メレ
めれ
概要
臨獣殿の女性幹部で臨獣カメレオン拳の使い手。
若い女性の姿だが、元は一度死んでいる身のリンリンシー(本作における一種のゾンビ)であり、臨気により生前の姿に擬態しているに過ぎない。
カメレオンらしく、周囲の風景に擬態したり舌を伸ばして攻撃できる。
幻獣拳使いとなった際は新たに幻獣フェニックス拳を会得し、こちらでは炎を操れるようになった。
「自分より格下とは戦わない」主義で、ゲキレンジャーを「カクシターズ」と呼ぶ。また、自身に立ち向かったゲキイエローこと宇崎ランに対し「何笑ってんのよ!格下のくせに…」と叫んだことも。
リンビーストはカメレオン型のリンカメレオンだがあまり見せていない。
ちなみに扇子を持っているが、こちらは武器としては使用せず、もっぱらサイが武器である。
死してずっと孤独に苛まれていた自分を蘇らせてくれた理央に深い愛情を抱き、部下やゲキレンジャー達には冷たい態度で接するが、理央の前では可愛い乙女になる。
また忠誠心も並大抵のものではなく、スネーク拳のブラコが、死者に命を与えるリンギ『真毒』を餌にちらつかせ「生き返りたければ理央を裏切って自分につけ」と誘った時も、それを拒絶してブラコを倒し、生者に戻るチャンスを自ら放棄して『真毒』を理央に捧げたほど。
面倒見も良いらしく、恋に悩むマガに叱咤激励したり、約束通り賄賂を持ってきた落ちこぼれリンシーに無限烈波で力を与えている。
終盤でようやく理央と心が通じ合い、ゲキレンジャーと和解したのも束の間、ロンが正体を現した無間龍に噛み砕かれ、理央の腕の中で消滅した。
ゲキレンジャーVSボウケンジャーでは、最初に西堀さくらと激戦し、その後、ゲキイエロー、ボウケンイエロー、ボウケンピンクの3人と激戦を繰り広げるが、彼女たちに敗れてしまう。
ゴーオンジャーVSゲキレンジャーでは、復活したロンを倒すために「日没を過ぎれば永遠に地獄を彷徨う」という禁呪に手を染めながらも理央と共に復活する。ゴーオンジャー、ゲキレンジャーとともに並んでの名乗りにも参加した。
海賊戦隊ゴーカイジャーではレジェンド大戦に参戦、レンジャーキーも存在するなど、かつては敵側の幹部でありながらスーパー戦隊の一員と認められている存在である。そのため、事実上戦隊シリーズ初の女性グリーンと位置付けられている。
スーパー戦隊ヴィランズに参戦、復活…2099年4月1日上映予定?
勿論これはエイプリルフールのフェイクだが、2018年6月に公開されるVシネクスト「宇宙戦隊キュウレンジャーVSスペース・スクワッド」に参戦することが正式に発表された。
同じくカメレオンモチーフであるグリーンヒロイン・ハミィとの絡みもある。自身の最期に納得しているうえに、彼女にとって戦う動機であった理央もいなかったためか、他の再生された面々よりか乗り気ではない様子だった。
技
リンギ
- 無限烈波(むげんれっぱ)
伸ばした舌で相手のツボを突き、相手を活性化させる。
- 絡撃拳(らくげきけん)
相手の激気や臨気で作り出した技をサイで受け止めて倍にして返す技。
- 舌禍繚乱(ぜっかりょうらん)
鋭い舌を素早く伸ばして連続突きを行う。
- 吊姿固(つるしがため)
リンカメレオンの舌を伸ばして敵を捉える。
臨獣アングラーフィッシュ拳ムコウア戦で使用し、鮟鱇の吊し切りよろしくズタズタに切り裂いた。
- 槍舌突針(そうぜつとっしん)
リンカメレオンの舌で連続で敵を連続で貫く。
- 臨開放(りんかいほう)
親指で体を突く事で臨気を解放する。血盟の儀式で使用し、臨気を解放させて幻気を覚醒させた。
秘伝リンギ
- 無効消波(むこうしょうは)
対象のツボを押す事で相手の気の流れを止め、相手の動きを封じる。
- 可憐突破(かれんとっぱ)
ゲキレンジャーとの合体技、サイを構えて的に突撃する。
ゲンギ
- 幻気充填(げんきじゅうてん)
フェニックス拳メレに変身する際に使用。
- 火将危願(ひしょうきがん)
体を火炎に包んで、周囲を焼き尽くす。
名前は「飛翔」と「必勝祈願」のもじり。