

鉄牌のジャン


近代麻雀誌で連載されたスピンオフ漫画。(脚本・森橋ビンゴ)


スターシステムによりジャン、スグルといった一部のキャラクター達がそのまま登場してくれる。


基本的には麻雀をする話。時折料理勝負などの展開が出てきてくれた。


鉄鍋のジャン!!2nd


秋山醤と五番町キリコの息子、二代目ジャンを主人公としたまさかの続編です!

角川書店「ドラゴンエイジ」で連載、単行本全7巻。


秋山ジャン

訳あって父親と全く同じ名前が気になる。通称ジュニア。

幼い頃から母キリコから厳しい修行をされてきた。

生意気な言動と外見は父親に似ているものの異常者ばかりの親族よりは大人しく且つマザコンで、ヤンチャでやりたい放題だった父親の様な威厳はなく店内の扱いは下っ端かつ弄られキャラである。

父親との見分けとしてツンツンヘアーが特徴でタワシ呼ばわりされている。

両親が悪い意味で有名なため七光りどころかとばっちりばかりを受ける苦労人である。


湯水あんん&るぅい

一応2ndでのヒロインでキリコのポジションに相当する、湯水スグルの娘たちで双子姉妹。区別するには眉や口元が上向きに怒った感じが妹・あんん。にこやかな顔が姉・るぅい。


あんんはジュニアの彼女を自称し周囲に吹聴しているが、当のジュニアとは喧嘩する仲で本人からきっぱり否定されている。しかし、あんんは割りと本気でジュニアを落とそうと考えており色仕掛けをしたことも。


るぅいは妹と比べるとあまり目立たずどちらかというと賑やかし要員。同じニコニコしている者同士気が合うのか、マリオと付き合っている。


小此木マリオ

小此木タカオとセレーヌ楊の息子。ジュニアの兄貴分でもありライバルでもある。普段は標準語だがテンションが上がると関西弁が出る。下着が気持ち悪い。

四ツ子の妹達はメイド服を着て家の手伝いをしている。


伍行姫(ゴ ギョウキ)

現・五番町飯店香港支部の店長を務める伍行壊の一人娘。ジュニアとは幼馴染みで「五行姐さん」と呼ばれている。見た目はゴスロリの小学生だが実年齢21歳の合法ロリ


大谷一族

言うまでもないが大谷日堂の親族一同。男衆は部分的に似てる点が多い。女衆は似てない。

甥の一人、木琴はジュニアにライバル視されているが気にしない。


阿武隈美紗

北海道の中華料理人で地元では料理アイドルとして活動している。前作に登場しただのザコで見せ場が無かった父親とは違いこちらは決勝戦まで勝ち上がっている。

Gカップの巨乳メガネっ娘で、あんんとはジュニアを取り合う女の敵。


ロペス・アギーレ

秋山醤(父)の部下で2ndの実質的なラスボス。料理長である父醤と勝負するためにジュニアを狙っている。何故か所属している店名が明かされず無名の料理人扱いである。そのうえジュニアとは殆ど会話が無いため「素性は判らないがとにかく強い」という扱いのキャラ。


関連タグ

週刊少年チャンピオン

西条真二

中華料理 トラウマ

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